ゴーストバスターズ アフターライフのレビュー・感想・評価
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オリジナルファンは泣くしかない
そもそも「ゴーストバスターズ 」(1と2に限定)という作品は最高傑作なのか?というと、決してそうではない。呆気なく終わってしまう脚本や、当時の技術からしてもチープに見えてしまうゴーストなど、ツッコミどころは満載だった。
それなのに、時代を超えて愛される理由は、とにかくエンタメのパワーが突き抜けた映画だからではないだろうか。
本作はそんなオリジナルの良さを踏襲しながらも「家族愛」を軸にした上質な脚本、また最新の技術とアナログ技術を見事に掛け合わせたゴーストを創り上げるなど、非の打ちようがない上質な作品に仕上がっていた。(オリジナルへのオマージュも全編に散りばめられていた)
そしてクライマックスの連続サプライズはオリジナルファンの涙腺を破壊させるのに十分な展開ではないだろうか。ハロルドがゴーストとなって出演しているかのような感覚もあって私は余計に泣けた。
子供の頃から映画が好き。そんな私はもう40歳。酷い続編作品も色々と観てきたし、オリジナルファンとして裏切られたような気分を何度も味わってきたが、本作は最高の続編作品だ。
ジュブナイルと感動要素が加わった正統続編
子供の頃何十回と見倒したシリーズが32年の間をあけて帰ってきた。
それだけで嬉しいが、本作は“長期間あけた続編もの”中でも最高峰の
OPで完璧に心を掴まれた。コロンビア映画を象徴する女神シーンでは
一作目をリスペクトされた曲が流れ、暗雲渦巻く山頂でプロトンパック
独特の発射音を伴った光線が天に向け伸びるスペクタクル画面、大急ぎ
で山から離れる一台の車の運転手は影ながら特徴ある高い鼻にイゴン
だと察していると、見覚えある怪物が彼を襲いそして・・・映画タイトル
といった具合で、えっ死んだ?どうして一人?これからどうなる?などなど
往年ファンの見たいものを出し惜しみせず描写しつつ、これからの
展開が気になる幕開けに続編を望んだ身としてたまらない気持ちになる。
数十年の歳月が流れ、主役陣は1世代ぶん飛ばしイゴンの孫達がメインを
張る。中でも孫娘の人物デザインが素晴らしい、才能・見た目・性格が
まさに祖父の血を色濃く受け継いでおり『あぁー…孫っ!』感にあふれ
見た目通り理性的だが意外と結構喧嘩っ早い所や、未知の体験に興奮し
喜ぶ様など1、2作時の彼にそっくり。演じたのはマッケナ・グレイス
という子で調べると『ギフテッド』でも才女役として出演していた。
同作は見たのだが、髪型と眼鏡で印象が違ったので気付かなかった。
さらに彼女は今作のED曲も歌っている、吹き替えを見た後に字幕も
鑑賞してからわかったが、なんとも多才な少女だ。物語は序盤から
終盤手前まで孫世代の生活を軸にそこへバスターズの道具が登場し話が
展開していく、正直地味な話と面白さが伝わらない科学ジョークが
飛び交ったシーンばかりだが、懐かしい道具が登場する事で飽きる
のを回避している、特に幽霊探知機が重要なファクターになるのが熱い。
この道具が初めてオバケを見つけ、バスターズ結成の切っ掛けとなった
のが一作目、それから時を経て今作でも物語が動き出す起因となる。
しかもお化け退治の道具としてではなく、イゴンが娘や孫とコンタクト
を図るのに利用するのがアレンジが効いて良い。またオリジナルキャスト
の扱いと見せ場の作りが最高、最初に出るのは受付係のジャニーン。
イゴンとの友好関係が続いているのが見れて嬉しく思い、続いて
レイモンドが2作目で登場した彼の本屋と共に登場、旧作は全部好き
だから、僅かでも2の要素が出ただけで興奮する。そして終盤での
バスターズが揃い踏みで現れるのがまぁカッコイイ。ベンクマンの
軽口も淡々としてる様も変わらず、ウィンストンも変わらず真面目だ。
ED途中にディナが出たときは本気でビックリした。クレジット表記後に
