町田くんの世界のレビュー・感想・評価
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青春ハートフルストーリー
基本的に町田くんが主観に置かれたストーリー。
町田くんが誰にも優しい人柄から、好きになってる人だけを優しくする過程を描いた物語。終始町田くんに感情移入できないため微妙だった。でも最後ハッピーエンドで終わったのはよかった。
町田くん見て思い出したヨシダくん
ある映画を見ようと借りてきたら、番宣してたのが、町田君の世界、これ絶対に面白いとピンときて、借りてきた映画そっちのけでプライムビデオで鑑賞。
これ、当たり!出てる俳優が全員どはまり。みんな適材適所。これは傑作です。
町田君を見た時に、親友のヨシダ君みたいだと瞬間的に思う。誰にでも分け隔てなく優しい、超ど天然、ヨシダ君だわこりゃ(笑)ヨシダ見てるか、お前に近いぞ(笑)
最初にハンバーグの事を考えていて、木版画でハンバーグと彫ってしまい、狼狽、前田敦子につっこまれる。まず大笑い。掴み最高。
保健室に町田君が向かい、猪原さんと二人になることを囁やき合う女子の会話が面白すぎてまた笑い。前田敦子と一緒にいる女のコも笑えます。
苦役列車でも見たけど、前田敦子を女優としてあまり評価してなかった私。このクールな女子が前田敦子に どハマり。前田敦子が最高でした。見方が変わりました。
主演の二人は初見です。
二人ともめちゃくちゃいい演技で2人の演技が素晴らしすぎて。
週刊誌記者役の彼もどはまり。名前知らないけど見たことある。この世は悪意にみちている。。。との語りだしも良かった。彼が少しずつ絡んでいて最後にしっかり融合ナイス。
いのはらさん、可愛いい。最初に新川優愛か?!と思ったけど違いました。こんな綺麗な女優さんいたんだ。はじめて知りました。調べたら賞をたくさんとってるらしい、いやはや時代に乗り遅れていた。非常に感情表現が豊か。表情がいい。彼女は大物だ。野球選手で言ったらポテンシャルが高いという感じだろうか。町田君役の彼も最高だなあ。
人が好き、嫌い問題で、前田敦子に相談。宗教でも開くのか?今どき人が好きっていう奴もヤバいぞ。(笑)
前田敦子のつっこみがいちいち冴えてる。
普通のドラマならとっくに結婚までいってる、とっくに孫までできてる、全人類を自分の家族だと思ってやがる(笑)発言がいちいちあたり。
大切な人という発言も町田君の世界だ。
おでこなでなでもなあ。「大切な人だ。そうでない理由が何一つない。」名言。そうなんだよ、大切にされる必要ない人などいない。強くて素晴らしいメッセージだね。
大賀が映画アゲインで好きになった俳優だったが、はまり役。良かった。彼がチンピラから町田君に助けらて、町田君を抱きしめるシーン感激。一本倒れたよ町田くん
、まちだー!!わかる。
好きと恋の違いがわからない町田君、いちいち期待させるような言葉を無意識に、猪原さんは話してしまう、ど天然の町田くん。町田君の気持ちにやきもきして、想い悩む猪原さん。面白いなあ。まあ普通の女子としては悩むだろうなあ。男子でも。
こんな人はいないと、これを見て思う人がいるかもしれない。すみません。個人的な話ですが。います。僕の友人のヨシダくんは全体的にかなりこういう人です。
猪原さんと、町田くんのやりとりが、良くて、楽しいなあ。面白い恋愛映画です。
モデルの氷室もいけすかない役と思いきや、町田君の世界に感化されて変貌する、
前田敦子と猪原さんの友情も見どころだなあ。高畑充希もハマってた。
みんな町田君ワールドに感化され、影響され心動かされていく。
最後の、町田君が猪原さんに会いにいかせるために、たくさんの仲間が団結していく下り楽しくて大興奮しました。笑い、楽しみ、興奮、萌え、泣き、幸せ、すべての要素が入ってる映画も珍しい。
週刊誌記者の世相の見方はかなり正解で、町田君の存在はそんな世の中にあって、眩しくって仕方ない。僕は、こういう切り口の映画見たかったんだなあ。かゆいところに手が届くとはこのことか。
かなりユニークな大作だと思います。。
佐藤浩市が、みんなの他人の悪意や不幸が大好物だ、人の不幸を見て自分はましだと安心して救われる、使い古された表現だが、それはそうなんだよね、芸能ゴシップとワイドショーって、それ以外の何ものでもないもんね。佐藤浩市もちょい役で仕事してたね。
