フォードvsフェラーリのレビュー・感想・評価
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#フォードvsフェラーリ
音がいい。最高にいい。
この音なら白ご飯何杯でも食べられる。
エンジン音が高くて、振動があって、
「ああっ」とため息が出ました。
心ときめきますね。
下からのアングルがいい。
レーシングカーは、颯爽とスカートをひるがえしながら走り抜ける女性のよう。
男性(ドライバー)は、その女性の身体や機嫌を伺いながら、褒めたり怒ったり。
男の名誉や勝利がかかった仕事。
すごいです。
まったくもって、映画の感想ではなくて、
すみません。
私自身、車のレースは、父親が好きなので、とても親しみがあります。
(野球やサッカーよりも我が家ではメジャーなスポーツです。)
なので、この作品は車のレーシングシーンが多くて、とても楽しかったです。
詳しくは知らないのですが、今のF1などのレーシングカーはとても賢いコンピュータ性能があるみたいです。
なので
アクセルやブレーキの足さばき、ギアチェンジする右手に興奮しました。
もしかしたら、今の50から60代の人も懐かしんでみる
ことができるかもしれません。
昔も今もレーシングカーはカッコいいですね!!
でも1番かっこいいのは、
奥さんの車を運転するシーンです。
ノルマンディーから帰って来た青年は、海を渡りレースに身を投じた。(& Peterのその後)
タイトル詐欺じゃん、ホンマに。イヤ、無茶苦茶萌えた。俺的には、歴史に残るレベルの胸アツ物語でした。ケン・マイルズとキャロル・シェルビーが、フォードとフェラーリの両者と戦ったドラマ。男のロマンは焼けるオイルと焦げるタイヤの匂い。フォードチームのマクラーレンは、あのマクラーレンの創始者ブルース・マクラーレン、出番は無かったけどw
ケン・マイルズにスポットライトを当てたって所が、最高です。彼の最後を知っている人は、最初の登場シーンから泣けると思う。俺がそうだったから。Ford Vカーのテストドライブ中の事故。47歳で逝去したマイルズ。この物語りの開始から、わずか2年後の事。セナはサンマリノのGP中にで命を落としました。開発育成中のテストドライブ中の事故は、マイルズ的だと言えないこともなく。
クルマヲタ必見、言うまでも無く皆んな見るだろうけど。ヲタ視点はじっくり書き足すとして。とりあえずリピート確定だす。
良かった。とっても!
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1/13追記
◆キャロル・シェルビーの心臓病
Carroll Hall Shelbyは1923年、テキサス州東北部のLeesburg生まれ。7歳の時に心臓に弁口漏出が認められ、生涯完治することはありませんでした。高校時代からWillys Automobileと言う「街のガレージ」に出入りを始めます。ジョージア工科大学に進学するも学校にはほとんど通わず、1940年にUnited States Army Air Corps (USAAC) に入隊。フライト・インストラクターとして第二次世界大戦に関わって行く事になります。ビーチクラフトの軍用派生機、AT-11 Kansan や Jeepの愛称を持つ Curtiss-Wright AT-9 が愛用機だったそうですが、いずれも、プロペラの双発機です。
終戦後、友人のMG-TCでレースに参加したシェルビーは、その後、トントン拍子に実績を残して行きます。AC-Cobra、Aston Martin、Maserti 等を乗り継いで名を知られて行ったのが50年代の話。58~59年にはFormular-1でも8戦を走り、59年には Aston Marin DBR1でFerrariを抑えてル・マンを制します。同年、Shelby-American を創立してコンストラクターとしての活動をはじめ、ドライビングスクールを開設、CobraやMustungをスポーツモデル化し販売、レースへの参戦で実績を作って行き、Fordからル・マン参戦へのオファーを受けることになります。
7歳から心臓病を患い、生命の危険と隣り合わせで成長。その持病が故に、戦地へ赴くことはなかったシェルビー。レーサーとして成功を収めコンストラクターへ転身すると言うお決まりのコース。Fordからのオファーを、彼はどんな気持ちで請けたんだろ。
◆ノルマンディ帰りのイギリス人
