アド・アストラのレビュー・感想・評価
全105件中、1~20件目を表示
不可能だらけ
日本に核爆弾を2つも落とした極悪ア●リカ
それを制作した張本人達は未だに核の驚異を知らないの?
超巨大な力を持つただの爆弾 その程度の認識???
核爆弾を推進力にして海王星から地球へ帰還するなんて
小学生並みの発想
アホらしくて笑うことさえも出来ない
放射能でロイの体も宇宙船も一瞬にしてやられるじゃん
反物質装置程度の物で地球にもサージを引き起こし
太陽系を破壊し気球の生命を絶滅させる?????
核爆発の影響はそれと比較にならないほど大きいはず
不可能はまだまだある
火星にあれだけの基地を作るなんて
建築材料は現地調達? (プッ)
1000人もの人間の水・食糧・酸素・電力をどうやって作り出すの
全てが整った宇宙空間にいても筋力は衰え体調はおかしくなり
何年もまともに生活できるはずはないじゃん
それはリマの宇宙ステーションでも
ノルウェーの実験船でも同じ事
更に16年間も宇宙でたった1人の生活を送っていて
精神異常を引き起こさない?
自殺しない? 病気は白内障だけ?
真空の宇宙で叫んだロイの声が響いて聞こえたのはなぜ?
月に行くことがまるで旅行感覚になっているシーンや
心理検査の方法等は面白かったけど、ただそれだけ
最初から最後まで虚無・虚無・虚無
光りも音楽も内容も物語も訴えたいことも、そして宇宙の様子も暗い
過去と現在の入り乱れた映像が、余計に映画の内容を混乱させる
帰還したロイはイヴと再会したことになるようだが些少な感動さえ皆無
映画を通してわかったことは2つ
月でさえも国同士で略奪・殺戮が平気で繰り返されること
権力側は常に自分たちに都合のいいように事実を曲げ
国民には真実を知らせようともしないこと
もしかして これを伝えるための映画? まさかね
美術が良い、宇宙SF
ディズニーによる買収で、日本では、20世紀フォックス配給作品は本作が最後。と思うと冒頭のロゴも感慨深いが、あのBGMが流れないのは残念。
視聴前は「ストーリー的に派手なシーンは期待できないかな」と思っていたが意外にも多数のアクションが展開される。
美術がとてもいい、アンテナ、月、火星、海王星、それぞれの宇宙船、ローバーなど
それでいて何でもかんでもタッチパネルにしたり、空中ディスプレイにしたりしないのが
よい表現
ブラッドピットの熟練の落ち着いた演技が、本作の主人公や作品の静かな雰囲気に合っている。
宇宙船による長距離航行でハードなSFというと『2001年宇宙の旅』、『サンシャイン2057』などがあるが、本作も似たようなテイストを感じる。
『オデッセイ(The Martian)』のようなコメディタッチなものとは異なる。
ストーリーもよい、徐々に明かされる謎、主人公のこころの変化が描かれている
この手の作品は主人公が犠牲になってもミッションを完遂させることが多いが、本作はそこは王道ずらしで作っている。
SF的には突っ込みどころが多数ある。
技術的には、月旅行が当たり前の時代という前提で見れば技術の進歩もそれなり、納得ができる範疇には収まっている・・・いや結構気になるところはある。
映画全体の点数としては3.5程度
しかし個人的に「ローバーによるカーチェイス」で+1したい、あのシーンはとてもいい
いつからだろう?こんなデタラメなシナリオ
いつからだろう?こんな適当でデタラメなシナリオがハリウッドで許されるようになったのは?ここ10年くらいか15年か、とにかくこんな映画が増えてきたように思いますね。特にSF系で。
サージはどうなった?反物質は?地球外知的生命は?いったいどうやって父は一人で太陽系を危機に陥れている?対策が核爆弾を持参してスイッチON?
