「先ず、面白くない。」バースデー・ワンダーランド ねーやんさんの映画レビュー(感想・評価)
先ず、面白くない。
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何に魅力を感じるかは人それぞれだとは思う。
少なくとも、ファンタジー世界での冒険を期待してしまった私の失敗も大きい。
原監督を舐めていたかも知れない。
緩いロードムービーとして見れば、それなりに満足いった可能性もあると思える。
その部分だけは。
母からの誕生日プレゼントだった冒険としても、主人公アカネが、あの切羽詰っているように見えない世界を救うべく頑張る理由が全く無いのは、ノイズでしかないし、ドッキリだった犠牲イベントも、底意地の悪い汚らしい大人の悪ふざけにしか見えないし。
一緒について行く叔母さんも、盛り上がりのための要員でしかなく、物語には全く関係が無いのも寂しい。可愛いだけ。
終始勝手過ぎるヒポクラテスのオッサンも、王子の闇堕ち関連も、御伽噺として見ればこそ妥当かも知れないが、絵柄や原監督特有のリアルとの食い合わせは最悪だと思える。
極めて童話なファンタジーをリアルな側面から描こうとして成功し得なかった。そんな作品に見える。
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