「アクションの見応え!きっちりと分かりやすい作品。」イップ・マン外伝 マスターZ ウマノホネさんの映画レビュー(感想・評価)
アクションの見応え!きっちりと分かりやすい作品。
ドニーイェン主演の映画「イップマン」の外伝となる今作。
彼のイップマンとは違った、詠春拳チョン・ティンチのクールさがなによりカッコいい!
また、カッコいいだけではなく、
放火にあい、逃げながら息子を抱きかかえる姿が印象的で、
シングルファーザーとしての我が子への愛情も感じさせてくれます。
物語は、私も大好きな勧善懲悪モノなのですが(笑)、
善と悪の狭間に立つ女ボス、クワンが絶妙な存在として描かれています。
彼女とのアクションシーンや、ラスボス(!)との一騎打ちはもちろん、
どの場面もすごく見応えがあったのですが、
アクション以外でも、
全編を通して、どこで一時停止ボタンを押しても画になるように撮影されています。
チョン親子の営むお店、
ヒロイン役のジュリアの暮らす一室(壁に貼られた写真)や酒場街のネオン、
英国人や富裕層の人の高級レストランなど、
どの場面でもきれい!
見た目にもそうだし、一見してどういう状況かというのがすごく分かりやすい。
分かりやすいといえば、背景に流れる音楽や効果音も嫌みなく聞きやすい。
映画として当たり前のことかもしれませんが、
見せ方の妙、といいますか、「うまいなぁ!」と
物語とは別のところでも感動してしまいました。
もちろん、最後の死闘にて、ピンチの場面から立ち上がる主人公の姿は
涙なしでは見られません!
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