Ken MilesことKenneth Henry Miles は1918年、英国の鉄鋼の街、バーミンガム近郊のSutton Coldfield生まれ。 家族は米国移住に失敗。マイルズは15歳で学校を中退し、あのVickersが創立した自動車メーカー、Welsley Mortorsで働き始めます。自動車の機構・構造的な知識は、ここで培われたものとされています。その後、British Territorial Army (いわゆる志願軍)の戦車兵として第二次大戦に参戦。1942年にはStaff Sergeant(軍曹。等級不明)に昇進。1944年のノルマンディに参加する戦車部隊に配属されています。
終戦後、英国のVintage Sports Car Clubのドライバーとしてレーサーとしてのキャリアを開始。1952年に米国移住。南カリフォルニアのMGのディストリビューターのマネージャーとして生活を始めます。同時に、MGを独自に改造したオリジナルとも言える車両でSCAAに自費で参戦。53年には14勝を挙げています。その後、Porsche356/550、Shelby Cobra 289 等でレースでの実績を上げ、1963年にShelby-American に、チーフ・テスト・ドライバーとして迎え入れられています。
マイルズはノルマンディ帰り。作家、J.R.R.トールキンも同じく。トールキンは、ノルマンディから帰って来て、自分の物語を語り始めました。マイルズは、スピードの向こう側に見えるものを求め続けました。それが「存在が消える」なのか。自分自身の全てが、無くなってしまう、無に帰る、ってことなんでしょうか。
Shelby-American に参加する、かなり前の事。マイルズは記者へのインタビューに語っていました。
「いつかはFormular Oneも運転してみたい。栄誉や勝利のためにではなく、そこに何があるのかを知りたい。きっと、陽気で楽しいと思う」
穿った見方かも知れませんが、彼は死を恐れることなど無く、むしろ、ささやかな願望すら持っていたのではないかと思ったりします。
◆ヘンリーフォード二世は、何に対して激怒したのか
大金を投じたレースに負けたことも悔しかったでしょう。が、彼が一番怒ったのは、1965年のル・マンの勝者であるフェラーリ250LMは、「ノースアメリカン・レーシングチーム(NART)」からのエントリーだったことだと思います。彼は、ヨーロッパとの戦争だと息巻きました。元々、ブランドが欲しくてフェラーリの買収に乗り出したFord社。「ブランドを超越した存在」であるフェラーリにコケにされた事が、彼のココロに火を点けたのに。逆に、米国マーケットが、フェラーリのマーケティングに侵攻されている事に、我慢ならなかったのだと思います。
◆フェラーリは本当にFordを恐れていた
1965年のル・マンではワークスから参戦した330P2が全滅し、NARTからエントリーした「子供」である250LMが優勝しました。同年、FordのGT Mk.2のスピードを見せつけられたフェラーリは、それまでの275/330Pを全面的に改良する大手術に打って出ます。Fordの社長室で、シェルビーは「フェラーリはFordに慄いている」とヘンリー・フォード二世に囁きますが、その通り。フェラーリは、「技術的な改良を続けることによって進化している」Ford GTを、心底恐れていたのは間違いないと思います。
◆フランスのレース・オフィシャルは、米国Fordの "Dead-Heat Photo-Finish"に嫌がらせがしたかった
マイルズが、同年三冠を逃した件については映画の中での描写通り。しかしながら、オフィシャルはライン・フィニッシュでの勝敗の判定についての情報(20ヤード後方からスタートした#2カーが優勝となる)を、シェルビーに伝えていませんでした。"Dead-Heat Photo-Finish"に理解を示していたが、最後の最後の瞬間に裏切ったと伝えられています。
◆1965年 Milesはル・マンを走っている
映画の中では同行を許されず、ガレージで細君と素晴らしいひと時を過ごしていましたが、事実は、Bruce McLaren とGT Mk.2で参戦しています。ここは、まぁ、演出ですね。
◆Peter Miles のその後
1991年、Ivan StewartがNissan 400でNevadaで勝利した時のチームのChief Crewの名前が、Peter Miles。15歳の時、父親のFord V-Carが200kmph(速度には諸説あり。事故はエアロダイナミクスの問題と言われている)のスピードでスピンし、跳ね上がり、バラバラになった車体から外へ投げ出されて即死した現場に居合わせた、Peter少年です。父親の事故の数か月後には、彼は田舎町のカスタム・カー・ショップで働き始め、24年かけてレーシング・チームのChief Crewになったんです。現在は、ビンテージ・カー販売会社の、Excutive Adminstratorを務めておられるとの事です。