出てると後で分かったが、初観賞時は強烈なサプライズだった。彼女は
ベンクマンが一作目冒頭で行った理不尽な実験を彼自身に行うだけの
短いやり取りだが、演者のシガニーの嬉しそうな顔と今だったら炎上
待ったなしの実験内容を茶化しているのが、例え演技だとしても出演者
自身がすごく楽しんでる様に見えてほっこりさせられた。
そして今は亡きイゴンことハロルド・ライミスへの敬意あふれる演出。
物語での彼の行動理由、終盤の登場と去り際の娘とのシーンの美しさ…
まさかこのシリーズで涙腺が緩む程感動させられるとは思わなかった。
調べると監督はアイヴァン・ライトマンの実の息子だとわかったが
シリーズへの理解と思い入れ、愛情深さからくる出来だと納得した。
親子の愛情が映画に含まれてると思うのだが、制作者側にもその要素は
十二分に込められて作られたことだと思う。アイヴァン監督は今年の
2月12日にこの世を去ってしまったが、再びこのシリーズの続編が
出ても彼の息子ジェイソン氏が作るなら喜んで劇場に足を運びたい。
地味なシーン以外文句のつけようのない完璧な続編ぶりと私事ながら
この映画の前に見た『大怪獣のあとしまつ』で受けた心傷回復の一助
となった感謝を込め、この評価をもってファンには大いに勧めたい。
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余談と核心のネタバレだが、本作のオバケのボスは一作目で登場した
ゴーザなんだが、この神が現世にやって来る為の建築物を手掛けた
イヴォ・シャンドアも登場する。名前だけだった1からようやくお目見え
だが、降臨直後のゴーザによって真っ二つに裂かれてあっけなく退場する。
一見するとゴーザの凶悪さを表現するだけの哀れな存在ーーーと思ったが
後日、PS3で発売したゲームを見返したのだが、こちらのを見た後だと
何故シャンドアが殺されたのか合点がいた、詳細は省くがアフターライフで
崇拝対象が復活して喜んでいるより引き攣ったように見えたのも彼の風貌が
件のゲームのキャラデザインと似てたのも、監督はあえて意識したのかも。
一応続編として作られたゲームではあるが、もしそうならジェイソン監督の
シリーズの網羅ぶりと要素の取捨選択のうまさに驚くばかり。
やっぱり…
今作はリブート版の様な失敗はなく1.2作からちゃんと引き継ぎができていた所が良かった。
最初はいつものと違うからやっぱりダメかとか思ったが、ちゃんと昔からのゴーストバスターズ感がありとても良かったが、悪い点もいくつかあった。それは、少し前置きが長すぎたのと結構初代の所に持ってかれた等と何点かあった。
1つ目はゴーストと会い捕獲までが長すぎた所だ。もっと削れるシーンは幾つかあったような気がした。途中でなんの映画見に来たっけと一瞬考えてしまった。
2つ目は、やはり初代ゴーストバスターズの印象が強すぎた所だ。「どこのシーンが良かった?」と聞かれると初代が関係するシーンと答える人も多いと思う。それくらいに印象が強く結局の所初代ってなってしまうので少し他のシーンもインパクト強めにしてもいいかもしれないと思った。別に初代を否定していないし、出てきた時はとても感動したから別に良いと思う。
3つ目は違和感と物足りなさだ。スーパーでゲイリーが追いかけられるシーンやゴーストが溢れかえったシーンは人が異常に少ない。スーパーのシーンは深夜だから仕方ないとはいえ街中に溢れかえる時は人がい無さすぎた。もっとゴースト達が街で暴れ回ってる所とか見たかったしミニマシュマロマンをもっと出して欲しかった。そして、捕まえるゴーストが本当に少なかった。前置きが長いせいであんまり捕まえられなかったからもう少し見たかったところもある。
結局の所、ストーリーも何だかんだ言って良かったしちゃんと感動したから良かった。
最初のゴーストバスターズは観てたけれど
