「【”英国紳士が戦地に赴く理由・・。”怪僧ラスプーチンを始め、実在人物多数出演。但し、今作はスパイ映画ではありません。1900年代初頭の世界情勢を反芻してから鑑賞すると良いかと思います。】」キングスマン ファースト・エージェント NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”英国紳士が戦地に赴く理由・・。”怪僧ラスプーチンを始め、実在人物多数出演。但し、今作はスパイ映画ではありません。1900年代初頭の世界情勢を反芻してから鑑賞すると良いかと思います。】
ー 英国貴族オックスフォード卿は(レイフ・ファインズ)且つて、大英帝国領土拡大のため、世界各地で戦っていたが、ある日血まみれの自らの姿を見て”平和”を守る事を誓った・・。-
◆感想
・今作を全2作のような、スタイリッシュでややキッチュなキレッキレのアクション(後半のアクションは良い)と魅力的なスパイガジェットの登場を期待しながら観賞すると、肩透かしを食うと思う。
今作は、戦争映画なのだ。
舞台は、第一次世界大戦(1914-1918:学生時代、”行く意思”ないよ・・で開戦の年を覚えたものだ)。
勃発の理由となったサラエボ事件が”ある悪の集団”に依って秘密裏に引き起こされたシーンも描かれているし、そのまま泥沼の第一次世界大戦に突入して行く様が、描かれている。
・前半は、ロシア皇帝を操った怪僧ラスプーチン(リス・エヴァンス:本物かと思った・・)の存在感が半端ない。
戦争を止めるため、彼の暗殺を狙ったオックスフォード卿と息子コンラッド(ハリス・ディキンソン)、そして執事のショーラとの死闘のシーンは圧巻であった。
毎朝、青酸カリを少量飲んでいるため、毒性の体質が強いって・・。まさに、怪僧。
・・で、最後に仕留めたのは影の実力者、家庭教師ポリー(ジェマ・アータートン)・・。
・米国大統領ウィルソンを色仕掛けで陥れたマタとは、マタ・ハリ?
・ダニエル・ブリュールが演じていた悪の組織の男は誰?
- 自分の知識が無いからいけないのだが、この辺りが非常に分かりにくい。やや、残念。-
<2021.12.25追記)
☆ある該博なレビュアーに教えていただいた。
”ダニエル・ブリュールが演じていた悪の組織の男はエリック・ヤン・ハヌッセンです。(本名、ヘルマン・シュタインシュナイダー)
ヒトラーお抱えのエセ預言者です。(手品師ですね。)”
感謝である。pipiさん、有難うございます。
・コンラッドが名前を変え、一兵卒として命懸けで取得したモノ。そして、まさかのコンラッドの死。
悲嘆にくれるオックスフォード卿は酒浸りに・・。
だが、又、ここで活を入れるのは家庭教師ポリー・・。
- 内心、”ポリーが一番頑張っているじゃない!”と突っ込む・・。-
・世界中の執事同士のネットワークの設定は面白かったなあ。壁に耳ありだね。
<”悪の組織を束ねる男”が、世界大戦を起こした理由が、”階級制度打破”と言うのも、成程と思いつつ、動機としてはやや弱いかな・・、と思ってしまった作品。
オックスフォード卿の決死のパラシュート降下シーンから、”悪の組織を束ねる男”との一騎打ち(というか、ショーラと凄腕スナイパー、ポリーの活躍も凄い)のシーンは迫力があってハラハラドキドキ。
全体構成は、やや粗くも
”もう少しキチンと第一次世界大戦史を勉強しておけば良かったなあ・・”
と思った作品でもある。>
■ラスト、あの男が出て来たって事は、次は第二次世界対戦か・・。
次作のジェントルマン役は、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの英国俳優、ベネディクト・カンバーバッチで、お願いしたいです・・。
本日観てきました。
実在の登場人物についてはパンフレットに一覧が載っています。マタハリ、ラスプーチンの他、プリンツィプやハヌッセンについての言及や、監督インタビューでは英国王とロシア皇帝が似てる件についても触れられています。
むしろこれがないと補完出来ませんでした。
お見舞いメッセージありがとうございます〜!
はい、まだ高3&中3の受験生2人抱え、人生こんなとこで終わっていられないので気力で頑張ります〜。
癌が消えたという症例報告も無視出来ない数存在するので、西洋医学以外にも色々試したいと思います。
映画comは過去作品レビュー中心になるかと思いますが、変わらず仲良くして下さいね^ ^
お久しぶりです!
ネタバレ設定なさったのですね、良かった。実は心配してました(笑)
マタ・ハリは、「マタ」という名前が出た時点で膝を打ちました〜♪そうか、彼女はマタ・ハリだったかと。
その時点で、その後の展開はバレバレですが、クライマックスに導く仕掛けになってましたからオーライでしたね。
ダニエル・ブリュールはエリック・ヤン・ハヌッセンです〜。(本名、ヘルマン・シュタインシュナイダーって、まるで山田太郎的ないかにもドイツなお名前w)
ヒトラーお抱えのエセ預言者です。(手品師ですね。)
ヒトラーの演説時のボディランゲージパフォーマンスは、ゲッペルスより先にハヌッセンが指導したらしいです。
ではでは!
あ!こちらのシアターではキングスマン、8割型席が埋まっていましたよ。そりゃまぁ、呪術廻戦はやっぱり比較にならぬ人出でしたがw
私が行った劇場も入場の列が出来ていました。
予告が始まっている時間に滑り込みで到着し焦る私。
照明が落ちる前ギリギリに入ってみると客入り一桁w
同じく他のスクリーンのアニメ目的の方々ばかりでしたw