劇場公開日 2019年10月4日

「キング・オブ・ナッシング」ジョーカー 浮遊きびなごさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5キング・オブ・ナッシング

2019年10月5日
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鑑賞方法:映画館

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浮遊きびなご
カンタベリーさんのコメント
2024年5月31日

ブルースウェインが親の仇と狙いピエロの強盗は、ジョーカーでは無い赤の他人、全く無名の市井の一人というさりげない描写にハットさせられた。

カンタベリー
MAKOさんのコメント
2020年11月10日

後ろめたいカタルシス。
正にこの作品を言い表すに相応しい至言ですね。

MAKO
レモンブルーさんのコメント
2020年10月18日

このレビューも大変感動しました! 共感が、多いのは本当に納得です!

レモンブルー
カミツレさんのコメント
2019年11月4日

浮遊きびなごさん、お久しぶりです。カミツレです。
『バーニング』のレビューにコメントをいただいていたのに、返信が大変遅くなってしまい、まことに申し訳ないです。
山積する仕事に忙殺される日々が続き、アーサー程ではないですが、かなり追いつめられておりました……(^-^;)
あらためて今の時代、アーサーに共感できてしまう人って結構多いんじゃないかと思いました。

さて、こちらのコメント欄に書き込ませていただいたのには訳があります。
というのも、『バーニング』と『ジョーカー』って不思議と共通点が多いんじゃないかなと思ったからです。
どちらも社会的弱者である主人公が、じわじわと追いつめられていき……という話ですし、
物語が進むにつれて虚構と現実が入り混じり、両者の区別がだんだんと曖昧になってくるところも似ているなと思います。
あるいは、そのことが作品のテーマと密接に結びついているところも共通していますね。(妄想や願望は、当人にとっては単なる虚構ではなく“心的現実”になり得る。だから、両者を明確に区別することはできない。アーサーにとってそれは「ジョーク」であり、ジョンスにとっては「小説」)

この虚構と現実という問題に関して、『バーニング』の方で思いついたことがあるのですが、ネタバレを含む上、『バーニング』に限定した内容になってしまうので、自分のレビューのコメント欄の方に書かせていただこうと思います。よろしければそちらもお読みください。

追伸:共感数100件超えおめでとうございます!(*^―^*)

カミツレ
ぴーなつさんのコメント
2019年11月4日

このレビューに感銘を受けました。かねがね同意です。

ぴーなつ
浮遊きびなごさんのコメント
2019年10月8日

たくろ~。さん
浮遊きびなごと申します。
コメントありがとうございました!

>「大衆が自分に正直に生きているさまに笑っている」

それまでずうっと正直でいられなかった彼ですもんね。満足そうに笑ってましたよね、アーサー。

ちなみに“こいつ”ってのはアーサーのことですよね?
あそこまで来ると一種の教祖か何かのようになっちゃってて、殺したら殺したで神格化されちゃいそうな怖さもありますね……。

浮遊きびなご
たくろ~。さんのコメント
2019年10月8日

私もラスト近くの暴動に美しさを感じました。あのシーンでアーサーが笑っているのは「大衆が自分に正直に生きているさまに笑っている」と解釈しました。
でもね。奇遇にも、俺も自分に正直に生きてきたけど、こいつは殺しにいきます。#正義#HA-HA -HAHA HA-HA

たくろ~。
浮遊きびなごさんのコメント
2019年10月7日

【注意:コメント内に一部ネタバレ含みます】

かったねさん、
浮遊きびなごと申します。
コメントありがとうございます!

しかしながら、非常に申し上げにくいのですが……コメント内容に本編ネタバレになりそうな箇所あるので、ちょっと今後ご注意いただければと……。
ここのサイトはレビューにはネタバレ指定できるんですが、コメントにはそれができないので、特にPCブラウザ等だと不特定多数の人にコメント見られてしまう可能性があるんです。レビュー自体がネタバレ指定なので基本大丈夫だとは思うんですが……
(最近なぜか仕様が変わって、コメント削除等も行えないみたいなんですよ)

さておき、かったねさんの書かれている内容……あそこは自分も驚きましたし、同時に物凄く悲しい気持ちになりました。そうでもしないと自分の境遇に耐えられなかったんでしょうね、アーサーは。

浮遊きびなご
かったねさんのコメント
2019年10月7日

ジョーカー本日鑑賞しました。

あの同じ建物に住んでいる女性と仲良くしているシーンは、妄想なのですね(^^;

コメント読みびっくりしました。そりゃそうですよね、。

かったね
浮遊きびなごさんのコメント
2019年10月7日

【注意:コメント内に本編内容含みます】

カミツレさん、浮遊きびなごです。
お久しぶりです!
コメントありがとうございました!
毎度お気遣いスミマセン、こちらに
コメント返させていただきますね。

仰られる通り、価値観グラグラ揺さぶられる恐ろしい映画でしたね。

>でも、よくよく考えると、そんな感情を抱いてしまった自分にゾッとします。

そうですよね、彼があんなに暴力的で恐ろしい怪物になってしまったのに、今の世の中で受ける不平等を全部おっかぶってきた彼があれでようやく救済されたような、或いは自分の内にある怒りを彼が代弁してくれてるような……自分はそういった後ろめたいカタルシスを感じてしまいました。
どんよりした空を仰ぎながら長い階段を上がる彼が、最後は陽の光を浴びながら軽やかに階段を下っていく対比や、車窓からうっとり“花火”を眺める瞬間などは本当に美しかった。

けど彼が手にかけた人々も、いくらなんでも殺されるほどの悪人ではなく、溜まりに溜まったマグマの噴火に運悪く遭遇してしまったようなものなので、何とも救われない後味。陰惨な笑顔のジョーカーでなく、優しい笑顔のアーサーとして救われるような世の中になって欲しいもんです。

浮遊きびなご
カミツレさんのコメント
2019年10月7日

書き忘れていましたが、もしコメントに返信いただけるのであれば、私の方は久しくレビューの投稿が途絶えていますし、こちらの欄に書いちゃってくださいね。
あっ、もちろんスルーしていただいても構いませんよ(^-^;)

カミツレ
カミツレさんのコメント
2019年10月6日

浮遊きびなごさん、ご無沙汰しております。カミツレです。
『ジョーカー』観てきました!……本当に恐ろしい作品でしたね。
まさか、あのジョーカーに同情し、共感さえできてしまうとは……。

【※ここからのコメントには終盤のネタバレが含まれています。未見の方はご注意ください。】
ネタバレになってしまいますが、「立ち上がれ」からの復活→謎のダンス→スマイルメイクには、否応なく昂り、感動してしまいました。
でも、よくよく考えると、そんな感情を抱いてしまった自分にゾッとします。
“最悪”が誕生してしまった瞬間であるにもかかわらず、何故ここまで美しく感動的なのでしょうか。自分の価値観が揺さぶられるようでクラクラしますね。

カミツレ