最初のゴーストバスターズは観ていたものの、面白さがさっぱり理解できず、全く思い入れのない映画だった。2は観たかどうか覚えていない。で、今回のものは、コメディ要素は若干残しているものの、子供にイゴンの孫たちを演じさせてそれを無理やり感動に持っていった版。しかも前半の退屈な場面が長い。後半になると、オリジナルメンバー3人の登場やイゴンCGには、おおっ、と腰が浮きかけたけれど私にはそれだけだった。前作を観ておらず、これだけを鑑賞するなら、どこが良いのか全くわからない映画だったのではないか。
ところで、イゴン役は亡くなってしまってたのね。で、その孫にするというのは上手いアイデアだったと思うけどね。でも、小さな子供を使って感動させようとする映画には反発したくなるので辛い評価。
正当な後継ではないかも知れないけれど、数年前のゴーストバスターズの女性版が一番面白かったな。オリジナルメンバーも出ていたけど、一番は、頭空っぽのクリスヘムズワースに大笑いさせてもらったことが理由。
後半にかけて盛り上がる!
80年代のゴーストバスターズが都市伝説になっている現在、オリジナルメンバーのイゴンはゴーストバスターズも家族も捨てて田舎のサマービルに引きこもり、ある日亡くなった。遺産にめぼしいものがあればと娘と孫二人が引越してくる。孫の一人、科学オタクのフィービーは家に残されたゴーストバスターズの装備や家で起こる不思議な現象を目の当たりにし、祖父がどんな人間だったのかを探る。自宅に住み着いた?ゴーストの手引により装備を直し、成行きで兄とサマースクールでできた友人とゴースト退治をするフィービー。退治に伴った損害が原因で逮捕されるが、留置所からゴーストバスターズの電話番号にかけ、祖父が失踪した経緯を知る。イゴンはサマービルで復活しようとしているかつての敵、ゴーザの復活を阻止しようとしていたのだ。家に隠されていたトラップを開けてしまっていたため、ゴーザは復活に向けて動き出す。ゴーザの復活を食い止めるため、フィービーたちは戦いに臨む。
ラストの絶体絶命のピンチにオリジナルメンバーが駆けつけたところで鳥肌がたち、エンディングのゴーストバスターズのテーマで最高!となった。
80年代2作を見ていなくても分かるようにしているため、それ故に前半が冗長ではあるものの、ゴーストがハッキリ姿を見せ、話の整理が終わってからはとっても楽しい時間でした。
前作を見ていないほうが前半も楽しめるかもしれませんが、以前のコメディ色は薄れているので同じ路線の作品だと思うと肩透かしを喰らいます。
ジェイソン流の父親世代へのラブレター
観といてよかった。どうみてもザ・メジャーなシリーズなのだけど一向にメジャーな流れになっていかないでやきもきはするけど、主演の女の子、マッケンナ・グレイスや兄貴のフィン・ヴォルフハルトの造作(ヘアスタイル)や衣装のセンスがよく、しばし見惚れてしまったり。また80年代の件のガジェット類が改めてかっこいいものだったんだなとオリジナルの独創性に思いを馳せたり。そしてあの車の銃座みたいなのはマジかっこよかった。
確かビル・マーレイとハロルドライミス、しばらくのちに仲違いして、ハロルドの死の直前に仲直りしたとい話があった気がするけど、ライトマンの息子がそんなハロルドの役所にフォーカスして物語を進めているのが、なぜにこんな田舎町に舞台を持っていったのかの答えなのかな。わざわざいなくなったゴーストバスターの娘と孫を主人公にしてるんだもんな、と。
そしてNYが恋しくなる頃に、出てくる3人。ここからはわかりきった流れだけど泣けてくる。そしてくだらないジョークや間がやっぱりいいな、老ゴーストバスターズ。アフターライフ。こういう続編もあるんだな、というセンスの良さと、人の結びつきを感じる映画だった。
「落ちこぼれ、はみ出し者」への応援歌
1作目の共通点は
「落ちこぼれ、はみ出し者」が世界を救う。
ということ。
(ハリウッド映画ではありがち。「アルマゲドン」「パシフィックリム」とかね。)
1作目には無かった「家族の再生」
1作目のメンバーが助けに来るシーンなんて、「ご都合主義」という批判はあるだろうが、私は感動した。
