ジョーカーのレビュー・感想・評価
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ここ数年でいちばんグッときた
記憶に残る映画でした。
ただ人を笑わせたい、
そんな優しい男を悪のアイコンに変えた原因は
自身の中に隠れてた潜在的な悪だとは言い切れなくて
世の中からの蔑み、嘲笑、無関心、暴力、孤独感だったりしたのかおもいます。
そしてなんといっても、
ホアキンフェニックスの演技!!
表情、動き、体つき、目線、笑い、泣き、、
すべての演技にひきこまれました。
ジョーカーとなった後も、
信頼してる人に向けた優しいような諦めたような表情が余計つらかった…
こんなに引き込まれた映画は久々でした。
心の闇
ジョークを言う人
昨年劇場で観て、改めてWOWOWにて。
この映画自体が「タチの悪いジョーク」。
時計の時間や利き手など、現実なのか妄想なのか分からず、全て信じることができない。
音楽も劇中で鑑賞されている作品も、演出として巧みで「映画」という手段を最大限に使って表現していると思う。
一方通行的なストーリーでなく、感想や意味付けは観る者に委ねる映画はやっぱり楽しい。
この映画を鑑賞後に思うことは、「悪のカリスマ誕生物語」と期待してはいけないのだなということ。悪行をしようと思っていたのではなく、積み重なりが結果として悪に走らせてしまった。そもそも「悪」も主観なので善悪の判断基準自体も曖昧ではないか。
「悪のカリスマ」ジョーカーを期待して、この作品のジョーカーがイメージと違うと言う人もいるだろうが、それも含めてこの作品はなおさら人それぞれでいいんだと思う。
明るい気持ちには決してなれないが、年に一度は観て新たな発見をしていきたい。
金持ちへの羨望を洗うカタルシス
本当の悪は笑顔の中にある
これが真実なんだと
ただただ美しかった
最高にヤバイ‼️ 話の流れも非常に良い。 始まり方も良し、ラストも...
ホアキン
予告で流れていた「ピエロはもう飽きた」(by ハーレイ・クイン)にニヤニヤしていたのに。
冒頭からかなりギリギリの日常が描写されて噂通りの鬱展開だなあと思っていたら、そんなもんじゃすまなかった。持ち逃げしたアレを読んだあたりでもう私のライフはゼロに。あんな大事なところ見逃したら、一生後悔しますよ。あとはダークサイドに落ちゆくのみで暴徒と一緒にヒャッハーである。ラストの意味に全然気づかず、エンドクレジットで無事正気に戻ったが危なかった。
ホアキンじゃなければ成立しない、ヒースとは別のジョーカー。何が怖いって、うっかり弱っているときに観ようものなら、「ジョーカーは私だ」と思わせかねない所。
笑いと狂気と緻密に組み立てられたシナリオって『ハング・オーバー!』と同じ説明ができてしまうのがすごいね。
ワーナーが「続編作る」とかバカなこと言い出さないといいけど。
最後に何故か清々しく
ジョーカーはバットマンの悪役という程度の情報で、評判の良い本作を鑑賞しました。
ホアキンフェニックスの演技にやられました。殺人は、悪い事なのに、感情移入しまくり、気付いたらアーサーを応援していました。地下鉄のヤッピー達がホント嫌味で、そんな奴ら撃っちゃえ!と←オイオイ。
アーサーが闇落ちするのは、哀しいはずなのに、最後には何故か凄いカタルシス。
謎がいっぱい。
バットマンの宿敵、ジョーカーの過去を描く。
なによりも驚きなのは、あの「ハングオーバー」のトッド・フィリップスが本作を手がけていることだ。そのことにずっと気をとられていた。
アーサー(ホアキン・フェニックス)がジョーカーになってしまう過程が緻密に描かれている。
コメディアンになりたかったアーサー。ピエロの扮装をしてサンドイッチマンの仕事をこなす。
カウンセリングを受けながら。
・・・・・
すべてがアーサーの妄想だとする説がある。
同じマンションの彼女の件りは妄想だとはっきり示されるが、ことによるとマレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)もアーサーの創作かもしれない・・・。
ホアキン・フェニックスの怪演と謎が散りばめられている脚本で、リピーターが続出しそうな感じ。日本での大ヒットは必然か。
DCコミックスの映画化で、オスカー戦線に登場できるか、楽しみなところである。
全く無理!