I am your father. 広大な宇宙を舞台にしたブラピの自己セラピー。
宇宙開発が進んだ近未来を舞台に、ミッション中に行方不明となった父・クリフォードを探す宇宙飛行士ロイの心理を描き出すSFドラマ。
主人公ロイ・マクブライドを演じるのは『セブン』『オーシャンズ』シリーズの、オスカー俳優ブラッド・ピット。なお、ブラッドは本作の製作も手掛けている。
ロイの父で伝説的な宇宙飛行士、H・クリフォード・マクブライドを演じるのは『メン・イン・ブラック』『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』の、オスカー俳優トミー・リー・ジョーンズ。
ロイの別れた妻、イヴ・マクブライドを演じるのは『アルマゲドン』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのリヴ・タイラー。
この映画を一言でいえば、超壮大なスケールで描かれたメーテルリンクの「青い鳥」。
地球から40億キロ以上も離れた海王星まで、失った心のピースを探して旅立ち、結局それはすぐ近くにあったのだということを発見する物語である。
ミドルエイジ・クライシスについてのアレゴリーのような映画であり、暗澹とした宇宙の闇はそのままロイの心の闇を表している。
アンジーとの夫婦生活が崩壊してからというもの、ブラピが演じるキャラクターは大体どれも鬱病ぎみ。
この映画を撮影していた頃が一番精神的に参っていたのだろうか、本作のロイが抱える葛藤はもうそのまんまブラピ本人の抱えているそれと同じであるとしか思えない。
「なぜ(俳優を)辞めない?なぜ(俳優を)続けている?」とか「一番素直になるべき時に素直になれなかった(だからアンジーが出ていった)」とか「夢を叶えたはずなのに全然テンションが上がらない…」とか、もうこれ完全にブラピ本人の心の声だろ…😅
本作には度々セラピーを受けているシーンが出てくるが、この映画自体がブラピの自己セラピーであるように思えてならない。
そんな映画なので、全編に渡ってひたすら暗い🌀
辛気臭いブラピが辛気臭いBGMとともに辛気臭い冒険に旅立つ。
月面でのカーチェイスや凶暴化したサルの襲撃など、ところどころでアクションやスリラーを交えてはいるものの、それが映画の面白さには繋がっていない。
淡々と時間が流れる作品であり、お世辞にも面白い映画とはいえない、というのが本音。
SFオタクではないので本作の内容が科学的に正しいのかどうかはわからないし、別にそんなことに興味はない。
ただ、そんな素人目にもこれなんかおかしくね?というところがちょこちょことあって気になってしまった。
特に疑問だったのが海王星に到達するまでの時間。海王星って43億キロくらい離れているんでしょ?作中では3ヶ月くらいで到着していたけど、そんなに早く着くの?だって時速3万キロぐらいで進んでも10年以上かかる計算になるし…。
『インターステラー』(2014)のように、ウラシマ効果で自分と地球では流れている時間が違う、という可能性も考えたけどラストの描写を見る限りそうでもないし。
あの時代には超すごいエンジンとかワープ機能とかが存在してるのか?それにしては離着陸の感じに未来っぽさはないし。なんだかなぁ…。
故郷から遠く離れ過ぎたせいでクルーたちの気が狂ってしまった、とか言ってたけど、3ヶ月程度で行き来出来るんだからそんなに思い詰めなくても良いんじゃ…。いや、本作が寓話であるいうのは理解しているのだけど、なんだかなぁ…。
あとこの映画の宇宙軍、高齢化が進みすぎてやしませんか😅
前人未到の知的生命体探査ミッションの艦長がトミー・リー・ジョーンズって…。いくらなんでもジジイすぎるだろっ!!下手すりゃミッション中に老衰しちゃいまっせ。
ロイのお目付け役だったプルーイット大佐もジジイすぎるっ!結局途中で離脱しちゃうし、なんだったんだこの爺さん…?
