ジョーカーのレビュー・感想・評価
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悪の誕生を弱者視点で描いていてヤバい映画
悪に染まるにはそれ相応の環境があるのでしょう。
この映画はそれを美化するでも無くとても濃く(ホアキン氏の演技力によるところが大きい)重たく描いている。
市長候補やデニーロが悪人か善人なのかはあくまでジョーカーの視点に終始している。
そして彼の人生は彼曰く喜劇であり、死を喜劇とするか悲劇とするかは「主観」と説いている。
劇中の社会の弱者は彼をヒーローとして崇拝して物語は終わっていく。
個人的にこの映画が社会に与える影響が少なからずあるのではないかと思い、この映画を簡潔に表現するなら「ヤバい映画」となった。
(ジョーカーには力も財力も無い。この映画の彼に力があるとするなら「銃」だけなところもアメリカという国を思うと恐ろしい)
ただ、映像美、胸糞が悪くなる程の脚本、本当に異常者なのではと思う程のホアキン氏の演技力等を総合的に判断すると近年ではなかなか無い傑作だと思う。
ジョーカーの誕生まで。 狂気的な「ダークナイト」とは違って、社会か...
ジョーカーの誕生まで。
狂気的な「ダークナイト」とは違って、社会から疎外され、心が壊れていく、悲壮感が漂う。
徐々に落ちていくホアキン・フェニックスの演技がすごかったです。
すごく良かったんだけどね
入り込めたし、ストーリーも面白いと思った。
ジョーカーにがっつり感情移入してしまったし、
周りの人間に怒りを感じてしまう。
こんな社会に対して絶望感を感じる。
ジョーカーが最後で嫌な奴を殺したときスカッとした。
カタルシスを感じるって言うやつ?
ただ、そのあと
本気でジョーカーのようになってしまう人がいるんじゃないかと心配に…
それで⭐️3つ
そんなのは杞憂だと思うのだけど
本当の悪は笑顔の中にある
2019年10月15日
#ジョーカー 鑑賞
@ユナイテッドシネマキャナルシティ13
本当の悪は笑顔の中にある
話題作ということです、平日の夜でも結構お客さんいました。
#ホアキン・フェニックス の演技に尽きる映画ですね
途中、妄想に陥っていたシーンがあったが、あれはない方がいいかな。狂気と理性の塀の上を歩き続けてほしかった
#ホアキン・フェニクス#ロバートデニーロ
これが真実なんだと
実はバットマンの話が嫌いでした。(ダークナイト3は好きだけど)
ゴッサムシティが酷い状態になるまで、何故ウェイン財閥はその巨万の富で救わなかったのかと
パパ.ウェインは殺される理由はあったと昔から思っていた(その妻にはないが)
すごくいい映画でした。
ただハッピーエンド好きな私としては多分2度と観たくない映画です。
DVD鑑賞でホントに良かった。
ただ、主演の方の心が病まなければ良いと心から思います。
ただただ美しかった
ホアキン・フェニックスの身体の説得力。色彩感。笑いたくないのに笑うことに抗えない哀しさ。ジョーカーがコメディアン志望だなんてこれまたとんでもない皮肉。冒頭の1シーンですぐにこの映画面白い…と悟りました。ロバート・デ・ニーロも良き役であった。
今年の一番
暗い画面、腹に響く低音の音楽、ホアキン・フェニックスが演じるアーサーの悲しい笑い声が繰り返される。救いのない物語だが、この物語でカタルシスを感じるほど、社会の中で日々消耗している人が多いのだろう。
個人的には、現在禁煙をしているため、アーサーがしきりにタバコを吸うのも辛かった。喫煙者は映画館を出たらまず一本吸うだろう。
今年それほどたくさん見ていないが間違いなく一番。
最高にヤバイ‼️ 話の流れも非常に良い。 始まり方も良し、ラストも...
最高にヤバイ‼️
話の流れも非常に良い。
始まり方も良し、ラストも非常に衝撃的。
始まりから最後まで、不気味な笑いがなんとも言えない。
ストーリーを作り出す音楽も、効果音としては最高です。不気味さを増長させている。
笑いの神になりたかった人間が、悲しい生い立ち故に、最後には悪の教祖のようになってしまったという、悲哀に満ちた物語。
貧富の差と混乱の世の悲しさも上手く表現されている。
ホアキン・フェニックスの演技も最高に良い。
作品の作りが全体的に素晴らしい。
文句のつけようがない。
⭐️追伸⭐️
「不気味な笑い 〓 底知れぬ悲しみ、悲痛な叫び」
(私的には、R15指定にしなくても良かったのでは、、と感じます。)
ホアキン
予告で流れていた「ピエロはもう飽きた」(by ハーレイ・クイン)にニヤニヤしていたのに。
冒頭からかなりギリギリの日常が描写されて噂通りの鬱展開だなあと思っていたら、そんなもんじゃすまなかった。持ち逃げしたアレを読んだあたりでもう私のライフはゼロに。あんな大事なところ見逃したら、一生後悔しますよ。あとはダークサイドに落ちゆくのみで暴徒と一緒にヒャッハーである。ラストの意味に全然気づかず、エンドクレジットで無事正気に戻ったが危なかった。
ホアキンじゃなければ成立しない、ヒースとは別のジョーカー。何が怖いって、うっかり弱っているときに観ようものなら、「ジョーカーは私だ」と思わせかねない所。
笑いと狂気と緻密に組み立てられたシナリオって『ハング・オーバー!』と同じ説明ができてしまうのがすごいね。
ワーナーが「続編作る」とかバカなこと言い出さないといいけど。
最後に何故か清々しく
ジョーカーはバットマンの悪役という程度の情報で、評判の良い本作を鑑賞しました。
ホアキンフェニックスの演技にやられました。殺人は、悪い事なのに、感情移入しまくり、気付いたらアーサーを応援していました。地下鉄のヤッピー達がホント嫌味で、そんな奴ら撃っちゃえ!と←オイオイ。
アーサーが闇落ちするのは、哀しいはずなのに、最後には何故か凄いカタルシス。
謎がいっぱい。
バットマンの宿敵、ジョーカーの過去を描く。
なによりも驚きなのは、あの「ハングオーバー」のトッド・フィリップスが本作を手がけていることだ。そのことにずっと気をとられていた。
アーサー(ホアキン・フェニックス)がジョーカーになってしまう過程が緻密に描かれている。
コメディアンになりたかったアーサー。ピエロの扮装をしてサンドイッチマンの仕事をこなす。
カウンセリングを受けながら。
・・・・・
すべてがアーサーの妄想だとする説がある。
同じマンションの彼女の件りは妄想だとはっきり示されるが、ことによるとマレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)もアーサーの創作かもしれない・・・。
ホアキン・フェニックスの怪演と謎が散りばめられている脚本で、リピーターが続出しそうな感じ。日本での大ヒットは必然か。
DCコミックスの映画化で、オスカー戦線に登場できるか、楽しみなところである。
全く無理!