映画の後は安全運転で帰りましょう。
タイトルから企業ドラマかと思ったら、主人公達のレース魂を熱く描くドラマで、2時間半の上映時間もあっという間のゴールインでした。レースシーンは、地面を這うようなローアングルと運転席からのドライバーの視点で撮っているので、すごく臨場感と迫力があります。主人公達と対立するのが身内と言うのは皮肉だけど、フェラーリ側のドライバーにもスポットが当たっても良かったかな。主役二人も好演で、クリスチャン・ベールはこういう偏屈な役はハマりまくりでした。
エンジンがかかるたび、低く震える座席
4DXで見ました。
ひたむきに、命さえかけて真剣に、勝利だけを求めて研鑽している人達が、なんで権力欲の強い自分の面子のことしか考えてないような薄ら馬鹿に邪魔されないといけないんだよ〜畜生!!な〜にが同時ゴールすればいい宣伝になるだ、なにもなかったところに一から積み上げて、どんな偉業をなしつつあるのか見てきたくせに、どうして敬意を払えないんだ…。という気持ちになった。フォードはフェラーリに勝ったけれど、カタルシスはあまりなく悔しさとか無常感がある鑑賞後感だった。
雪辱を果たすため、遥かに勝るライバルを後方から抜き去る…そんな映画を見てフォードを嫌いになるとは思わなかったけれど、いい映画だった。
名誉のために不利なフィールドで戦おうとするフォード2世もよかった(最後には好きになれなかったけど)し、
腕を認め合い、力を寄せ合い高みまで登るマイルズとシェルビー、チームの技術者たちは熱かったし、マイルズを支える奥さんと父を尊敬する息子もよかった。
シェルビーがマイルズのドライビングを見ながら、「まだ、まだだ…今だ」とシンクロするシーンが好き。稀有な才能を持ったひとたちだけがわかりあえる感じが。
映画館で見てよかった作品だと思う。
音速に懸ける情熱
いかに速く、遠くへ。
マシンの速さに懸ける二人の主人公の愚直なまでの姿勢。
そして、ドライバーの息遣いも伝わってきそうな、レースのシーンは臨場感と迫力が満点。
まさに音速の世界とそれに懸ける男たちの熱き物語です‼
車を愛する男たちの夢の物語
ホント熱い作品だった。素直に感動した。
販売不振のフォードが自社のフラッグシップとすべくフェラーリ社の買収を試みるが、コケにされ激怒した社長が、ル・マンで常勝フェラーリに勝利することを命じた。
そんな会社の思惑はともかく、純粋に車が好きで、速く走りたい、レースに勝ちたいと願うシェルビー(マット・デイモン)とマイルズ(クリスチャン・ベール)の熱い思いに火傷した。
私は絶対マイルズ推し!ベールの名演は言わずもがな、嫁さんや息子との関係性が最高で、何度泣かされたことだろう。
賞レースのほうは作品賞と主演男優賞が期待されるが、ダブル主演なので難しいのかな。
大企業め!
単純なアメリカ万歳!のサクセスストーリーでなく、大企業の抱える傲慢さ、組織の硬直さなど上手く掘り下げてあります。富裕層というか、車がステータス化された、社会にも若干な皮肉が。車を純粋に楽しむマイルズと対比になってて面白いですね。
レースシーンも迫力あってワクワクするし、史実を知らないと衝撃のクライマックス。クリスチャン・ベール、マット・デーモン二人とも最高。(はじめ、立場逆かと思った)
苦言をいうなら、あえてそうしてると思いますが、マット・デーモンがガムをくちゃくちゃ噛みながら、喋るシーンは不快でした。(あくまで個人の意見です)
排ガス規制や騒音規制がうるさい中、爆音のレースカーっていいなと思いました。
ルマンは過酷なレースですね。
フォードVSシェルビーと言った感じの映画で
親子愛や友人や反大企業や職人気質等々良く描かれた
作品で楽しめました。
私はたまたま以前フォードのメカニックの経験が有るのですが、そのあたりの片寄った感情は特に無くむしろ
点火時期を速めるとかアッパーアームさら変える等
車の整備経験が無いと理解出来ない事なので逆に私は
楽しめましたが一般の方はどうかな?と思いました。
男たちの熱すぎる戦いに夢中になった
こんなに熱い映画は久々に観た。経営の妨害を受けながらも愛する家族の支えを受け、圧倒的に不利な状況から勝利を目指す。王道なんだけどそれが良い❗️
とにかくレースシーンの迫力が本当に凄かった❗️久々に前のめりになって映画を見た気がする。レース中の没入感が凄まじく、事故るんじゃないか、車のトラブルが起きるんじゃないかと、ずっとヒヤヒヤした。手汗が半端なく出た💦IMAXで見れば良かったと後悔…
ノアジェプ君演じるケン・マイルズの息子がお父さんを尊敬して本当に良い子、癒されました☺️。「ワンダー 君は太陽」のときもそうだけど、彼ほど良い子が似合う子役はいないね。
