「悲愴感」ジョーカー ゆうすいさんの映画レビュー(感想・評価)
悲愴感
アーサーの生い立ち、環境から来る悲愴感は凄まじかった。
なるべくしてなった哀しい犯罪者。
昔、心理学者の河合隼雄先生が講演で
西欧人は何となく人と繋がるという事は無いから、
神との繋がりが無くなったら凶悪犯罪者になるしかない、と仰っていましたが、
孤独と希望を失う閉塞感がいかに無関心な周囲に憎悪を生むか体現していた。
日本でも孤独や絶望からくる無差別殺人は起こるけれど、あの人達もそうだったのだろう。
だけど狂気はヒースレジャーの方が凄かった。
ホアキンフェニックスのジョーカーは同情や共感できるので、サイコパス的な底無し狂気は感じなかったなあ。
だけど今のアメリカの突き進む姿に警鐘を打ち鳴らす意味で秀逸でした。
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