「善悪の区別、人々の心の恐慌」アガサ・クリスティー ねじれた家 未佐緒00さんの映画レビュー(感想・評価)
善悪の区別、人々の心の恐慌
マープルやポアロは読んでいたのですが、これは未読です。
なので犯人も何も分からず映画を観に行きました。
豪華なセットに出てくる役者達も皆、演技かうまい、達者です。
映画なのに、まるで、スクリーンの中で舞台を観ている様な錯覚を覚えたのは皆が意味ありげで、さも、自分が犯人だと言わんばかりの空気を漂わせているのです。
探偵役の青年が若く翻弄されていく様に観ている側としては不安を感じます、もしかして、元、恋人が犯人なのか、その時、彼はどんな行動をとるのか。
誰が嘘をついているのか。
大叔母を演じるグレン・クローズの台詞と演技が意味ありげ手もしかしてと思いながらも、彼女伊賀の皆が嘘をついている。
少女までもが。
家族なら信じてもいいというのは、この映画に関しては当てはまりません。
ラストで犯人が分かったとき、これは現代でもあり得る、クリスティって改めて凄いと思い、これは犯人が分かっていても本で読まなければと思いました。
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