台風家族のレビュー・感想・評価
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家族愛を描いたシュールなドタバタブラックコメディドラマ
一言で言えばこの映画はすごく面白かった。
前半はクズで不器用な主人公とその家族がシュールなドタバタブラックコメディドラマを繰り広げます。
一方、後半は伏線が回収しつつ家族愛を展開しますが、前半と後半のギャップが良かった。
女子高生役の子がかわいかった。3週間限定上映というのが非常に残念。
モヤモヤも台風と一緒に吹き飛ぶ作品
新井氏の一件やそれに対する制作者サイドの対応になんとなくモヤモヤした気持ちを抱えて映画館に入ったけれど、娯楽として楽しめる作品でした。
単なる遺産相続のゴタゴタを描いた映画ではなく、家族の繋がりや、人間の不器用さを上手く盛り込んだハートフルな作品にしているのは市井監督らしいなと思いました。
娯楽作品なので突っ込み厳禁かも知れないけど、両親が家族と対面するシーンはありえなくて笑うしかないですね。
重なって海まで到達するとか…絶対ないです。
モヤモヤした気持ちも台風と共に吹き飛ぶような作品です。3週間限定の公開なので公開中にぜひ映画館でご覧ください。
(観た当初サービス心から星を付けすぎたので調整いたしました)
笑いあり涙あり
クズだけど面白い
クズで下衆な台風家族
初日鑑賞、出演者の不祥事で公開日延期という不運に見舞われていたが無事公開されて良かった。
公開されているあらすじのみ把握して鑑賞したが当初の予想を大きく裏切る展開。草彅剛演じる主人公鈴木小鉄はなかなかのクズで下衆。娘ユズキへの態度やユズキから父親への蔑みの言葉など見ているこちらが呆れ憐れになる程。周りを固める弟妹の癖のあるキャラもあいまって、悲惨すぎて笑えてくるという。
しかし物語が進むにつれ小鉄の父親である鈴木一鉄の隠れた一面が露わになっていき、それぞれ親子の愛情が胸に迫ってくる。荒唐無稽な展開もあるが、その中で現代社会の問題や傾向を鋭く突き笑いにつなげる監督の手腕が光る。
主演の草彅剛はやはりうまい。感情が乗ってるようでどこか冷めている何かを隠している、それでいて一瞬で感情を爆発させ見ている観客にそれを納得させる。しかしやはりクズだし最低だなと思わせるがどこか憎めない。表情が一瞬一瞬で変化し素晴らしい。妻役の尾野真千子との相性が抜群なのであろうが、何度も会話を交わすわけでは無いのにふと交わる視線で夫婦の愛情と信頼が読み取れる。
物語の展開は最後までどうなるか分からずワンシチュエーション映画かと思いきや、後半に向かって怒涛の動きが始まり最後まで飽きさせない。
主演以外の共演者もみな上手く嵌っており素晴らしかった。特に一鉄役の藤竜也の存在感が凄い。彼の存在が物語の重しになっており、ともすれば小鉄はじめ弟妹達のドタバタで終わりそうな物語をしっかりとした作品に昇華してくれている。娘ユズキ役の甲田まひるの目力も良い、演技初挑戦とのことだが今後女優としても楽しみである。またクズな登場人物の言動に笑いをかみ殺して見始めたが、MEGUMI演じる妹麗奈の彼氏役で登場する佐藤登志雄のどこまでも愚鈍な演技で一気に声を出して笑ってしまった。もちろん今をときめく中村倫也の末っ子っぷりも炸裂しており必見。
笑って呆れて涙して最後にはぐっと胸が熱くなる、まさに台風のように怒涛の感情が交差する家族の物語。
笑って泣いて大忙し!優しい気持ちになれるいい映画でした
いや〜ホントに面白かった!声出して笑った映画 久々かも。でも泣けて仕方ない場面もあって…自分の家族の事 親の事を考えた。お互い生きてるうちに もっとちゃんと話した方がいいなと思った。近い人ほど言葉に出さなくてもわかってくれると勘違いしてる。自分も相手の事をわかってると勘違いしてる。中村倫也さん演じる千尋が放ったある言葉が私の心に突き刺さりました。
クズ野郎を演じる草彅剛は、やはり上手い!また新たな扉を開けた感じがしました。そんなクズ野郎の夫の本質を理解し、ずっと好きでい続ける尾野真千子さん演じる美代子さん愛も素敵!MEGUMIさんも良かったな〜。その彼氏を演じた若葉竜也さんも いい味だしてました!書き出したらキリがないぐらい とにかくキャスティングが絶妙!撮り直しは考えられなかったと思う。
この感覚を沢山の人に味わって欲しい!本当にお蔵入りにならなくて良かった!
