「童貞わっしょい映画」宮本から君へ まやさんの映画レビュー(感想・評価)
童貞わっしょい映画
あまりに胸糞すぎて途中で退場するほどだった。
私の感想をいくつか上げる。
1.靖子がレイプされるシーンがあまりに生々しく女性である私は犯された経験が無くても目を背けたくなるほどだった。そういうシーンがあってもいいが一言書くべき。そんな表記はどこにも無かった。
2.レイプされた靖子を見て大泣きした宮本の姿は確かに良かった。彼女の気持ちになり被害者の彼女よりも悔しがる男は現実ではあまりいないだろう。
3.タクマに復讐するというのはいいがそれが殴り合いなのはいかがなものか。靖子を本当に思うなら刑事告訴なり民事訴訟なりし、出来るだけ賠償金を取るものである。男が見れば熱い男の復讐劇にスカッとするのだろうが、女からしたら自分の被害をキッカケにされたに過ぎず、全てにおいて勝っている相手に大義名分をつけて殴りかかり、勝ったぞぉぉとボコボコにしたタクマを靖子に見せに行くのはあまりにも動物的で原始人みたい。獲った獲物を好きな女に見せに行くとはなんだ、猫か己は。
女から見たら、はぁそうですかとしか思わない。むしろこちらがボコボコにしたせいで百パー相手が悪かったのにこちらに非が出来てしまい迷惑千万。逆に訴えられたらどうしてくれる、とまで考えてしまった。
この映画が原作に忠実だとしたら、原作者は童貞なんだろうなぁと思いながら観ていた。
唯一賞賛する点は蒼井優という大物女優が69をしていたという点だけである。
あれはエロい。素晴らしい。そして美しい。
それ以外はどうにも救いようがない。
外交官を目指していて、ガタイ良く、自分より全てが優っている男に自分の女を陵辱され復讐する。全て敵わないが女を想う気持ちは誰にも負けない。
男達の夢であり妄想であろう。こんな熱い男でありたいと誰もが少なからず思うだろう。
男性諸君、女と観るな。
私は観ながらドン引きした。
どんなグロい映画でも途中で切り上げたことは人生で一度も無いが、あまりにも情けなくて悔しくて辛くて最後まで観ることができなかった。
女という生き物をなんにも知らずに制作したのか。制作者は皆童貞か。
あ分かったおとぎ話として観ればいいのかそーかそーか。てか?
私の頭が硬いのか知らないがこんな最低な映画は初めてだ。高評価が付けられているから期待して観たから余計に裏切られた気持ちだ。
蒼井優の69に金を出したと思って無理やり納得
洋画含めレイプ描写を取り入れた作品は沢山ありますが、その中でも宮本はまだストーリーとして受け入れられる方です。ファンタジーとしての描写ではなく。
そういった意味では、監督および作者の童貞感は感じられないと思います。
それを感じるには、これから色々経験したりこの手の様々な作品をご覧いただけたらよくお分かりいただけるのではないかとも思いますが、根本的に嫌悪感を持ってしまっているとしたら最早理解は難しいのかもしれません、残念ですが。