やっぱりみんなで協力して敵を倒す、というのはイイよね。
あとは、亡くなったハロルド・ライミスの追悼まで作品中に折り込む、なんて、粋な脚本だと思う。
敬意あふれる正統派
オリジナルのゴーストバスターズで使用していたゴーストトラップや、不器、衣装、更に登場するゴースト達もオリジナルの者と同じで、初代ゴーストバスターズ達の再終結もあり、あ!あの時の!となる瞬間が沢山あり、しかもそれらをオマージュではなくリアルに再現している辺りがオリジナル作品に敬意を払っていて嬉しいと感じるポイントでした。
感想としては、リアルタイムで鑑賞している視聴者が感情移入しやすい設定だったと感じました。
理由としてはフィービー達の設定が10代で、オリジナルのゴーストバスターズをリアルタイムで見ていない世代(=今の若者、視聴者)だったからというのもあります。
終わり方としては綺麗にまとまっていて、仲違いした家族や、ゴーストバスターズの仲間も関係を修復できており、絆が深まるすっきりしたラストでした。
欲を言えばもう少しゴーストが出てきても良かったのでは?と思うのと、やっぱり巨大マシュマロマンを見たかった感じもありますね。
ラストシーンでNYの街中が写ったので、フィービー達がゴーストバスターズとして活躍する次回作ができたらいいなと思いました。
何にせよ、見ていてすっきりする痛快映画でした!!!(ゴーストが出てくるシーンは結構怖いところもありましたが)
往年のシリーズの中でも期待を裏切らない!
小さい頃大好きだったゴーストバスターズのその後!
予想以上に楽しめた!過去の作品をリスペクトしつつ現代にも馴染むように出来ていて面白かった。
ゴーストの話も昔を思い出してワクワクしたけど、家族みんなの成長や絆を感じるストーリーなので内容的にも飽きずに楽しめたし、最後の30分は感動するばかり。
過去の作品を見てからだと更に充実すること間違いなし!
前2作を観てるか観てないかで評価変わる
個人的には素晴らしい映画でした。前作までの大ファンなので当時のキャスト勢揃いに大興奮でした。(ハロルド・ライミスはCGでリック・モラニスは出てませんでしたけど)旧メンバーのその後も語られるので前作ファンは必見と言っていいと思います。
新主人公のフィービーはイゴンの孫という設定ですが見た目をイゴンに寄せながらも可愛さもあって新主人公として申し分なかったです。ポッドキャストも面白いキャラだったのでもしこの続編があるなら期待できます。
ただ、前作までと違い主役はゴーストの専門家でもなんでもない子供達で舞台も寂れた田舎町なので話の規模が小さく派手さに欠けたかもしれません。
そうは言っても初代ゴーストバスターズのメンバーが揃うシーンは涙が込み上げますしEDでお馴染みのテーマ曲が流れた時には泣いてしまいました。
今作はやっぱり前2作のファン向けかなとは思います。
初見の方は旧メンバーに思い入れも無いでしょうしね。
話の流れも1作目オマージュっぽかったですしラスボスも1作目と同じゴーザに鍵と門の神。1作目でトドメになったビームの交差を破ったのは驚きつつも興奮しましたけど。
前作までのファンなら最高で間違いないと思いますが初見ならイマイチとなるかもしれません。1作目だけでも観てから観賞することをおすすめします。評価がかなり違ってくるはずです。
私は感動するためにゴーストバスターズを観に来たんじゃない。笑いたかったのだ
確かに物語として正当な続編ではあるが
とにかく面白くない。
クライマックスに登場したビル・マーレイとダン・エイクロイドの会話劇がすべての答えである
この二人の会話やピンチの時のおとボケ感が面白かったのであって
ゴーストバスターズが面白かったわけじゃないんだなと痛感した。
思い出を思い出すシーンとして懐かしい気持ちになったけど
これが思い出になって何十年も経て続編を熱望される映画となったとは
とても思えなかった。
シガニー・ウィーバーが登場したのが一番驚きだった。
よかった!
