キングスマン ファースト・エージェントのレビュー・感想・評価
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感動した!
キングスマン【世界史編】
ぶっちゃけ私は世界史(と言うか歴史)が苦手でして(^_^;)
この時点で一般教養の方々の半分も楽しめなかったのかなーって思うくらい“キングスマン【世界史編】”でした。
もちろんマシュー・ヴォーン監督なので
「やり過ぎじゃ!でも好き♪」なアクションは健在。
だが、過去のシリーズみたいに
「傘からもアタッシュケースからも弾が出んのかよ!」
みたいなバカバカしさを期待すると…うーむ。
なんか、添加物を変な薬で0にしました的な仕上がり。
戦争のシーンも凄い分
「これはキングスマン?キングスソルジャー?」みたいな違和感も付いてきます。
世界史は知ってて当たり前感も強く
ポップコーンムービーでは無くなったエピソード0でした。
まーでも充分に楽しいんだけどね!
イギリスの諜報活動は誇り高いのょ。
メイキング・オブ・スパイ組織!不慣れ感がリアル!!
『キック・アス』『ウォンテッド』やNetflixで製作された『ジュピターズ・レガシー』『スーパー・クルックス』に加え、今後『ハック』『アメリカン・ジーザス』なども展開される予定のマーク・ミラー原作コミック「キングスマン」の映画化作品第3弾!
キレッキレでスタイリッシュなアクション・シーンが斬新な「キングスマン」前2作とは、少し異なったテイストであって、今回はアクション映画というより、政治的駆引きがメインの作品となっているだけに、前2作の娯楽アクション要素強めに魅力を感じていたファンは意見が分かれるかもしれない。
世界的なスパイ組織「キングスマン」誕生に隠された秘密を描いているメイキング・オブ・キングスマンでもある。
極力血を流さずに、平和的に解決できると信じていたオックスフォード公の葛藤。戦争に対しての息子との意見の相違が父として、当時のイギリスという国のあり方などを考えさせる、しっかり社会派な物語としても構築されている。
いくらキングスマンだからといって、はじめから上手くいかないことも多く、チームのメンバーが、それぞれ戦闘スキルや知識がそれなりにはあるものの、それだけではカバーできない相手にどう立ち向かうのか、想像を超えてくる相手の戦闘スキルにどう対処するのか。
例えば今回登場するラスプーチンの予測不能な行動は、決して常識が通用するような、マニュアル通りの案件ではなく、どうしたらいいのかと戸惑う様子も、またリアルだ。
『キングスマン』では、ハイテクなガジェットも、今回は手作り感満載のガジェッドが頼りなく、故障や失敗も多い。ところがその手際の悪い演出が初めてのミッションであり、スパイ活動そのものが不慣れという点において、全体を通して、ファンタジー要素も強い作品にも関わらず、妙なリアリティを醸し出している。
前2作とは全く違う 3本目(再込5)
さすがの手腕
後半は年寄りのやるミッションインポッシブル
始まりと終わりで別の映画になってないかと思うほど、ストーリーが変わる映画。第一次大戦前後の歴史に沿った前半は割と真面目路線で、私はこちらのほうが好み。でも、真面目一辺倒というわけでもなく、ラスプーチンとの場面などアクションも楽しませてくれる。
戦死が判明してからは、まるでミッションインポッシブル。ハチャメチャぶり、これはこれで楽しい。でも、それなら本家ミッションインポッシブルと同じように、最初からぶっ飛んだ設定にしてほしい。まあ、ストーリーとしてキングスマンができるまでの話らしいから、真面目路線→現実離れのスパイ物で合っているのかもしれないけど。
ところで、あの時代のロシア・ドイツ・イギリスの皇帝・国王が従兄弟同士あるいは又従兄弟だったとは知らなかった。ヨーロッパの王室がこれほど近い親戚同士でできてて、近親憎悪もあったと初めて知った。アメリカの参戦きっかけのくだりは全くの作り話だろうが、帰宅してウィキペディアを見るまで、これら王室が従兄弟同士というのも脚本上の作り話だと思ってたわ。従兄弟で戦争をしていたのか。第一次大戦って大きな家庭争議、なんかスゴい戦争だわ。
マタハリ!
マタハリという名は聞いたことはある程度で、多分、おじいさんたちの世代だとセクシーな女スパイと思われていたのだろうか。子どもの頃は「股貼り」という意味だろうと思い、どこか淫靡な響きに妄想していたものでした・・・ついでに前田美波里の名前まで思い浮かんでしまうアホな感想です。また、またぁ・・・
そんなマタ・ハリも登場するキングスマンの誕生物語。第一次世界大戦の辺りの歴史を知っているとより一層楽しめる内容となっていました。ラスプーチンが暗躍する帝政ロシア。イギリスとドイツの関係などを実在したキャラを使って戦争を起こしてしまう秘密結社。ラスプーチンなんてその黒幕の一つのコマにしか過ぎないという大胆な設定なのです。
これが大戦勃発となったサラエボ事件なのか?!とか、レーニンによるロシア革命も秘密結社の指示によるものだったのか?!とか、これがアメリカ参戦の経緯なのか?!と、ちゃんと辻褄も合うようなストーリーテリング。また、最後の最後に、見た目はスターリンなのにあの人だったとは!!と、笑っていいのかどうか困ってしまうキャスティングまで。
戦争映画とも思えるほど、凄惨な現状や運命の皮肉も描かれ、オックスフォード公(ファインズ)のアクション以外にも見どころ満載。ただ、戦争の起こし方の一部分しか見せてないことや、市民感情なんてのも描かれていないため、ちょっと不満も残る。
そんな中で最も良かったのはショーラ役のジャイモン・フンスーだったかと思います。彼がカッコいいと思えた作品は久しぶり。またラスプーチン役のリス・エバンスが不気味で印象に残りすぎ!青酸カリ飲んでも平気だからなぁ・・・凄いよ。山羊を飼ってる切り立った山も印象的だけど、他の映画にも出てたような・・・何だったか忘れた。
今年初めての映画館鑑賞。帰り道ではボニーMの「怪僧ラスプーチン」のメロディを口ずさんでしまったのは言うまでもない。
サイドストーリーでも、スピンオフでもない
一つ言わせてください。
今回も、最高でーす...
正直、今までのキングスマンシリーズを楽しんでいた者(私)からすると
「あら、今回コリンファース達出ないんかい」と観る前に少し残念に思ったけれども、
観ているうちにそんな残念な気持ち、すっかり忘れていた。
今回は、シリーズとしては3作目だけれども
エピソード的には第一章。
「これはサイドストーリーでもスピンオフでもない。」
パンフレットにも書いてあったけど、その通りだと思う。
なぜ「キングスマン」という組織が出来たのか?
世界平和のため?お国のため?
結果的にはそこに通じるのかもしれないけど、何よりも
「息子を戦争に行かせたくない」
「息子が生きて帰ってきて欲しい」
「戦争を早く終わらせたい」
親が子を思う気持ち、
そんな小さな、個の強い思いから始まっている。
それがこの映画の「芯」「軸」として
一本しっかり通ってる。
しかもこの「親子愛」という芯は、世界共通で多くの人が共感できるものである。
単に
見た目がカッコイイ
アクションが派手だ、
そんな"見た目だけ"の部分ではなく
ちゃんと心の「情」の部分もしっかりと描かれている本作は
もしかしたらキングスマンシリーズで
一番好きな作品になったかもしれない。
いつもと違う
普通だな
面白かった‼️
良い意味で前作までの期待を裏切ってくれる
そう来たか
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