「ライトウェイト「野生の呼び声」」野性の呼び声 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
ライトウェイト「野生の呼び声」
ただの「動物が主役のディズニー映画」だった。
ジャック・ロンドンの原作に対する哲学的な解釈は、さておいても。「生存と野生への復帰への本能」をテーマとした「野生の呼び声」は、動物を擬人化し人間の本能を描き、社会への風刺を織り交ぜていると評価されている小説。ジョン・ソーントンは、インディアンでは無くハルに襲われて命を落とす事になる等、幾つか改変されているけれど、本質は変わらず、って言いたいところですが。軽かった。なんか知らんけど。
異なる進化の途を辿って来たバックと狼たちは、一つになり。人間達は欲に駆られて争う。「幽霊狼」の姿を見るたび、徐々に野生を目覚めさせていくバックは、それでもなおソーントンが居る限りは野生回帰することはありませんでした。ソーントンの死後、完全に野生に戻りグリズリーでさえ威嚇してしまうバックの姿が印象的。
動物をフルCGで登場させる映画が苦手で、冒頭部はバックの動きの違和感に戸惑いました。と言うか、メルセデスがイアン・ギラン?めちゃくちゃな無駄遣い感には、正直、ゲゲゲってなりました。
劇場には子供さんを連れたお父さんの姿あり。
そう言う映画になってると思いました。
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bionさんのコメント
2020年2月29日
カレン・ギランがあれだけでは、もったいないです。
ライオン・キングはリアルすぎて、人間の言葉を喋っているのに違和感があり、この「野性の呼び声」のCGは不自然で違和感があり、CGはまだまだ改善の余地がありますね。