劇場公開日 2019年10月4日

「紛れもなく名作」ジョーカー なるさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0紛れもなく名作

2019年10月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

単なる映画としても、芸術作品としても、バッドマンシリーズとしてみても完璧な作品。
演出の細部が作り込まれていて、ただの「ジョーカー誕生秘話」ではない。まさに圧巻。腹と耳の奥に響く暗い音楽、憂鬱なストーリーに反して鮮やかな色彩。ホアキン・フェニックスの怪演!ジョーカーを演じているのではなく、ジョーカーに乗っ取られているかのような演技っぷりだった。
そして、映画とリアルが絡み合っていく現在。便乗して「私はジョーカーだ」と憂う人のなんと多いことか。今年のハロウィンにジョーカーを演ずる人は山ほどいるだろう。危険すぎる名作。だが観ないわけにはいかない。

なる