「血や固有の役割を越えた繋がりへ。」おいしい家族 ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
血や固有の役割を越えた繋がりへ。
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こんな家族の在り方もいいじゃないか、と肩の力を抜いてクスリと笑える作品。
この映画の橙花たち一家は、今はファンタジーに近いけど、これがファンタジーじゃなく思える世の中にどんどんなっていったらいいなって思う。
仕事も結婚もうまくいかない橙花が母親の三回忌で実家に帰ると、母親の格好をした父親・青治が子持ち男性と結婚して母親になると言い出した。
弟の葵と、スリランカ人の奥さん・サムザナ、お腹の子、青治の結婚相手の和生、和生の娘・ダリア。
橙花の家族は、国籍も性別も血の繋がりも瑣末なことだと言わんばかりにそれぞれの形で繋がっていく。
個人的にダリアちゃんとその同級生・瀧がメイクしてダリアちゃんが作った衣装を着て踊るシーンがすき。
あとダリアが恋愛対象として見ていた瀧に「一緒に買い物に行こうね」っていうシーンや、青治と和生の結婚式で瀧にプロポーズするとこ。ダリアちゃん役の子、眠たそうな顔やそばかすがとてもキュートで可愛い。本作でファンになった。
あとおはぎ食べたくなった。この映画食べ物が美味しそう。
橙花と和生の犬鳴き真似シーンは解せなくてあそこだけちょっと困惑。
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