スカッとした
ダンシングピエロ
悪の天才ジョーカーの誕生譚
バットマンに登場するジョーカーは、アメコミ史上最も人気のあるヴィラン(悪役)といっても過言ではない。そんなジョーカーがいかにして生まれ、悪に染まっていったのか。それが描かれた映画になります。
コメディアンを夢見てピエロの扮装で人々を楽しませる仕事をしていた主人公アーサー。周りの人を笑顔にしたいという理想とは対照的に、彼の人生は暗かった。体の弱い老いた母親と二人暮らし。自身も精神的な障害で突然笑いが止まらなくなるという発作が起こるため市の運営する精神カウンセリングを受けていた。
心やさしい男であったはずのアーサーだが、紆余曲折あって三人の男を殺害してしまう。
ゴッサムシティで貧富の差が拡大して貧困層が富裕層に敵対心を持っていたことや、殺害した男たちが一流証券会社に勤める上流階級の人間であったことなどが理由で、貧困層の人間の中でピエロ(アーサー)がカリスマ的人気を得るようになり……というのが本作の概要。
鑑賞前から「賛否両論ある作品」ということが言われていましたが、本当にその通り。これは観る人によっては殺人犯を肯定的に捉えているようにも見えるかもしれません。「ジョーカーを貧困や暴力に追い詰められて人を殺めてしまった男として描かれている」というレビューも実際見ました。
ただ、私にはそうは見えませんでした。ジョーカーは「元より犯罪者としての欲求と才能を持つ男」に描かれているように感じました。私から見たジョーカーは、「母親からの呪縛によりコメディアンを夢見る男の皮を被って生活していたが、母親を殺害することで呪縛から解き放たれた犯罪のカリスマ」です。ジョーカーの人格や才能はそもそも生まれつきだったように見えました。
また、単純な殺人犯ではなく、自分の犯罪にある種の美学のようなものを持っている描写もありました。元同僚の小人症の男を殺さずに逃がした場面が特にそうです。アーサーの台詞、「君は私の悪口を言わなかった(だから殺さない)」というのは「ジョーカーには殺す殺さないの基準が存在する」という意味で、つまりは「誰かれ構わず殺すわけではない」ということです。
日本でも過去に「津山事件」という大量殺人事件が起こりましたが、犯人の都井は全く同じ理由で村人を殺さずに逃がしたというエピソードがあります。
単なる「快楽殺人者」ではなく「犯罪のカリスマ」としてのジョーカーが丁寧に描かれており、個人的にもこの描写は高評価です。
この映画は観る人によって評価が大きく異なる映画です。大絶賛する人も多い一方で、酷評する人もかなりいらっしゃるように感じます。登場人物の心情が言葉ではなく演出で表現されるため、受け取り手によって感じるイメージが大きく異なります。自分はどう感じたのか、鑑賞した人たちが各々の意見を語り合うのが非常に楽しい作品です。多くの人に観てほしい、そんな素晴らしい作品でした。オススメです。
すべては夢?
冒頭、アーサーが痛め付けられるシーンから作品に引き込まれ、アーサーがいかにしてジョーカーになるかと考えながら観ることになる。行政の福祉サービス、職場、恋人、母といった、アーサーと社会を繋ぐものがすべて消え去った時、アーサーはジョーカーとして覚醒する、というあらすじなのかと思わされる。しかし、恋人の家に乗り込むシーンで、今までの描写はアーサーの想像かもしれないことが示唆され、ラストシーンに繋がる。どこまでがジョーカーの想いなのか、どこまでが事実か疑問を抱かせながらエンドロールは終了する。
これから何度観ても、ジョーカーに振り回されるに違いない映画。
なるほど
コメディアンから殺人鬼への転職活動
※DCはデップーのみ、バットマンシリーズ初
ジョーカーはなんかやべえやつという認識で観賞
まずパッと見た時の感想として
ホアキンの肉体と踊りに釘付けだった。
やたら動きが最高でタバコ吸う姿がかっこよかった。
物語的には
こういう世界になりそうで怖いなあって思ったことと、
アーサーはずっとコメディアンになりたかったけど殺人鬼の方が天職でイキイキしはじめたから
人は突き抜けるとまじやべえな
転職に成功してるな
って感想でした。
その後
音楽も画面も物語ももっと調べたくなったので
パンフレットと解説も聞きました。
↓見て聞いたのち
最後のシーンの違和感が
あ、そういうことだったのかああ
と驚愕。
こんなのジョーカーじゃない!ってなってる人は
キャラクターでみてるのであって
この映画のジョーカーの見方は
ジョーカーという根本の混沌とした部分を
現代社会、監督とホアキンのジョーカー的部分のフィルターを通してできたものなんだなと
自分はそんな感じで着地しました。
何も知識入れずに見ていた時、このジョーカーのやってることに痛快してしまった自分の心にはジョーカーがいるんだなと…監督のあれにまんまとハメられた気持ちです。
これからダークナイト見ようと思いました。
あと、
2つほどキスシーンがでてきたけど
2つともいろんな意味でめっちゃよかった。
最初のはくそかっこよすぎだろとなり、
二つめはおばさん、やな奴に唇奪われて最悪だろうな
と。ちょっとした自分の中のベストシーン
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