「アメリカ映画界の底力」ジョーカー デイビット・ジャガーさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカ映画界の底力
漫画、アニメは日本を代表する文化と言いながら、映画化される殆んどの作品が、高校生同士の恋愛ごっこという日本映画界で、ここまで、現実とシンクロした、リアリティーのある作品を、漫画から派生させて、作り出せるだろうか?
バットマンという漫画の、一悪役キャラクターを、現在、世界中に蔓延する問題の象徴として描くのと同時に、漫画の設定や世界観とも、しっかりリンクさせている辺り、アメリカ映画界の底力を、改めて見せつけられた。
個人的な印象だが、このジョーカーは、クリストファー・ノーラン作品の「ダークナイト」で、ヒース・レジャーが演じたジョーカーと見事に重なって見えた。
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