「ラストは最高だが序盤がね」ゴーストバスターズ アフターライフ Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストは最高だが序盤がね
ゴーストバスターズ
1984年にアイバン・ライトマン監督
ダン・エイクロイドや
ハロルド・レイミス等
主演陣自らによる脚本で公開された
幽霊退治をテーマにしたコメディ映画
ビル・マーレイやシガニー・ウィーバー
ら豪華キャストも手伝い
興収2億8000万ドルを稼ぎ出し
レイ・パーカーJr.による主題歌も
大ヒットし社会現象となり
5年後に続編も作られこれまた
2億ドルの大ヒット
なんせドル箱タイトルなので
長年続編も期待されていたが
ハロルド・レイミスの急逝で
ライトマン監督が降板
ビル・マーレイも出演を拒否
するなどし刷新女性キャストで
リブート物となったが
ポリコレのやり玉にあげられて
しまい評価は芳しくない
(出来自体は良いという声も)
で今作はどうも
最初の1,2からの続編という感じ
感想としてはこれはファンは
感動するラストの盛り上がりは
最高でした
でも140分は長すぎました
序盤がモタモタしすぎ
20分はカットしても良かった
と思います
ラストがいいだけにね
冒頭は山からトラックで
必死に何かから逃げるクルマ
助手席にはゴーストを封印する
パックがあります
途中トラックは攻撃され横転
中の男は家に逃げ込んで応戦しますが
失敗しあえなく何かの手に
かかって絶命してしまいます
場面は変わりとある中間層(以下?)
の家庭のガサツな母キャリー
兄トレヴァーと妹フィービーの
三人家族で主人公はフィービー
彼女はナード気質で科学オタク
キャリーは全く理解できずに
いましたがある日家が
家賃滞納で立ち退きを通知され
オクラホマはサマービルの
麦畑のど真ん中のボロ家に
やってきます
夏休みだけみたいに騙されて
こんな田舎に住めるかと怒る
子供たちですが
ここはフィービーの祖父の家の
ようでボロ屋ですが
意味深な数字の羅列
ハンディPOSみたいな機械
色々秘密がありそうなことを
フィービーは勘づきます
兄は途中にあったレストランの
女の子ラッキーに一目ぼれして
文句言わなくなり
その店でバイトを始めます
フィービーも「ポッドキャスト」
という少年と仲良しになります
学校には授業ほったらかして
B級ホラー映画見せてどっかいく
ボンクラ教師のグルーバーソン
がいますが時折起こる
前例のない群発地震を研究
していることをフィービーは
気が付きます
結構揺れるんですが
住民は慣れっこのようです
やがてフィービーは家の床下から
謎の箱を見つけ学校に持ってくると
グルーバーソンがこりゃあゴーストを
封じ込めるやつだと懐かしがりますが
フィービーやポッドキャストは
知りません
1980年代にNYを救った
ゴーストバスターズ達の活躍を
説明しますがフィービーらはまだ
産まれていません
するとグルーバーソンはその
箱を開けてみようと言い出し
バッテリー等をつないで通電すると
ゴーストが飛び出して山へ
逃げ帰っていき一同はなんかマズい事を
してしまった気分になります
トレヴァーもバイト先の連中と
丘の上に遊びに行きますが
その頂部にある廃坑から
うめき声が聞こえ
何かを感じ取っていました
で家に戻って家探しすると
納屋の地下に秘密の空間があり
ゴーストバスターズの乗り物「Ecto-1」
退治に使う武器「プロトンバック」
などが続々見つかります
フィービーとポッドキャストは
使う練習などをしていると
近くの廃工場にいるゴーストを発見
二人はつかまえようとしますが
逃げられちょうどEcto-1を動かそうと
していたトレヴァーに乗せてもらい
町中を追いかけますがその中で
街にも損害を与えてしまい
トレヴァーも無免許だったので
警察にしょっぴかれてしまいます
警官はラッキーの父親だったので
すんなり離してもらえますが
迎えに来たキャリーは
フィービーを昔から理解できない子だ
と叱り散らしますが祖父の事を一切
離さなかった母にも不信を抱きます
フィービーたちの祖父の名は
「イゴン・スペングラー」
ゴーストバスターズの
オリジナルメンバーの一人です
キャリーがフィービーに
父との確執がどうもあった
ようですがイゴンの
隠し部屋がある納屋に向かうと
娘の写真が壁いっぱいに飾ってあり
娘を思う気持ちは変わらなかった
のだと理解する段階で
潜んでいたゴーストに襲われ
身体を乗っ取られてしまいます
このサマービル一帯で
起こっていたのは邪神ゴーザの
眷属たちが復活で
その次元の狭間がサマービルの
山の上にあったのでイゴンは
一人で復活を封じるように
戦っていたのでした
イゴンの死によって
ゴーストたちは徐々に復活し
街にあふれ出しウォルマートの
店内はめちゃくちゃ
マシュマロマンも復活します
(今回は小さい)
キャリーといい仲になりかけてた
グルーバーソンも襲われて身体を
乗っ取られてしまいます
機材も奪われどうすると悩む
フィービー一行
とりあえず昔のゴーストバスターズ
のCMの番号に電話するとまだかかり
レイモンド博士が対応しますが
最初はいたずら電話かと相手に
しませんがイゴンが亡くなった事を
伝えると態度は豹変
ゴーストバスターズは活躍後
仕事が減っており一等地のオフィスを
引き払い廃業も考えていたところで
イゴンが機材を一切持ち出して失踪
メンバーとは絶縁状態だった
と伝えます
フィービーはそこでおじいちゃんは
一人で戦っていたのだと告げます
イゴンのボロ屋の周辺の麦畑もすべて
ゴーストを捉えるための大規模な
トラップだったのです
そんな間にトレヴァーが一度行った
廃坑の穴の中にはイゴンが仕掛けた
プロトンで這い出して来る
ゴーストを抑える装置を乗っ取られた
グルーバーソンが破壊しもはや
世界の危機に達してます
ラッキーの協力で警察に押収された
Ecto-1とプロトンバックを取り返した
フィービーたちは乗っ取られたキャリー
らもお得意の謎ジョークも駆使して
救い出し家でゴーストたちを罠にかける
よう待ち構えますがあと一歩で失敗
絶体絶命のところで思わぬ助っ人が
なんと旧メンバーの
レイモンド・ピーター・
ウィンストンが昔の格好で
駆け付けてくれました
ここ泣くとこです
そして気が付くとイゴンのゴーストも
一緒に戦ってくれています
その甲斐あってゴーストたちを
封印する事に成功
旧メンバーたちはフィービーらの
勇気をたたえると共に
生きて会えなかった
憧れの祖父と抱擁
イゴンは満足するように成仏
空には「ハロルドに捧ぐ」の文字が…
反則です
このようにラストは素晴らしいだけに
上映時間140分ある中で前半の
ダレるところが非常に残念でした
トレヴァーの恋愛シーンとか
そんなにやらなくてもいいです
(っていうかトレヴァーキャラが
薄すぎると思う)
ポッドキャストもナードキャラで
正直フィービーとかぶりすぎ
この二人の存在感が薄かった
そういうとこもポリコレの影響
なんだか知りませんが
まあもはや無かったことにされてる
リブート作品よりははるかに
マシでしょうか
なにせライトマン監督やってるし
この映画は一言だけで言えば
ラストまで我慢!
予習は1だけでもいいです