最後はファンタジーにする意味があったのかは、疑問点ですが、まあ大勢に影響なしかな。
町田君に私だけにやさしくしてと話す猪原さん、そりゃそうだわ、最後に恋愛に探り探り覚めた町田くん良かった。君しか見えない、これっていいことなんだよね、か。
良かった!メッセージがはっきり、ストレートで、好きな映画です。
町田君じたいがファンタジーだと思う人に教えてあげたいが、町田君は極端ですが、愛にあふれた人はこの世の中にたくさんいます。これはファンタジーではない。近い人間は確かに僕もまだ一人しか知らないけど。
ラストはあと15分見たかった
以前から、時間ができたら見ようと思っていた作品です。見始めるとすぐ引き込まれ、これは期待を裏切らない作品だろうと思えました。
若手のメイン2人を支える周りのキャストが豪華かつ絶妙な配役で、瑞々しいこの作品を肉厚なものにしてくれています。特に太賀と前田敦子は何かの賞をあげたいレベルの素晴らしさでした。テンパる池松壮亮には笑いました。
この優しく温かい作品の世界観にどっぷり浸っていたら、終盤に差し掛かって急に空を飛ぶというトンデモな展開に笑
ファンタジーと予告していないのにオチがファンタジー、という映画は、こちとらフィクションとは承知しているがファンタジーを見るつもりで見てたわけじゃないんだよ、と興醒めさせられたりするのですが、この作品はまぁ、許容範囲です。結末には無関係ですし。とはいえ、空を飛ぶ直前まで感動し、涙目になっていた身としては着陸(落水?)後にあと15分くらい2人の心が通う場面を見ていたかったな、と思うラストでした。あ、想像すればいいのか。
町田くん良いやつー!!
前田敦子さんのサバサバキャラが良いですね。
きらいじゃない。
最初サバサバキャラすぎて、前田敦子さんだと思ってなく見てて、顔よく見たら、え?!ってなりました。
マンガでよく聞いたことがあったため、実写化に興味があり拝見しました。
町田くんがこんなに良いやつだったとは。
良いやつ超えて誰にでも優しすぎて、恋する乙女にはドギマギですね!!
徐々に成長する町田くんが見えるのもいいし
いちいち全力で、走り方がダサいのも最高です。笑
そして岩ちゃんがかっこいいのに猛烈にダサい感じ笑います!w
メインキャラの2人より、サブで出てる人たちが
豪華すぎて驚きました!!
松嶋菜々子さん、前田敦子さん、高畑充希さん
岩ちゃん、大賀さん、池松さん、戸田恵梨香さん、などなど、他にもたくさんのサブキャストがすごいですね!!
まえだまえだのお兄さん出てましたね!!
そして主人公の町田くんのあの感じとか、メインの井ノ原さんのあの感じとか、すごく見てて好きでした!笑
そして町田くんがいたいち、なんだかガタイ良いな!でした!笑
制服のシャツがぴちぴちで、腕の太さとかガタイの良さがでちゃってました。
純粋すぎて、映画を見終わるときには
町田くんがだいすきになってました。
現実味ある感じの映画だったのに
ラストなぞの風船で飛んで井ノ原さんに会いに行くシーンがありえなすぎて、一周回ってわらいました。
そして、カモに風船割られて、あの高さからプールに落ちて生きてる奇跡、ありえないのに町田くんの世界だからあり得ていいって思って見れました。
見てよかったです、楽しい青春な作品でした。
「バカ正直」な人がいたらの話
町田くんみたいな人がもしいたら……と色々と想像できるような物語だった。これは、同時に町田くんが「恋」を知る成長の物語でもあったが、成長の過程に町田くんの感情のゆらぎが見られたのは良かった。新人主演を著名な脇役が支えるということで話題になった本作だが、脇役の方々もキャラが立っていて何となく情報過多な気がした。深く考える作品でもないのだろうが、役に言わせ過ぎかもなぁと思った。
俺にも風が吹いてほしい
優しい世界。
いざという時の為にまっさらなハンカチは持っておこう。
勘は悪くないんだよ、いろいろ気付けるし。
でも何故か自分に対する好意に対してのみ鈍感。
町田くんに振り回される猪原さんが可愛かったな。
授業中に目が合っちゃったのなんかほんとに可愛い。
今でもあんな女子高生はいるんだろうか?
