「続編でよくある無理な設定はなく、自然なつながりの良くできた脚本でした。」ゴーストバスターズ アフターライフ 流山の小地蔵さんの映画レビュー(感想・評価)
続編でよくある無理な設定はなく、自然なつながりの良くできた脚本でした。
前作から40年後のゴーストバスターがすっかりわすられてしまった現代に、再びゴーストが暴れ出すことに。初期メンバーのひとり、イゴン・スペングラー博士はこの事態を予想し、資材をなげうって郊外の牧場で充備してゴーストを待ち受けたのにもかかわらず、返り討ちになって死んでしまいます。
イゴンの死後、家族の事情で祖父の牧場で暮らすことになった孫娘のフィービーは、次第に祖父の残したゴーストバスターの研究成果や資材を使いこなせるようになり、友人の子供たちとともに新世代のゴーストバスターズとなり、ゴーストに対峙するのでした。
続編でよくある無理な設定はなく、自然なつながりの良くできた脚本でした。オリジナルのメンバーたちが集結し、往年のテーマソングが流れるラストでは、従来のファンも大満足されることでしょう。
そして家族を犠牲にしてゴーストバスターズに打ち込んでしまったイゴンは、娘のキャリーとすっかり疎遠になっていました。
そんなゴーストなんて信じずイゴンを馬鹿にしてきたキャリーが実際にゴーストに遭遇することで、父親の研究意義を知り、その知見の偉大さを理解することと、とあることで父親が研究に没頭するなかでも自分のことをいつも愛していたことを知ることで、和解し合えるようになります。その和解するシーンがとても感動的でした。
今回のゴーストはとても強くて、フィービーたちは絶体絶命のピンチになります。後半はそんなピンチの連続で手に汗を握る展開になりました。それをどう切り抜けたか、ラストシーンにぜひご注目ください。
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