アド・アストラのレビュー・感想・評価
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2019-84
地学の知識なんてセーラームーン程度にしかない私でも、ツッコミがやまない。
始まってすぐ寝てしまった私も悪いのですが、気付いたらブラピが月にいた。
そこから、カーレースやら、絶対シガニー・ウィーバーさん潜んでるやろバトルやら(これ、要る?)を挟みながら、山場へと行くのですが、、、なんかそこでもいまいち琴線に触れるものがない。
何年越しかに会えた親子の再会をかなりドラマティックに描いてほしかったわけではありません。案外そういうのってあっさりしているのかもしれないし。
でもなんかなぁ、なんでこんな腑に落ちないんだろう。もうちょっと感情がぶつかりあったりしないのかなぁと思ってしまう。
あと、そんな移動できる?とか、
そんな早く着く?とか、
お父さんどうやって生きながらえたの?とか、
そもそもお父さん日本で長いこと色んな仕事してカタコトの日本語喋って、缶コーヒー飲んでなかったけ(は、違います)とか、
ちょっと色々気になってしょーがないたちなんです。
宇宙の迫力を感じる映画なら他にもあるから、とりわけ光って見えませんでした。
一番気になるところは別の、もっと心理的なところにあるのですが、語彙力が乏しいため表現できません。
なんだかなぁー、、ともやもやしております。
とりあえず私にはまだ地球旅行で十分やわ。79日のフライトなんて無理すぎ。
観る人を選ぶ映画か・・・
美しい世界と哀愁の芝居です
まず、評価が低めなのが意外です。
この作品、派手さはないけど、かなりこの世界に引き込む映像とストーリーと、そしてブラピだと思います。
私はこの映画けっこう好き。ゆっくり丁寧に、そして起承転結はしっかりとしているから安心して観れます。思わせぶりなエンディングとか、回収不足の伏線とかない!
昔、コンタクトって映画、子どもの頃に観ましたが、アドアストラ観てたら思い出しました。
ブラピがどんどん哀愁を増していくなー。カッコいいなー。
あと、宇宙飛行士ものって日本では作られませんね。やっぱ宇宙飛行士が身近じゃないからでしょうね。軍とかも邦画の軍ってなんか違和感あるし。アメリカってそういう意味でも懐が広いよなあって、なんかしみじみ感じました。
つじつまが合わなすぎる…。
最高級の器に入った不味い料理を喰わされた⁉️
渋い、重い、眠い
苦悩するブラピもカッコいい
僕は嫌いじゃなかった。仕事終わりのレイトショー。前評判から眠ってしまうんじゃないかと思ったが、不思議と眠くはならなかった。ぼんやりとだが、苦悩するブラピに感情移入した。世界が愛するスターは、時折酷く内省的な映画に出て、極端に抑えた演技をする。果たしてこの男は何をしに宇宙の果てまで行ったのか?狂気の向こう側に行ってしまった父との別れの後、孤独を脱する為に地球へ戻ると言うブラピの姿に首をかしげたが、何と別れた妻との再会とは!宇宙の無音の世界に放り出された主人公は、酒浸りになっていないだけで、これはアンジェリーナと子供たちとの別れに苦悩するブラピの姿なんじゃないのか。なんて思ってそこそこ楽しめました。
ペル・アスペラ アド・アストラ
「Pel Aspera Ad Astra」(困難を乗り越えて 星へ向かう)
これはラテン語の格言だそうです。
丁度アニメの「彼方のアストラ」を観てこの意味を知りました。
アド・アストラというタイトルはそこから来てるみたいですね
さて、ブラッド・ピットが宇宙もののSFをやると聞いて最初は驚きました!
今までは大作映画でも「オーシャンズ」くらいで基本的にヒューマンドラマ寄りだったので、ここへ来て宇宙飛行士です!
僕は正直この映画に対しての期待は半々でした。
予告を観た限り、映像は綺麗ですがストーリーがB級っぽいSFな感じがしたので少し不安はありました。
しかし、そんな想像を吹き飛ばす良作でした!
とは言うものの、この映画どうやら好きじゃない人が多いようですがそれでも個人的に大好きな映画でした。
この映画は宇宙飛行士が海王星を目指すSF映画ですが、アクション映画を期待してしまうと確実にガッカリしてしまいます。
ブラッド・ピットが海王星に取り残された父を探す物語でありながら、「ある計画」を実行する物語です。
どちらかと言うとヒューマンドラマ要素が強い話で、「宇宙空間での孤独さ」や「夢に囚われた狂気」なども盛り込んでいて、そこに僕は非常に考えさせられました。
宇宙に取り残された苦しみと宇宙船に長時間滞在する過酷さも描かれていて、それがかなり映像で伝わってきます。
それでいて、宇宙空間の映像は「ゼログラビティ」や「インターステラー」に匹敵するくらい綺麗で何度も映像に浸っていました。
また、この映画は親子の物語でもあります。
ブラッド・ピット演じる主人公が心の内に抱えていた父への愛情と憎しみ混じる複雑な感情がまた良いです。
だからこそ、終盤は非常に感動しました。
自分は宇宙と親子の物語には弱いのかもしれません(笑)
また、予告でも思ってましたが撮影が非常に美しいです。
「インターステラー」の撮影監督が撮影してるのですが、各フレーム一つ一つがきめ細かくこだわりを感じていて、特に火星での場面は圧巻でした!