ああ、宇宙軍には若くて有能な人材がいないのだろうか…。
トミー・リー・ジョーンズも、プルーイット大佐を演じたドナルド・サザーランドも、『スペース カウボーイ』(2000)で老宇宙飛行士を演じていた。この映画を念頭に置いてのキャスティングだったのだろう。
また、地球外生命体の捜索に命をかけるクリフォードをトミー・リー・ジョーンズが演じるというのは『メン・イン・ブラック』への目配せなのかもしれない。
ロイの妻をリヴ・タイラーが演じているというのは『アルマゲドン』リファレンスかな、とも思うし、全体的にこの映画のキャスティングはパロディっぽい。
クソ真面目な映画なのに、キャスティングだけはパロディ映画みたいなことになっちゃってるのはなぜなんだろうか。
それならもういっそのこと、主人公もブラピじゃなくてマット・デイモンとかマシュー・マコノヒーにしちゃえば良かったのに。
クライマックスがハッピーエンドっぽかったのもなんかモヤモヤ。だってロイが無理矢理ロケットに乗り込んだせいで3人のクルーが死んじゃってるし。軍法会議も已む無しな暴走だったと思うけど、ミッションには成功したわけだからお咎め無しだったのかなぁ…。ロイは希望を見出せたから良かったかもしれないけど、それじゃあ死んだ3人は報われないよね。
映画というよりは小説に向いている物語だったような気がする。モノローグも多かったし。
宇宙を舞台にした”小さな”映画があっても良いとは思うが、細部のネジの緩さが気になった。
宇宙を使ってパーソナルな物語を描いた映画といえば、デイミアン・チャゼル監督の『ファースト・マン』(2018)が先行作品として思い浮かぶ。
『ファースト・マン』に比べると、面白さも完成度も劣ってしまうというのが素直な感想である。
とまぁ文句ばっかり書いちゃったけど、実はそんなに嫌いな映画ではない。
確かに面白くはなかったけれど、絶望の果てに希望を見出すタイプの映画って個人的に好みなんです。
名撮影監督ホイテ・ヴァン・ホイテマによる映像美も見応えがあったし、まぁ観て損はないかな。
『ザ・ロストシティ』(2022)や『ブレット・トレイン』(2022)など、最近は能天気な映画にも出演するようになってきたブラピ。かと思えば『バビロン』(2022)ではまたも鬱病のオッさんを演じている。
出演作品がまるで躁鬱病のようになっているブラピだが、今後は一体どういう方向性に進むんだろうか。。。
未だに騒動がおさまっていないブラピvsアンジーの離婚問題。スターも大変なのである。
そこまで悪くはないかと…
他のレビューが低いのでハードルを下げて観たら、そこまで悪いとは思いませんでした。
冒頭はなかなか、ハラハラドキドキします。そして映像がとても綺麗です。宇宙空間、宇宙船内、宇宙基地内、小物アイテム…など、よく再現されていて、映画館で観ていたら圧巻だったと思います。
BGMも主人公の悲壮感、宇宙の広大さ、未知なるもの…うまく表現できていて良いと思いました。もう少しセリフを少なく削ぎ落としてあったら、雰囲気がよりしまった物になってより良くなった気がします。主人公の心の声が多過ぎなイメージです。
全体的な世界観は良いと思いますが、細かな所の詰めが甘く、内容はテーマが壮大でもチープになってしまっています。
そもそも、ボイジャー2号で海王星到達までにかかった時間は12年…(発射タイミングや航路を緻密に計算し、他の惑星などの重力を利用したスイングバイを使って加速、無人船の条件下)、これでも往復24年…話に少し無理があるかなとw
オチもなんか…オヤジ普通に生きてんの!?オヤジの思想がデジタル化されていたとか、未知なる物の影響で精神だけが存在していたとか…もう少しヒネリがあっても良かったかなと…。
ブラッドピットで、かなりプラスの補正はあると思いますw他の役者さんだったら…w
男が人生をより良く生きるために
これは見る人を選ぶ映画ですね。
仕事なり会社なりの役割や、主義とプライドを賭けた使命を全うすべく、
多くの男性は孤独なミッションを生きる生物なのであります。
そのミッションを達成することを第一に生きる真面目な男ほど、