町田くんのこの先も見てみたい。
シュールかつ少しぶっ飛んだ青春映画
主要キャストは若手の上手い俳優陣を起用していたため見やすく、所々シュールで笑える場面もあった。
空を飛ぶシーンはぶっ飛びすぎてて逆に笑ってしまいました。
池松壮亮と前田敦子が意外とハマり役だったかなぁ、
良い子の世界
町田君の世界は素晴らしい世界ではあるけれども…
演出がひどい。プーさんのハニーハントか!
素晴らしい価値観をコメディー演出によって台無しにしている。
良い子のおこちゃま感を強く押し出し過ぎて逆に町田君の世界をぶち壊している。
善意が周りを変えていく
いつ終わるかもわからない外出自粛の中、人の善意に溢れた映画を観たくて観た
心に残る台詞
わからないことがあるからこの世界は楽しい
わからないことがあるからこの世界は素晴らしい
わからないことから目をそらしちゃダメだ
わからないからこそしっかり向き合わなきゃいけない
原作未読だからかもしれないんですけど、 最後のファンタジー展開は納...
原作未読だからかもしれないんですけど、
最後のファンタジー展開は納得できなかった。
あと、氷室くんがなんでさくらのこと好きになったのかも絵が描かれてなかったのが気になった。
主演の2人の演技は違和感なく良かった。
なので、最後の空飛ぶシーンだけが本当に微妙だった。
それ以外は青春映画で良かったと思う。
世のため人のために人助けに精を出す町田君 しかしその親切さゆえに誤...
世のため人のために人助けに精を出す町田君
しかしその親切さゆえに誤解をする女の子も出てきてしまい
全く罪作りな町田君
その町田くんパワーが周りを巻き込み
みんなが響きあう様は観ていて心が温かい
クライマックスはありえないでしょみたいな
ファンタジーの世界へ誘われて
笑いありのハラハラドキドキありーのでした
今回池松壮亮君は学生役ではなく
悩めるゴシップ記者の役で
彼もいよいよ大人の役にステップアップしたんだなと
これからも益々期待度アップです
(あと岩ちゃんも好きです♪)
ええもんみた。町田くんそのままでいて欲しい。
誰にでもやさしい町田くん。走るのが遅くって、勉強も苦手らしい町田くん。
はじめは町田くんとは妖精さんなのかなと思って見ていました。
出会ったらそっとやさしさをくれる妖精、天使、人ではない清らかななにか。
だけど町田くんは人間で、猪原さんに出会って、誰にでもやさしいができなくなりました。たった一人を特別にいとおしむことは、差別的で自己中心的で、とても人間らしいことだと私は思っています。
猪原さんもよかった。不機嫌顔で左の口角を歪ませてるのが、悲しげで泣いた。
脇役の芸達者たちも、良かった。太賀、前田敦子、高畑充希、エグザイルの人(ごめん名前わからん)、池松壮亮に戸田恵梨香!