それと、副社長。こんなウザいやつは「ROMA」のフル○ン野郎以来、久々に観た笑
本当に面白かったのとレースシーンが凄いんで、映画館で是非‼️
150分あっという間、気がついたら前のめりに。
何というか、、本当に良くできていて、非常に面白かった。
クリスチャン・ベ-ルは、ケン・マイルズが乗り移ったのか?とも思えてしまうくらい神がかっていた。
構成、脚本も素晴らしかったからか、150分の長編とは思えないほど、時計を1度も見ることなく、前のめりで観てしまった。
特にレースシーンの仕上がりはスゴイ。レース好きな人間でなくてもどんどん引き込まれていく。ケン・マイルズがどれだけ優秀なのか、どうゆう部分が他を圧倒して秀でていたのか。またル・マンで勝てるマシンとは。チームとは。それが表現されればされるほど、絶対王者のフェラーリがどれだけ強いのか、クルマビジネスではない、クルマ職人の最高峰だからだということがよくわかる。だから、同じ職人で対抗する必要があったのだと思う。
「フォードvsフェラーリ」というタイトルですが、イメージとしては、フォードvsというよりも、「王者フェラーリに立ち向かう若いチームと、そのオーナーの話」という感じ。フェラーリは職人そのものだけど、フォードのチームは、フォードそのものではないから。
まだ2020年始まったばかりですが、今年観る映画のBEST5に間違いなく入る作品です。
アメリカンV8サウンドに酔いしれる2時間半
クルマ好き、モータースポーツ好きの人間は観なければならない傑作。
レースシーンはシンプルな描写ながら良くその迫力を演出していたと思う。
感心するのはエンジンサウンドでGT40の野太いV8サウンドを良く再現していたしフェラーリV12の音も良かった。
W主演の二人は観る前から判っていたが鉄板の名演。
特にクリスチャン・ベールは本物のレーサーにしか見えなかった。
150分あるが構成、編集が巧みでそんなに長さは感じない。
レース後勝利を盗まれたマイルズが「クルマを売るためか、、、」と呟くシーンがあるが、クルマを売るためにレースに打って出たフォードとレースをする為にクルマを売っているフェラーリという対比が良かった。
ちなみに2011年にフェラーリがF1マシンにF150というネーミングをしようとした際フォードが(フォードは同名のピックアップトラックを販売している)フェラーリを商標権侵害で訴えようとしておりこの二社は現在もガチで仲が悪いと思われる。
勝負と友情物語
臨場感たっぷりの爽快な映像が最高🏎‼️心の中で何度ガッツポーズした事か。カーブの前に勝負に出る所はとてもハラハラしました。勝負をするクリスチャンベイルはカッコいいし、フォード社の役員達に対してまっとうな意見をハッキリ言うマットデイモンもカッコいい。24時間レースや車の知識が無くても楽しめました。泣くとは思わなかった、しかもラストではなく途中で。バーンサルさんの七三分けは初めて見たかも。
ハリウッド版池井戸ドラマのような…
はらほろ涙の物語。
急にあそこまで戦闘力があがる過程は謎だが、それでもフォードは当時凄い企業だったんだね。
今では市販車でも9,000回る時代、でも美しいクルマ達じゃった。
タイトルに惑わされましたわ…フォード万歳!アメリカ万歳!の映画でないのが宜しい。
レースカーに興味は無いが、最初のカーレースのゴール前のデッドヒートのシーンで映画に引き込まれた。巧い演出。あくまでも商売(マネー)有りきのアメリカと、レースでは負けたがマイルズのレーサーとしての闘いに敬意を示したフェラーリの社長と、本当に勝ったのはどちらだろう。マット・デイモンとクリスチャン・ベールは良く役を作り込んだ好演。奥さん役の女優も控えめながら確かな存在感を示して宜し。しかし、私たちの世代では「ル・マン」と言えば直ぐにスティーブ・マックイーンを思い浮かべちゃいますけどね。
男と男の熱い友情の物語🔥
熱い🔥熱い🔥男と男の熱い友情の物語🔥組織VS現場の闘い🔥音楽良し、エンジン音良し、レースシーンのカメラアングル良し、車を仕上げていく過程良し、夜間走行時の妖しく真っ赤に焼け付くブレーキユニットが美しい、W主演演技最高にカッコ良し、クリスチャン・ベイルは特に良し、奥さん良し、息子良し、ル・マンのレース中のマット・デイモンのセコイいたずら🤣、男の友情に男泣き😭
かっこいい!!
ロマンが詰め込まれた映画だった!
レースは手に汗握る展開で本当にオイルとゴムの焼ける臭いがしてくるみたいで格好いい
想像と違って、アメリカンドリームを掴むって訳でも特に明確な悪役がいるわけでも無いのが良かった、大人の王道って感じがした
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