周りとの繋がりを捨てて闇の深淵を見てしまうことになるのです。
幼いころに父親に捨てられた主人公は、根本的に自己の完全性に対し欠如を抱えており、
どのような人に、どのような男になるのが良い姿なのかがわからない。
自らを作り出した父親の生末を確認できないと、自らの方向性の良し悪しがはっきりしない。
男というのはそういう父性像に影響される生き物である、ということがわからないと
まずこの映画のテーマは理解できないだろう。
遥か宇宙の彼方で会った父親は闇の世界に引きずりこまれ、
主人公は反面教師として自らの人生を顧みることになる。
それだけと言えば、それだけの映画。
ゼログラビティーというより、心情的にはファーストマンの方が近い。
つまらないとか眠くなったという人がいるのはよくわかる。
もう少しドラマチックな音楽が使われていれば印象も変わっただろう。
しかし感動大作みたいなテイストにしたら、この映画のテーマが分かりづらくなる訳で
乾いた深淵の宇宙で自らの存在を問う、
男というのはそんな孤独な生きものであるというのがこの映画なのであります。
出来すぎた息子
プライドが高く、自分の意志を家族を捨ててでも貫いてきた父、自分や母親を捨て、知的生命体の発見に人生を捧げた父に対して、まだ愛していると伝えることができるこの上なく親孝行な息子。
最後まで意志を貫く父親に対し、最後だけ感情を露わにするが、報われない息子に同情しました。
とりあえずサーズが止まったこと、地球に還れたことが救いです。
三月記にもありますが、持つプライドはそこそこに、もっと自分の周りを愛しましょう。
遠くを観すぎ続けてはいけない。
そういう映画だと思います。
人類の運命よりちっぽけな心の傷に拘る異常
ざっと通して見ただけではストーリーが分からなかった。そこで再び、早送りで父と子の対話前後をチェックしてみて、唖然とさせられた。こんなバカな映画をよくも作ったものだ、と半ば信じられなかったのである。
ひと言で言えば、本作は主人公が父との再会を通じて心の傷を癒す旅を描いている。ただ、そのために犠牲にするものの大きさを考えると、ちっぽけな心の傷に拘る主人公の異常性がクローズアップされてくる。
主人公の父は数十年前、知的生命体を発見するプロジェクトのリーダーとして宇宙に飛び立つが、そのまま消息を絶ってしまう。
その後、地球には人類文明を破滅させかねないサージ電流なるものの脅威が突如襲来する。調査の結果、それは主人公の父が消息を絶った海王星付近を起点とし、父の宇宙船が原因であること、さらには父が生存していることがわかってくる。
人類存亡の危機に対し、地球軍は防衛作戦を立て、息子である主人公に父親探索の手助けをさせようとするが、不成功に終わり、作戦への適性不足が判明した主人公は計画から排除される。地球軍は父のプロジェクトの宇宙船を破壊することを決定し、原爆を搭載した宇宙船が出発することになる。
主人公はそのまま地球に帰投すれば何ら問題はないのだが、父が宇宙プロジェクトの過程で精神に異常をきたし、他の隊員を抹殺してしまったことを知り、突然、父親に会うため防衛計画の船に密航する。
防衛隊の隊員は当然、密航者を排除しようとするが、主人公は無意味に戦闘力が高いうえ、不運な事故もあり、防衛隊は全滅してしまう。
結局、父親は知的生命体探索プロジェクトの隊員全員を殺し、その息子は地球防衛隊の隊員全員を殺し、この悪魔のような殺人鬼親子が海王星の周辺で再開する。これが映画のクライマックスである。
監督はさも感動を誘うかのように、海王星の輪を背景に、主人公に「お父さんを愛している」などと告白させるが、冗談ではない。こんな悪魔の親子など、地球といわず海王星といわず、この時空間から消滅させるべきだ――観客は全員そう思うに違いない。
最後に、防衛隊を皆殺しにした主人公は地球に帰還し、「俺は子供時代に父に怒られて心を開けなくなっていたが、父と再会して妻をはじめ周りの人たちを愛しく思えるようになった」などと感慨にふけるのである。実にふざけた人間のクズとしかいいようがない。こんなクズは、即刻死刑にしたほうがいいに決まっている。