作り直したであろうパンフレットも凄い充実していて 読んだらまた観たくなる(笑)ちょっと中毒性ある作品!
3週間限定公開が非常にもったいない。
笑って笑って泣きました
すごく面白かったです。
監督が長いこと温めてきただけのことはあると思いました。
予告で草彅剛さんが「クズで結構〜」とへんなポーズをとっていて、面白いけど映画の中でこれはどうなの⁇と思っていましたが、最高に笑えるシーンになっていました。
ドタバタしてるんだけど、楽しい楽しいで観てると足元すくわれます。
後半ツッコミどころもあるけど、むしろそれもこの映画にはハマってると思う。
3週間限定だと言われてるし、DVDにならないという噂もあり、しばらく頻繁に映画館に通うことになりそうです。
最後はHappyな気持ちになれる映画
テンポがよかった。
前半は笑える映画
中盤は現代社会が抱える問題を織り交ぜ 親ごころを知りジーンとくる。
最後は ハチャメチャながらHappyな気持ちになる映画だった。
両親に会いたくなった。
MEGUMIさんってこんなに演技が上手かった?と思った。
笑いあり涙ありお色気シーンあり 気楽に楽しめた。
3週間限定公開らしい。
観てよかった。
遺産相続を巡る兄弟の争いを描いたブラックコメディかと思いきや、親子の絆をキーにした家族再生をテーマにした佳品であった
まずはメインキャストの俳優が逮捕されるという出来事を乗越え、劇場公開を実現させた市井昌秀監督始めスタッフの方々の執念に感謝したい。
(申し添えるが、この俳優の事は以前から優れた演者として好意的に観ていたが、今回の彼の行為は許されざるものであり、映画界復帰を擁護する気持ちは全くない。私は作品と俳優の私生活での行為は一線を区切るべきと考えるので、この作品が劇場公開され(3週間限定上映という辺りに様々な確執があったのだろうと推測)作品を鑑賞できたという事実に感謝という言葉を使用している)
序盤、遺産相続を巡るあたりは凡庸だったが、末っ子千尋が登場する所からストーリーは加速し、比例して面白さも増してゆく。こちらの予想の斜め上を行くストーリー展開に引き込まれていく。
<親の心、子知らず>
市井監督が十数年練ったという脚本が(ややあざとい面もあるが)本領を発揮してくる。
草彅さん演じる小鉄が、ある問題が起きマスコミに取り囲まれ、詰問されている時、幼い娘ユズキは叫ぶ。”そこのメガネ!お父さんを苛めるな!”この序盤のシーンが後半効いてくる。
小鉄の父親が何故、あのような事をしたのか、小鉄は何故金に汚い男になったのか。その理由が朧気ながら明示されていく過程で、この作品はコメディ要素は保ちつつも、心に沁みる作品となっていく。
現代日本が抱える高年齢者社会の問題も織り交ぜながら、コメディタッチで描かれるこの作品は多様な見方が出来る懐深い作品でもある。
<2019年9月8日 追記 公開初日にレビューを上げた際、逮捕された俳優の方にキツイコメントをしたが、二日経ってやや冷静になり彼に対するコメントを補足する。>
”映画界復帰を擁護する気持ちは全くない、・・がいつになるか分からないが、貴方の姿をスクリーンで観ることが出来れば僥倖の感に浸ると思います。”
笑いそして涙
子どもの心と、親の心
今の時代を、映し出した…ストーリー。映像や演出は、どこかで見た感もありましたが…演者さんたちの熱量で、笑ったりホロッとしたり…
監督の自己満足にはなっていないと思います。
草彅剛のピーアールに一生懸命な男気と、いつもどおりトボケなから…共演した演者さんを、リスペクトする姿は、人に対する愛情と作品に対する愛情を強く感じます。さらにご両親を演じられた、榊原るみさんと藤竜也さんに一番…心を動かされた感がありました。久しぶりの
草彅剛主演作品!また後日、鑑賞します。
可笑しいのに切ない
事情があってあまり宣伝されていないのがもったいないです。観てください!
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