正統派だな。
監督は、ジェイソンライトマンで、アイバンライトマンの息子さん。引き継がれるんだな。イオンシネマで観たんで吹き替えだ。上白石萌歌の声だね。
やはり、イングリッシュで観たいけど
よかった!シガニーウィバーも元気だ!
マッケンナグレイスも楽しみだね。
後半45分、エンドロール後まで
は見応えがあったし
良かった!
不意打ちに泣いた!
が!
しかし!
逆にそれまでの助走長過ぎるよ!笑
序盤と終盤で作った人違うのではと思うくらい印象が違います。
ためてためて最後に!
考えるな感じろだ。
なんも考えずに楽しめばいい映画。
しかし月日は流れたな。35年前にこの映画を一緒に観た人は今頃どうしているのだろうかとか、満員で立ち見で観たな、立って映画を観るなんて元気だったなと10代の自分を考えずにはいられなかったけど(笑)
ためてためて最後にじいちゃん達が出てきて盛り上がる。ゴーストバスターズ!というおなじみの曲がかかった時がテンションMAX。
マシュマロマンが可愛くてクスッと笑えました。
ルンバ的なものに乗ってるのは今どきですね。
まさかの、泣いた(笑)前2作好きなら是非
少しだけ、レビューみたら
泣けるとか書いてるし、そんなはずないだろ〜と行ってみました。
フィービーが演技うまい!とにかく頑張ってる。
ギフテッド、気になってのに観てないから、絶対観よ。
お兄ちゃん、ストレンジャーシングスのマイクやん!
ちょっと強引なところもあるけど、全然面白い。
懐かしいメンバーが登場!
ラストは、E.Tみたいやし!
そして、シガニー・ウィーバーだったよなぁ〜
思い出してたら、、、。
Netflixに、製作の様子のドキュメントがあって(名前忘れた)ちょうど観たあとだったので、懐かしく、まさかの感動しちゃいました。
スパイダーマンと同じく、過去作へのリスペクトを感じる映画は、大好物です。
帰ってきて、早速、
ギフテッドを観た。
一日に2本も素敵な映画に出会うとは!!
Ghostbusters: Afterlife
・展開が早くテンポがいいので観ていて楽しい、マイレージマイライフの監督だと知って納得(+1)
・フィービー役のマッケナ・グレイスが非常に素晴らしい役者さんで、かつイゴンにそっくりでより感情移入した(+1)
・所々のパート1、2の要素の入れ方が絶妙なタイミングだったのと、水道管の水でロゴの汚れがとれるシーンもおしゃれだった、(+1)
・1作目との繋がりがしっかりしていて納得のストーリー(+1)
・オリジナルメンバーだけでも十分だと思ったが、イゴンの登場に更に感動(+1)
・ごめんなさい、ルイスがいなかったので笑(-0.5)
for HALORD
遺作であり、名作!!