ジョーカー、バットマンの予備知識もないまま世間の高評価で鑑賞してしまい、個人的には途中で帰りたくなる程つまらなく感じてしまいました。
最近は子供達と鑑賞するドラ◯◯んとか、単純な物を観てるからかもしれませんが、ジョーカーのネガティブなストーリーが私の心を開いてくれませんでした。
特にあの笑いが…心理的に無理でエンドロールも見ずに撤収しました。
スカッとした
後味が悪いはずの映画ですが、不思議なほどスカッとしました。自分自身周囲とのズレに苦しむ部分はあるので、ジョーカーとなった後の振る舞いには爽快感を覚えたのでしょう。もちろん暴力は絶対にいけないことですが、周囲の目や危険性を気にしなければ、階段で踊り狂うくらいはやってみたい。
ダンシングピエロ
なんで俺金払ってこんな重い気持ちにならなくちゃいけないんだよ。
俺にとってバットマンは50年来のヒーローであり、スターウォーズや他のアメコミとは一線を画すのね。これは理屈じゃないの。でも今日はバットマンの活躍に疑問を持ってしまったのよ。能天気なヒーローが懲らしめる悪者、悪者になる前に救うのが本当のヒーローなんじゃないか?なんて…
半裸で踊るピエロがキモく嫌悪感あったのに、ジョーカーになってから踊るシーンはキレキレでカッコいい。ハーレィクインが惚れちまう理由がわかった気がする。
悪の天才ジョーカーの誕生譚
バットマンに登場するジョーカーは、アメコミ史上最も人気のあるヴィラン(悪役)といっても過言ではない。そんなジョーカーがいかにして生まれ、悪に染まっていったのか。それが描かれた映画になります。
コメディアンを夢見てピエロの扮装で人々を楽しませる仕事をしていた主人公アーサー。周りの人を笑顔にしたいという理想とは対照的に、彼の人生は暗かった。体の弱い老いた母親と二人暮らし。自身も精神的な障害で突然笑いが止まらなくなるという発作が起こるため市の運営する精神カウンセリングを受けていた。
心やさしい男であったはずのアーサーだが、紆余曲折あって三人の男を殺害してしまう。
ゴッサムシティで貧富の差が拡大して貧困層が富裕層に敵対心を持っていたことや、殺害した男たちが一流証券会社に勤める上流階級の人間であったことなどが理由で、貧困層の人間の中でピエロ(アーサー)がカリスマ的人気を得るようになり……というのが本作の概要。
鑑賞前から「賛否両論ある作品」ということが言われていましたが、本当にその通り。これは観る人によっては殺人犯を肯定的に捉えているようにも見えるかもしれません。「ジョーカーを貧困や暴力に追い詰められて人を殺めてしまった男として描かれている」というレビューも実際見ました。
ただ、私にはそうは見えませんでした。ジョーカーは「元より犯罪者としての欲求と才能を持つ男」に描かれているように感じました。私から見たジョーカーは、「母親からの呪縛によりコメディアンを夢見る男の皮を被って生活していたが、母親を殺害することで呪縛から解き放たれた犯罪のカリスマ」です。ジョーカーの人格や才能はそもそも生まれつきだったように見えました。
また、単純な殺人犯ではなく、自分の犯罪にある種の美学のようなものを持っている描写もありました。元同僚の小人症の男を殺さずに逃がした場面が特にそうです。アーサーの台詞、「君は私の悪口を言わなかった(だから殺さない)」というのは「ジョーカーには殺す殺さないの基準が存在する」という意味で、つまりは「誰かれ構わず殺すわけではない」ということです。
日本でも過去に「津山事件」という大量殺人事件が起こりましたが、犯人の都井は全く同じ理由で村人を殺さずに逃がしたというエピソードがあります。
単なる「快楽殺人者」ではなく「犯罪のカリスマ」としてのジョーカーが丁寧に描かれており、個人的にもこの描写は高評価です。
この映画は観る人によって評価が大きく異なる映画です。大絶賛する人も多い一方で、酷評する人もかなりいらっしゃるように感じます。登場人物の心情が言葉ではなく演出で表現されるため、受け取り手によって感じるイメージが大きく異なります。自分はどう感じたのか、鑑賞した人たちが各々の意見を語り合うのが非常に楽しい作品です。多くの人に観てほしい、そんな素晴らしい作品でした。オススメです。
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