ブラピがいなかったら、-43億点
父と息子のヒューマンドラマに未来の宇宙探査をかけて、孤独と愛を考える物語。
がぁだ、科学無視の活劇にビックリ。発射中のロケットから内部に侵入。。そもそもロケット噴射で溶けて消えるだろう。。その後、内部に侵入。。おいおい未来のロケットのケツはいつでも入れる穴があるのかい。。極め付けは、ロケットのアンテナの部品で岩石群を突破。。未来の部品は凄い硬くて軽くてビックリ。。もうやめて。。そして、最後に原子爆弾の爆発力で高速航行。。。未来の宇宙船は何で出来ているのか。。あああ凄い。
だいたい、この宇宙船は反物質がエネルギー源になってるようだけど、爆発するのだろうか。対消滅しないのだろうか。。
そもそも知的生命を探すのに、太陽系探査でいいの?この設定に悩んでしまう。。
次に何で争いを描くのか?月での襲撃、ロケット内での抗争で人が死ぬ死ぬ。。争いと父との関連にどう影響するのか、さっぱり。。父への想いと争いの関係が解らない。
そして、途中まで旅をする父の友人は、途中病気でリタイヤ。多少の父の情報は得られたけど、結局、火星で父はクルーを殺したと判明。。旅の途中で父の事が少しずつ解明されるシナリオだろうけど。最終的に1人で父に合わせるために、関係者皆殺し的な状態だな。
最後に何故父は自ら死を選ぶのか?そもそも、16年以上1人で未知との遭遇のためだけに、全てを犠牲にしていたとはいえ、贖罪なのか。。死んだ方が物語的には良いのだろうが、何故死を選ぶのかが伝わらない。
まとめると、ブラピの顔芸を楽しむ映画でした。
高尚な雰囲気をたたえた内省的な作品
プロットや予告編を見ると本編にはない映像が多々あることから、だいぶ余計な場面を削ぎ落としたのだろう。
主人公ロイの華々しい記者会見や、妻とサージ被害の様子をTVニュースで見ている場面など、日常とのつながりを示唆する場面を削りに削って、宇宙飛行士という一見華やかな職業の孤独感を浮き彫りにした狙いがある。
ロイとクリフォード親子はついぞ理解しあうことはなかったが、とことんまで「理解できないこと」を確かめ合ったのだろう。それは互いにとって望ましい結末ではなかったのだろうけど、自分の心に決着をつけて前に進むことはできる。
クリフォードが逃げたかった現実とはなんだろう。ロイは本当は他人との関りを欲しているにも関わらず、喪失感を味わいたくないことから、他人の存在という現実から逃避していた。
しかし父親クリフォードは違う。自分の目的が邪魔されることへの恐れ、寿命が尽きようとしているにも関わらず、自分の目的が達成できない事実を直視する恐れ。地球に戻ることは否が応でもその「現実」を直視し、しかも自分の口からそれを世界に告げなければならない。
彼は自分自身から逃げるように、宇宙の闇へ吸い込まれていった。
そこには幸せも不幸せもなく、ただ自分の人生に納得できるのか、できないかだけがあるだけだった。
予備知識がないと、ちょいちょい「地球外生命体」の存在を期待してしまう演出が成されている。
その展開を希望する人にはひどく退屈に感じるだろう。
しかし「2001年宇宙の旅」にも匹敵する格式の高さを兼ね備えつつ、随所にサスペンスフルな事件が散りばめられていて緊張感のある作品だった。それでいてロイの宇宙への好奇心や愛情も随所に垣間見れ、切ない気持ちにもなった。
ブラックホールのように内側に吸い込まれていくような感情を解放しようとあがく、ブラットピットの静かな演技が味わい深い。
お、おもんない、、、
単純におもんない。
未確認生物発見の探査などの文言が出てくる冒頭のワクワク感は完全な肩透かしで、
ただただ息子がオトンに静かーに会いに行くだけの映画。(意外に人はいっぱい死ぬ)
映画の趣旨としては、夢を追い続けて現実を見なかった親父に憧れ自分もその道を歩んでいたけど、現実は生きてる今にあると気づく主人公の葛藤とか描きたかったんやろうけど。
ただ、ほんま退屈でおもんない映画やった。。。
贅沢な映像と複雑に魅せてシンプルなストーリー。これぞ映画だと言われ...
