サイレント・チャイルドのレビュー・感想・評価
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短い夏の恋以上に切ない
2017年第90回アカデミー短編映画賞作品。
賢くておとなしいお利口さんのリビーはまだ6歳。
ダコタ·ファニングの小さい時にそっくり😎
ジョアンというマンツーマンで聴覚障害児をサポートしてくれるまたとない適任者にリビーは恵まれたのに、親のエゴで聴覚障害児童に適切な教育を受けさせるチャンスを逸してしまう。
ジョアンはほんとに素敵なお嬢さん。
ジョアンにとっても本当の母娘のように大切にしていたリビーに関わる道が閉ざされてしまう。
コット、はじまりの夏( The Quiet Girl )を思い出した。
二人ともとても可哀想なので18分の短編映画なのがむしろ幸い。
リビーのおじいちゃんも聴覚障害者だったらしい。リビーは上の二人の兄姉と異なり、お父さんのホントの子供ではないらしい。ボケ始めたおばあちゃんのいうことだから、本気にしないほうがいいかもしれないが。
リビーは貰いっ子なのかな。おかあさん老けけてたし。
BS12で視聴。
レイチェル・シェントン
20分の短編だが、ずっしり見ごたえのある作品。
短い時間の中でいろいろな要素を散りばめていて、障がい者との関係というだけでなく家族のコミュニケーションについても考えさせられた。
・「読唇をマスターしている」と言っているが、リビーに見えるようにとか顔を見て話しているようなところはほとんどない。それでは何も話していないのと一緒なのでは。
・ソーシャルワーカーに娘を取られたように感じ嫉妬しているセリフがある。
・一部無音でリビーの主観と思われるシーンがあるが、家族がリビーをみて話しているようなことはなく、疎外感を感じていることをうまく表現している。
・後半爆弾発言があって、この家族に感じていた違和感に納得してしまう。ただしそれが本当なのかはわからないが。
そしてラストのやり切れなさといったら…。リビーちゃんが笑って暮らせるようになって欲しい。
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