ラ・ヨローナ 泣く女のレビュー・感想・評価
全70件中、61~70件目を表示
新鮮味はなし
ホラー映画の歴史の文脈にある手法。
煽り➡️静寂➡️轟音。
或いは、
煽り➡️確認➡️何もなく安心➡️出現。
など、既存のホラー映画の「型」を多様、それをリピートし、恐怖を投げつけてくるタイプの作品だ。
ジェームズ・ワン監督を意識したようなワンカット長回しも見受けられる。
特に真新しくもなくホラー映画を見馴れている方にとっては、おそらく既視感、或いは退屈を感じてしまうであろう。
前半は禍々しい空気感やホラー映画における邪悪で邪な、正体不明の悪霊など期待を祖剃る演出でのアプローチで仕掛けてくるも、後半は有りがちなホラー映画の手法、技法での表現方法で少し尻窄みになったのが正直な所。
映画としての突っ込み所も幾つかあり。
特に轟音を多様するホラーは制作者側の手数の少なさ、自身の無さとも受け取ってしまいます。
凡作ホラーですが、気になる方は是非。
それだけの能力があれば…
1673年メキシコで旦那の浮気への報復で自分の子供を殺した女が悪霊となり、1973年のロサンゼルスに現れる話。
信じてもらえるかどうかは別として、ケースワーカーに話をしない女に始まり、ことごとく皆何かを聞かれてもダンマリ。
何かが起こると後出しで説明したり、後付けのように設定を示したり、展開したり。
しかも辻褄が合わない支離滅裂さも多々あり、勿体つけているというより、そうしないと雰囲気も何もあったものじゃないからか?
これといって背景やストーリーに面白さがある訳でもなく、ただ大きい音で驚かすだけのお化け屋敷作品にしか感じなかった。
びっくり系の作品
「水」は物語の象徴だけど、実はそこまで重要ではない。『死霊館』シリーズのような恐怖は弱めで、どちらかというと大音響と突然の出現に「びっくりする」系の作品。悪霊=ヨローナとのバトルが思いのほかあっさり終わってしまったのが意外だった。
安定した面白さ。
わざわざ死霊館シリーズに絡めなくても良いとは思うけど…。それにしてもアメリカが描く霊は強い。ジェイソンか。日本的感覚だと哀しき怨霊になるはず。ラストもバッサリな結末だし。惑い感がなくていいのかもね。
遊園地のお化け屋敷程度の怖さ
遊園地のお化け屋敷と同じで暗さと音で怖がらせるだけで、全然、心理的に迫り来るものがない。元神父が胡散臭いこともあって、入り込めないままエンディングを迎えてしまった。暇つぶしにはちょうどいいかも。
ビビらす女
ヨローナの生まれた背景は物悲しく、劇中披露される能力もすごいのに、お前ホントに子ども奪う気あるのかと疑うくらい延々コケオドシしかしません。
これがイタズラ好きの小悪魔とかサイコパスのシリアルキラーの霊とかなら納得出来るんですが…設定と行動が噛み合ってませんでしたね。
水云々もさほど活かされてないし、ついでにあんまり泣いてもいません。
せっかく素材は良かったのに、なんかいつもの死霊館だなぁ…で終わっちゃいました。
ただ不気味な雰囲気作りとか、コケオドシの巧さは健在なので、細かいこと気にせずただブルッとしたいだけなら問題ないかも?
鉄板のお化け映画
ベタといえばベタなのですが、演出がとにかく細かい。悲鳴のようなストリングスの効果音はもちろん、突然の風!後ろ後ろ!引きずられる!なぜやらかす!…そういったホラー映画の定番をこれでもかこれでもかと繰り出してきます。
特に新しい演出とか新しい角度とかはないのですが、徹底的な職人の技という感じ。ホラー好きな人は見ないと。
全70件中、61~70件目を表示