劇場公開日 2019年4月26日

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「微妙の一言に尽きるが酷評されるほどではない」バースデー・ワンダーランド 円さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0微妙の一言に尽きるが酷評されるほどではない

2019年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

新宿ピカデリーで鑑賞。まず言いたいことは、新宿ピカデリーはおすすめできません。音響の調整が悪いのか、主人公たちの声がキンキン響いて耳障りすぎる。ここでコナンを見た時もそうでした。東宝系やバルト9での鑑賞をおすすめします。

【良かったところ】
登場人物たちの作画がまず素晴らしい。特に食事などの日常の所作は上手く動かすことが難しいと言われているなかで、すばらしいクオリティで描いてくれていました。また魅力的すぎる背景美術も、上手く異世界の雰囲気を形作っていたと思います。

【イマイチポイント】
この映画は要素を無駄に詰め込みすぎ、もしくは詰め込まなさす過ぎだと思いました。

思春期の悩み、その家に生まれたがために背負わされる宿命、文明社会への警告、などなど…
それらが上手く繋がっていれば良かったのですが、お世辞にも繋がっていません…。見終わったあと結局何を伝えたかったのか?自分は何を見たのか?疑問が頭をぐるぐる回りました…。

また、エンタメ作品としてぼーっと見ても、今度は内容が足りません。眠くなる人も多いと思います。
映画館で退屈するというのは、映画館で映画を見るものにとって最も辛いことです。予告編の時点であまり心を動かされなかった人は見に行かないほうが賢明でしょう。

声優については賛否両論あるようですが、些細な問題だと思います。なぜなら、声質によって主人公が小学生に見えなくとも、ストーリー上全く問題ないからです。主人公が小学生~高校生どの世代に設定してもあまり本質は変化しないでしょう。

【まとめ】
迷っている方はまず予告編を見て下さい。そこで心を動かされたらきっと適性があります!映画館に行く価値があるかと思います。
逆にちょっと違和感、何かを察してしまった人は見に行かないことをおすすめせざるを得ません。

円