劇場公開日 2019年6月7日

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「期待度○鑑賞後の満足度◎ 「分からない!」百連発の映画。でも確かに「分からない」事か多いからこそ世界は面白い。それに目を背けて「分かる」事だけを選んだ世界で生きようとする人生はつまらない。」町田くんの世界 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0期待度○鑑賞後の満足度◎ 「分からない!」百連発の映画。でも確かに「分からない」事か多いからこそ世界は面白い。それに目を背けて「分かる」事だけを選んだ世界で生きようとする人生はつまらない。

2025年5月10日
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鑑賞方法:VOD

①現在放映中のNHK朝の連続小説『あんぱん』は飛び飛びながら観ていました。その中でヒロインの家族のの一人(血縁のある家族ではなく住み込みの職人です)として最初は背景に溶け込んでいた原豪くん。
次女役の河合優美は、映画で如何にも令和の女の子役しか観ていなかったので、昭和のそれも戦前のしっかりものだけれども感情をあまり面に出さない如何にもヤマトナテジコを違和感なく演じていてその多才さに驚かされますが、第29回放送分ではTVドラマなのにまるで映画での演技のような芝居を披露してくれました。
で、本題ですが、その河合優美扮する次女蘭子の想いびと原豪くんに扮した細田佳央太くん。
民放のTVドラマを殆んど観ない私としては、新しい或いは若い役者を知るのは殆んど朝ドラで。従い、細田佳央太くんは殆ど知りませんでした(『どうする家康』に出ていたそうですが、松本潤の家康が違和感有りすぎて早くに脱落したので登場回は未視。
第29回放送分も内容自体も良かったですが(相も変わらず涙腺崩壊)、現在の若い役者なのに、(役者だから当たり前ちゅうたら当たり前ではあるけれども)昭和のそれも戦前の地方の寡黙で純朴、真面目で働き者の青年を大変好ましく演じて私の中で一躍注目の俳優となってしまいました(第29回では石切場で蘭子に結局想いを告げられなかった後の表情、よさこい節を唄う蘭子と目があってから退席するまでの表情のみの演技が素晴らしい)。

②と、朝ドラの話になってしまいましたが、そういうわけで私の中で注目の役者になってしまった細田佳央太くんの過去の出演作品を観ようと思ったのが本作鑑賞の動機(『花束みたいな恋をした』にも出ていたらしいが、恥ずかしながら全く印象無し)。

もーさん
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