前田敦子と一緒に唐揚げ棒食ってた同級生もいい味出しててよかった。役者の名前知らんけど。
まえだまえだのお兄ちゃんと、ソロモンの偽証の松子ちゃん役の子もでてた。つか、まえだまえだのお兄ちゃんもソロモンの偽証にでてたな。
人がすきのすきと、恋のすきが分からないと何度も町田くんはいいました。
37さいのわたしもよくわかりません。
恋かもとか、愛かもとか、思ったことはあるけれど、そんなきれいなことばからは、およそはみだした気持ちだったようにおもいます。
そのことを科学的に説明できる人がどれだけいるでしょう。
よくわからないまま、好きと感じる人と、自分を見つめて、二人の場合の正解をおそるおそる手探りでたぐり寄せる。そういう経験を重ねてやっていくしかありません。
多分、やぶれかぶれな大人の方がこの映画は刺さるでしょう。
後半のファンタジー設定は、映画的な飛躍として、わたしはアリ!と思いましたが、これはなかなか、映画いろいろ見てもっとどえらい飛躍に慣れてないと、バカにされたとかんじるかもです。
なので、高校生向きじゃないですね。
池松くんの立場の大人がみて、きらきらしたワカモノの魅力にクラクラする映画だと思います。
猪原さん、角度によって広瀬すずに似てる!って思いました。
町田くんの父母はもうちょっと町田くんの家事負担を減らすべきかと思います。なんぼ町田くんが自主的にやってたとしても、あかんで。
観て良かったと思えた映画
人を好きになるってどういうことか?問われると簡単には答えられないと思った。人を好きになると、嬉しくなったり、悲しくなったり、むしゃくしゃしたり、複雑な感情が絡み合うことは確かだと改めて思った。その感情の変化を、猪原さん役が、非常に上手く表現していて引き込まれた。それに対して淡々とした栄さんの言葉が、スパイスとなり面白かった。全体的に、こういう子いたなと思える役があり、それぞれの役がどういうタイプかがわかりやすく、終始身近に感じた。
最後のシーンに近づき、それまで町田くん、猪原さんの自分自身でもよくわからなかった気持ちが明らかになり、最後にはその気持ちをお互いに伝えあえた。風船で飛ぶシーンは、楽しくもあり、幸せな気持ちになった。プールに落ちてのシーンは、まず綺麗だなと感じ、その後に感動と幸せな気持ちになった。観て本当に良かったと思えた映画だった。
いいところもあったけどやはり残念
私は少し変わっても本質的には原作に忠実な作品であることを期待していたために、この評価になってしまいました。
新人の主役2人はとても良く会話も演技も素晴らしかったですし、監督が本当の肌感覚を入れたかったのと、限られた時間で原作のエッセンスを自分なりに再構築して表現したかったのもよく分かります。
しかし、先日一読しただけですが、原作が本当に素晴らしいので、私はそれをそのまま凝縮させて映画で表現し町田君という生き方が教えてくれる感動を、そしてそれにより変わってくる周辺の奇跡を多くの人に知ってほしかったです。
原作者が紡いできたストーリーを、生半可な時間で超えることは非常に難しいと思います。忠実な表現を映画の時間でまとめることは難しいとは思いますが、あの主人公2人なら出来たと思いますし、また新たな感動や世界も生まれたように思われ、やはり残念でした。
新聞記者やカメラマンや、評価されないモデルといった異物を持ってきたり、走ることや風船という青春や夢の象徴を持って来る必要は全くなく、原作の珠玉のエピソードをどうすればより観客に届けられるかという観点でストーリーを練るべきだったと思います。
急にワンダーランド…
途中までは青春感あって好印象だった。
現役高校生から見たら配役など違和感あると思いそうだけど、大人が見たら若さって高校ってこういう感じだよね。
ハリウッド映画で日本を舞台にしたシーンで、アジアで人くくりにされた気持ち悪い感じかな?
最後の風船のシーンで、いろいろシラケてしまった。
前田敦子さんがとても良い存在でした。
世界対町田君
あくまでも個人的感想です。
テーマ:①言葉で説明する事が出来ないもの、答えのない問題に思考停止してはいけない。向き合わなくてはいけない。②必死な人の姿は美しい。
裏テーマ:人は他人を通してこそ自分の姿を認識する。町田君が皆に好かれるのは、そこに自分の中にある良心を見い出す事が出来る、彼の中に救いを見い出すからである。
ストーリー:ラブコメ。決して他人を傷つける事の無かった良心認識装置である主人公が自我に目覚め(恋におち)、他人を傷つける可能性を孕むという自己矛盾に陥いるが、最後は自分の気持ち(エゴ)を押し通すことを選ぶ。
荒唐無稽なエンディング :風船を掴んだ瞬間、もはや世界は町田君の世界であり、どんな奇蹟が起こっても許される。
