イップ・マン外伝 マスターZのレビュー・感想・評価
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マックス・チャンはよかったけど、、
チョン・ティンチを主役においたイップ・マンシリーズ、スピンオフ。「イップ・マン 継承」で、ドニーさんと同じぐらいに存在感のあるアクションを見せてくれたチョン・ティンチことマックス・チャンの作品だけに期待値はかなり高かったですね。
そして、その期待に応えるようにマックス・チャンのアクションは、見ごたえ十分でした♬さすがです!
しかし、この作品、そんな魅力以上に感じたのが、映像に漂うチープさ。。ワイヤー感の強いアクションシーンは百歩譲りますが、(それでも、マックス・チャンや、トニー・ジャーなど揃えてるんだらか、ホンモノアクションっぽく見せてほしかったですが。。)、撮影セットは照明のせいもあるのか安っぽく、二人の手の中で舞うウイスキーの入ったグラス、銃撃で割れた酒瓶や花瓶、剣で切れたカーテンなど、CG感が強く、全体的にニセモノ感が印象に残ってしまいました。本編シリーズとは制作陣が違ったんでしょうかね?
それでも、最後のチョン・ティンチvsオーウェンのクライマックスは迫力あったし、いつものテーマソングが流れたときはグッとくるものがありました。
香港アクション
好き。
映画館で観たかったやつ。
うちの小さいテレビでは、、(泣)
終わり方が もうちょっと盛り上がったらなぁ
て感じ。でも面白かった!
(チャイナドレスが気になるやん)
大英帝国 腹立つな!
姐御が強者で男前すぎるし!惚れてまうワ!
素晴らしい
正直言うと期待していなかったですが、大変楽しく鑑賞させて頂きました!
イップマンシリーズは全て観ております。
ドニーさんの抑えた演技とサモハンキンポーの武術指導によるカンフーバイオレンスがこのシリーズを最高のカンフー映画の1つにした。
パート3(継承)からサモハンが降板し、ユエンウーピンが武術指導で参加しています。
ウーピン作品は素晴らしいですが、観る前から、このイップマンシリーズとの相性はどうなのか?不安がありました。
不安は的中。作品全体としては決して悪くなかったですが、ドニーさんのアクションシーンに何処か違和感を感ぜずにはいられませんでした。
そして、今作は継承のラスボスであるチョンティンチを主人公にしたスピンオフ。
物語はほぼほぼ新片腕必殺剣と同じ。
イップマンは表舞台のヒーローですが、ティンチは裏社会を生きる男。
この作品はイップマンシリーズの雰囲気とは違い黒社会映画風です。
イップマンに破れ武術界、殺し屋稼業からも足を洗い生活用品店を営みながら1人息子と平穏な生活を送っていたティンチ。
ある日たまたま女性2人助けたところ、再び黒社会に関わりを持つ事になる…
とにかくマックスチャンがセクシー。
肝心のアクションシーンですが、ユエンウーピンらしいその辺にあるものを使った工夫の殺陣がとても相性が良いです。
主人公覚醒の為に主要キャラが凄い勢いで死んでいくのは昔のジャッキー映画さながらですが、黒社会風味なのでそこまで気にならない印象です。
必殺の詠春拳も最後の最後まで引っ張ってやっと出てきます。この辺は映画的カタルシスもあって素晴らしかったです。
アクションも脚本もいい
アクションのキレがいいね。みんな凄い人たちなんだね。それ観てるだけで楽しい。
アクションが凄いと、脚本は取って付けたようなものになりがちだけど、この話は、そこもしっかりしてんの。ベタな展開ではあるんだけど、ちゃんと描かれてる。
だから最後まで感情移入しながら観られるんだよね。それでオチの付け方もきちんとしてた。
全編通じてミシェル・ヨーがかっこいいの。もう「年取るんなら、こんな風に取りたい」と思ったもん。弟の腕をばさーっと斬って「これで詫びにして」って、カッコ良すぎ。
主人公がラストの闘いで『詠春拳 チョン・ティンチ』と名のるのもカッコいい。名のりってやっぱ大事だね。その人がどこにアイデンティティもっててるかを示してる。このシーンはベタだけど、ここまで背景描いてるから「おー!」ときた。
細かなシーンも小道具色々使って工夫が効いてるし、傑作だと思うよ。
とてもよかった
イップマンは人格者で見ていてあまり面白くないので、前作は見なかったのだが今作はイップマンに負けてカンフーの道を断った男が主人公で、特に何でもない日常生活をしていても、暴漢をやっつけても常に負け犬感が出ていてよかった。前作も見てみたい。アクションもすごくよかった。特に看板や電線を渡る足場の悪いアクションは腹がギューっとなった。
正宗港影
正統的な香港映画である。
隆盛期の香港映画が湛えていた、香港の人々の怒りが臨界点へ向かっていく期待感が、この作品にも満ち溢れている。映画では、支配者たるイギリス人は横暴、狡猾で、正義がまかり通らない社会として植民地時代の香港が描かれる。
善と悪、香港人とイギリス人、金持ち(=偽善者)と貧乏人(=正直者)という明解な二項対立は、在りし日の香港映画が繰り返し用いた構図である。
この対立の図式は、スクリーンの隅々に演出されている。
ステーキと粥・油条。阿片とヘロイン。ビールとウィスキー。といった具合に、口にするものも、ことごとくイギリス人対香港人で異なる。
この復古調の功夫映画を現代の香港の人々はどように観たのであろうか。親の世代の古臭さを感じたであろうか、それとも最近は少なくなったスタイルに新鮮さを感じただろうか。
過去の支配者であるイギリス人を、大陸の中国人、もしくは共産党と置換した香港人は多かったのではないかと、私は想像する。
映画の中で、我慢の限界に向けてひた走るイギリス支配への反感は、返還後の新しい支配者へのそれと、容易に置き換えることができたのではなかろうか。
最後のシークエンスは、傍観していた者たちが怒りを爆発させ、皆が行動し始めるという、「立ち上がる香港市民」が主題となっている。
謎の殺し屋が手を下したとは言え、一番悪くて強いやつにとどめを刺したのが主人公ではなかったことが、そのことをさらに印象付ける。
カンフー好きは是非!・・しかし
完全にドニー・イェンがマックス・チャンに代わった「イップ・マン」です。
演出からアクションからキャラクターまで全て(笑)
その為、安心して観れるのですが、時代が、固定されてしまっているので、出てくるキャラや、敵が大体似通ってきているので、マンネリ感は否めません。
後、詠春拳を封じている割りに、素で強いし、普通に戦っているので、封じる理由が弱いかなと。
何て言うか、詠春拳がまるで必殺奥義のような感じになってて(苦笑)
それと敵役に元格闘技選手の役者もカンフー映画じゃマンネリ感全開です(笑)
歓楽街のセット撮影がメインな為、話が進んでいるのに代り映えしないので、冗長的に途中感じました。
トニー・ジャーは、もっと出してもらいたかった。
何か粗探しばっかりな感想ですが、面白かったですよ!
「イップマン4」も楽しみですし、「チョン・ティンチ」シリーズも始まるのかな?(笑)
元々ブルース・リーの師匠をモデルに始まった「イップマン」ですが、最早、詠春拳達人列伝シリーズになっている!(笑)
映画館出た時、感想のアンケート求められましたが、「迂闊な事言えないな。」と思い困りました(笑)
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