時代が流れる中、初代「ゴーストバスターズ」は、視聴者の子供心を鷲掴みする名作中の名作。
サウンドトラックや、脚本、演出など、様ざな要素で類似作に引きを取ることはない。
一度聴いたら耳から離れない、子供ながらお化けや幽霊の存在の可否を探究した人々の記憶が呼び覚まされる。
今作では、「温故知新」をテーマにした傑作。他のレビューにも書かれているように、前作を変に新しくせず尊敬を込めて作られたものだと感じ取れた。
時代が過ぎ去る中、演じておられる俳優、映画制作スタッフの思いを良い形で引き継ぐことできた。
世代が世代であれば、今作のラストパートは泣けるに決まっている。
映画から人生を考えさせられる名作。
私たちの記憶からは消えずに大切にしていきたい。
タイトル回収
今作は最近流行りの、エモ映画でしたね。
タイトルにも書いたように、タイトル回収が素晴らしいと感じました。
亡くなってしまったスペングラーの孫であるフィービーが主人公として話が進む。最初は幽霊なんか信じないとばかりの化学オタク感を出していたフィービーであったが、亡くなったイゴンの屋敷に引っ越し、自身の部屋でのチェスが勝手に動くことをきっかけにゴーストの存在が気になり始める。家を捜索する中、次々とイゴンの残した遺産であるゴースト捕獲装置を発見していく。会うことがなかった祖父に会えたような気持ちになっているんだろうなと思ってました。
また、兄のトレバーもゴーストに興味を持ったとゆうよりは車が欲しくて治していたら、エクトワンだったくらいの感じでしたが、イゴンからの贈り物のようにも感じました。
父から愛されなかったと思っていた母のキャリーもイゴンの地下研究室に入ったことによって、愛されたことを知る。
家族や自身の人生を捨ててまで、世界を守り続けたイゴンは周りのみんなに生きている間に理解されることはなかった。しかし、死後ではあるが、家族仲間に理解してもらい、まさに「アフターライフ」と言ったタイトル回収がされましたね。
最終戦で、ゴーザとフィービーの対決シーンでイゴンが幽霊となり隣で支えるシーンには、グッとくるものがありました。実際に、イゴン役のハロルドライミスは無くなっているため、話すことができないのかもしれないが、現在の技術であれば、過去の映画から合成音声を作ることも可能であっただろう。しかし、あえての言葉なしの表情だけで魅せることは素晴らしい演出だと感じた。
ゴーザを含め、全てのゴーストたちが回収されるシーンで少しだけ疑問がある。イゴンもゴーストなんじゃないか?ゴーストであれば、あのシーンで回収されるんではないかと思ったが、その後の歴代キャスト4人で並ぶシーンを見てしまったら、そんなことどうでも良くなりました(笑)
歴史の転換期とばかりに、リブート映画のようなものが多く出ている中、ただのリブートに収まることなく、素晴らしい演出を加えてくれてよかったです。
正義の大集合でハッピーに!
人類は神と悪魔の戦いが常にお決まりです。この映画では、かつて封じ込めたゴーストが、また復活するのを防ぐために、孫世代が立ち上がるという設定で、とてもわかりやすいです。しかも、自動操縦のように彼らは一瞬にして、ゴーストとの戦いの仕方を取得します。その過程は全く違和感がないから不思議です。孫たちの母親にとって、科学者である祖父は大嫌いだったようですが、彼の生き様が理解されるに従って、その母親への深い愛情や、家族思い、そして人類への深い愛情を知って、家族はハッピーになります。ラスト近くに孫たちだけでは敵に太刀打ちできない時、なんとかつてのゴーストバスターズが助っ人として登場、涙腺崩壊です。また、孫たちの祖父が幽霊となって、やはり助っ人として登場します。正義の大集合です。さらに、戦いを終えて、母親と祖父との和解のハグに、幸せのオーラ満杯でした。あと、極め付けのラストに、シガニー・ウィーバーの登場、サプライズすぎます。エンタメとして大いに楽しめて最高でした。
全84件中、21~40件目を表示