「怒りが正当だからと言って、人殺しまで正当化されるのか?」ジョーカー お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
怒りが正当だからと言って、人殺しまで正当化されるのか?
精神に重い障碍を負っている主人公が、数々の殺人の末にJOKERと呼ばれるようになるいきさつを描いた映画です。
……と、↑この1行を見ただけで、日本映画界では絶対に撮られる可能性がないテーマであることは分かると思います。
そういう主人公ですから、主人公の主観のうち、いったいどこまでが妄想で、どこからが現実で……を意図的にボヤかして描いているため、観客のゾワゾワ感を強烈に刺激する映画に仕上がっています。
すでにJOKERがバットマンと戦った鬼気迫る映画を数年前に観た人が対象なので、ようやく成立するストーリーなのだと思いますが、前作同様、危険きわまりない作品だと感じました。
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