贅沢な映像と複雑に魅せてシンプルなストーリー。これぞ映画だと言われると、納得してしまいたくなる。
「遠くの美しいもの」に魅せられて「身近にある大切なもの」が見えなくなる。そんな人に私はならない。と言った感じ。
とにかく映像と音、台詞が美しかった。
反面教師
2大スター共演で期待したが、終始静かな展開で眠くなった。結局親に似て家庭を省みない仕事人間のブラピが、宇宙で亡くなったと思われた、自分と母親を捨てた父親ジョーンズに遠く宇宙の果てまで会いに行くと、地球に戻るのは嫌だと自ら死を選ぶ位、やっぱり自分勝手な父親を見て、これじゃいけないと地球に戻ったら、父親を反面教師にしていく生き方にした話。期待ハズレでした。
面白く無い
キアヌ・リーブスの「地球が静止する日」以来の駄作だった。
話の本筋だけでは尺が持たないからか、何か波乱や陰謀を期待させるエピソードを入れてくるんだが、それが揃いもそろって肩すかし。全く、本筋に絡まない。
描きたいものがSFとは違うとはいえ、SFとして表現しているのにSF設定がいい加減すぎるから、SFを期待した層はガッカリ。かと言って、本筋も面白く無いから苦痛の二時間。
直接殺したワケでは無いとは言え、自分の命令違反が原因でクルーを死なせた主人公が帰還が特にお咎めも無いようなのは、如何にも主人公だけが大事なハリウッド映画と言う感じ。
駄作以上、凡作未満
壮大な舞台、映像の割に話運びは内面的で、取ってつけたようなアクションシーンも作品に魅力を付加する要素として、有効に機能していない。
かといって、登場人物の心情の描写やストーリーのテーマ性のみに特化しているわけでもなく、読解しようとすると底の浅さが透けて見えてきてしまう。
例を挙げるなら、16年間結果の出ない探査を続け部下を殺害した父親。英雄の父親に捨てられ、人間嫌いとなった主人公。監視役の父親の元同僚や、父親に家族を殺害された女性。キャラクターそれぞれに魅力的な設定が揃っているにも関わらず、彼らの出番はそれぞれ雑に処理され、バックグラウンドに対する説得力、キャラクターとしての深みが用意されておらず話は凡庸な結論で終わっている。
目立った欠点は無いのだが、ハイカルチャーとしての要素とポピュリズム、どちらも両立しようとして足を引っ張り合いどこを見ても中途半端な作品となってしまった。
個人的には不必要なアクションシーンを削り、地味で暗くても話とキャラ造形に深みを用意してくれれば好ましいSF作品となったのではないかと思う、惜しい。
孤独とは
多分、宇宙の映画って観ると、すごくつまらないのかも。
もちろん私もそう思って観ていた。
どの人が敵で、どの人が本当のことを言って。
それも分からない葛藤
冷静さを大事にしていた主人公。ただ何の為に?
遠い彼方で父に出会うまで、本当の孤独を知り、
人と触れ合う感覚の大切さなどを感じた。
一方父は探究心に想いを寄せ、孤独に慣れ、
人の優しさに怖さも感じたのかも。一人になることを選ぶシーンは切なかった。
遠い未来、難題に目を向け過ぎると、
一番近くにある大切なものを見失うよ。
って言われた気がした。
何でもやりすぎは良くないのだ。
一番近くばかり見ても、遠くばかりを見ても自己本意になりやすい。
人生観とかを考えさせる映画だったな。
今の私が観たからこそ、何か感じるものがあったのかも。
学生の実験映画?
物語は地球を襲う電磁嵐の危機を生命体探査の途中で消息を絶った宇宙船の船長の所業と結び付け息子を餌に船長を誘き出そうという訳の分からない宇宙軍の秘密作戦の顛末を描くのだが例によって宇宙時間だから一向に話が進まない。退屈しのぎのエピソードも陳腐、エイリアンの仕業かと匂わせて正体は凶暴化した実験用のマントヒヒとは笑止千万、数少ないアクション・シーンもMADMAX風で月面の山賊襲来のプアなカート・チェイス、無重力漂流はゼロ・グラビティの迫力には程遠い。既視感満載なのだがちょっと外しているのは言い逃れか。
飽きさせないように観客にストレスを加える手法なのか、主人公は常に司令部の監視下に置かれ必然性のない心理診断がやたら割り込んでくるのも鬱陶しい。さんざん引き延ばした挙句拍子抜けの結末、磁気嵐は故意ではなく宇宙船の原子炉のメルトダウンだというがそんなレベルで反物質が生成されるわけもないだろう、たかだか海王星あたりで地球外生命体の存否を決めつけるのは早計だろう。英雄と言われた父親も研究に魂を奪われた狂人もどき、あえて分かりにくくすることで深遠さを出したかったのだろう、アド・アストラとはラテン語で「星の彼方へ」だそうだが知性の無い連中ほどインテリを気取りたがるものだ、最後まで来てやっぱり地球が一番、愛する人と再会し普通の生活の尊さを悟るオチには唖然、まわりまわって宇宙探査の全否定なら時間を返してと言いたくもなる。総じて作り手の独りよがり、学生の実験映画のレベルを脱していない愚作に思えた。
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