「さすが石井ワールド!!」町田くんの世界 フットさんの映画レビュー(感想・評価)
さすが石井ワールド!!
今の邦画界はコミック原作が当たり前で、アラフォーには全くもって楽しくないし、当の本人世代も納得いってるのだろうか?
これもその片割れにすぎないが、石井裕也監督作品。前作「夜空はいつでも最高密度の青色だ」に続き、また斬新な傑作を放った。内容・話は淡彩ながら、一貫としてシネスコ構図にこだわるこの人、今回も左から
右まで無駄なく青春讃歌を焼き付けている。
ド素人・細田佳央太と関水渚の斬新性より、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀・・・無理だろ??組を見事としか言いようないくらい料理した。特に太賀くんのくだりは倒腹絶倒と感銘の名シーン連発!
青春いいね(笑)。あと毎度の池松壮亮をどう持っていくか?ム?これは失敗か?と思わせて最後ああ持ってくるか・・・・
(2018年8月1日配信、Netflix宇宙を駆けるよだか)の富田 望生にニンマリした。あと鴨も(笑)
殆どのキャストが連打する 「あ~も~わかんないよ~」のジレンマを4DXで体験してるような120分。さすがに最後のジュリーアンドリュースはやりすぎでしたけど!!
また下手な漫画原作映画か・・と嫌煙してる方々、来春の賞レースで後悔しますよ。ぜひ足を運んで下さい。
全体カラーは吉田大八監督の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「桐島、部活やめるってよ」パターンであります。
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