ブラッド・ピットは今作も素晴らしいです!
先月観た「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」ではセクシーで格好いい姿が非常に良かったのですが、今回は打って変わって人間味がある重厚なブラッド・ピットが観れました!
一部で言われてる「史上最高の演技」とまでは思わないものの、でも素晴らしかったです。
ただ、悪い所や突っ込みどころもありました。
予告でも見られるアクションシーンですが、敵に狙われる可能性があるのにオープン式のジープみたいな車だと危ないし無防備過ぎます。
実際、かなりな被害に合ってるし(笑)
あと、火星から海王星に行く際のいざこざは完全にブラピが悪いです(笑)
宇宙飛行士なのに、「それはダメだろ!」というような行動をとってしまうので、そこは結構残念でした。
問題もあるので賛否が分かれるとは思いますが、それでも僕は好きなスペースSF映画でした!
ハードSFを装った父子に関する映画
ハードSFを期待して見に行き、開始5分で最高潮が訪れ、その後は心拍数が80を上回らない映画でした。
設定、ストーリーともに父子の関係性を描くことが目的となっているご都合主義。ご都合主義が悪いとは言わないが、ちゃんとした設定がない・伝わらないのが問題。また特に宇宙でやる必要のない話だし、なんなら30分くらいのショートショートで規模も地球で出来るようなものなので、2時間ずっとお金のかかったCGを見たい人だけが見に行けばいいと思う。
以下は気になった設定、ストーリーの書き出しなので、ネタバレも辞さない方はご笑覧ください。
・電磁嵐が海王星から発生、地球で共鳴か何かで強力な電波障害を起こしたというが、何らかの地球外生命体もしくは父親による意図的な現象かと思ったら、その理由が全く見当たらない。地球に帰ろうとしたリマ計画の人の反乱でメルトダウンした反物質によるサージがそういった電波障害をたまたま地球に起こったってもう少し詰めて欲しい。
・月にいた略奪者はストーリー上必要ではない、何が言いたいシーンなのかが不明。人類は文明が進んでも争い合う愚かな生物であるとでもいいたかったのだろうか。
・月から火星に行く途中で救難信号を出した船もストーリー上必要ない。船長が抜けることで主人公が手動による不時着を行うというのは、おそらく主人公の優秀さを示すためのものであると思うが、別にそこまで尺を使ってする必要はないし、普通に船長に助力を求められて答えるのでいいのでは?
・火星から海王星に向けた主人公のメッセージに答えるというもの。後のシーンで説明されるように父親に地球や家族に未練はないため、主人公の息子としてのメッセージでも父親が答える必然性がない。
・主人公は優秀な軍人であるにもかかわらず、命令違反に対する拒否的な反応が見られないので全く優秀さを感じられない。普通に考えて心理検査に通らない状態の人間が離陸直前の宇宙船に無理矢理乗り込んできたら排除されるのは当然だし、それに対する良心の呵責がなさすぎる。地球帰還後も宇宙軍で働いてることを示唆する描写があったけど、命令違反して結果的に三人の同僚を殺しても働けるって宇宙軍のコンプライアンスどうなってるの?
・海王星の宇宙船にて父親と再会。結局、父親は何も見つけられておらず、何ら新事実も出てこない。分かったのは父親は遠くの宇宙に希望を見出して、近くの希望には目を向けていなかったという、最初から分かっていた事実。
・主人公は父親を反面教師に周りの人間を大切にしますと宣言して終わるが、その台詞はケフェウス号で死んだ三人の乗組員の家族の前で言ってみろ。
中身が全くない。。。
父子愛
ポップコーンとコーラを手に見るような映画ではない
ブラピ主演のSF大作…といったテイの宣伝になっているが、これはハッキリ言って観客を選ぶ映画だ。
トミー・リー・ジョーンズにドナルド・サザーランドの両御大、リヴ・タイラーと『スペースカウボーイ』や『アルマゲドン』への目配せを思わせる配役もしながら、これはどっちの作品にも全く似ていない。
観ながら真っ先に思い出したのは同じくブラピが製作・主演した『ツリー・オブ・ライフ』、そして『地獄の黙示録』、宇宙映画なら『ファースト・マン』、もちろん『2001年宇宙の旅』は言うまでもない。この辺りの映画がピンとこなかった人にはあまりオススメ出来ない。
主人公は暗い深宇宙と同時に自己の心の闇に潜っていくような、非常に内省的な地獄巡りの話であり、付き合いたてのカップルがデートで観にいったらその後の会話に困る作品だ(逆に盛り上がるようなら間違いなく気が合うのだろう)。
脚本には説明不足やツッコミどころなどの粗もやや多いが、個人的には暗闇の中で2時間浸るにはピッタリな、なかなかの佳作でありました。
よくわからなかった。。
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