後半ビックリするくらいだれる
前半の町田くんの紹介部分は面白かった。
後半の
町田くんが町田くんじゃなくなった辺りから
ビックリするくらいつまらない。魅力がない。
ライバルの女は取ってつけたように元彼とヨリを戻して協力
何故か風船で飛んで彼女さらってプールに落ちて告白
脚本が思考停止してる
ファンタジー映画と思えば面白い
運動も勉強も苦手で、見た目も地味で、何も取り柄もないという町田くん。人を愛する才能があるという町田くん。こんな男の子、いまどき、いるわけがない。コミックの実写化っていうけど、リアルというか、ノンフィクションと思って見てしまうと、面白くないと思う。だって、人は、風船では飛べないから。でも、ファンタジーと思って見たら、風船で飛んだっていいんですよ。面白いと思えると思います。
町田くんの思考回路、変わってたわ〜。でも、本当に、素直な男の子です。バスで席を譲ったり、困った人がいると、誰であれ、助けてあげられる。そんな人になれないから、みんな、彼を素敵だと思うんでしょうね。でも、彼を好きになったら、大変かも…。
主役2名が無名だからか、脇は、凄く豪華キャスト。個人的には、前田敦子が良かった。普段は、あまり演技上手いとか思わないけど、こういうテンション低い役は良いんだよね〜。それにしても…平均年齢25歳くらいありそうなメンバー全員が制服姿って…。似合ってるから良いですけど、若干、痛いですよね。
願い
不可能な事ではないと思える。
彼が見てる世界、彼がいる世界は、彼がいるからこそその形を成す。
世界を変える事はできなくても、自分が見てる世界くらいは変えていけるのかもしれない。
人によってはスイッチを入れ替えるくらいで出来るのかもしれない。人によっては痛みや苦しみを伴うのかもしれない。だけど、そうありたいと願うのならば、あなたの世界は緩やかにでも変わっていくのかもしれない。
それに連れて、社会も変わっていくのかもしれない。
そんな事を思った。
とても温かい映画だった。
作品的にはなかなかにぶっ飛んでた。
本作の主人公を演じた2人の好感度は爆上がりだ。町田くんちの前で、収まりきらない感情に振り回されるシーンとか大好きだ!
前田さんの演技が良い!グッと抑えた声のトーンに笑ってしまう。それ以外にも辛辣な台詞を吐きながらも「こいつ皆んなの事好きなんだな」と思わせる仕草に魅せられる。
キャスティングの勝利なのか、キャラ設定の勝利なのか…最後まで飽きなかった。
良い台詞もたくさんあって、納得したり、感動したり。
池松氏のキャラを生んだ原作者に感謝してみたり…葛藤も後悔もあるよなぁって。
ああいうわかりやすい環境じゃなくても、誰かを犠牲にしていいのかってのは、魚の小骨の如く喉に突っかかっる。
町田くんの世界は夢みたいなもんだけれど、もうそろそろ多数決の呪いから抜け出してもいいのかも。
その世界が過ごしやすい世界ならそれでもいいのだろうけど、心のどこかで「クソみたいな世界だな」と思うなら決断も必要かも。
クソみたいな世の中は変えれなくても、クソみたいな世界なら、自分次第で変えていけるのかもと思わせてくれた。
なるほどと興味深いのは、皆んなが羨む町田くんの世界を、本人は楽しく過ごしているわけでもなく、悩んで迷って汗かいて、叫んでぶつかって、大いに足掻いている点だ。
一生懸命しか知らないのは、正直しんどいと思う。でも、やっぱり心のどこかで「羨ましいな」と思える自分もいる。
そんな自分を否定しないでいようと思う。
町田くんの世界~ワンダフルワールド~この世の光
町田くんは、なぜこれほどまでに人のことを思い、人のためにがむしゃらに一所懸命になるのか?
中盤に明かされる、幼少期の体験。本人は、そこに自分のアイデンティティを認めているが、それだけではないだろう。
長男として、この母とこの父に育てられた生育歴こそが、今の町田くんの姿の源だ。
こんなくそったれた世の中でも、人の想いと物事の捉え方次第で、地獄にも天国にもなる。
町田くんは、決して確信をもって全て行動しているわけではない。
どちらかというと悩み苦しみながら「分からない」ままに自分に正直に生きている。
その事が、自分を殺し、世の中の常識や情報や価値観を基に行動しがちな周りの人の光となり、周りの人を変えていく。
人は、光に集まる生き物だ。
町田くんの世界は、この世の光であり、「分からない、分からない」とのたうち回りながらも、全力で人のために駆け回る姿は、魔法と奇跡と不思議が一杯のワンダフルワールドなのだ!
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