「デ・パルマらしからぬエモーションの排除」ドミノ 復讐の咆哮 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
デ・パルマらしからぬエモーションの排除
久々の映画はブライアン・デ・パルマの新作。デンマーク市警の刑事が同僚を殺した犯人を追いアルメリアに飛び、シリアの武装集団によるテロに巻き込まれていく。そこに二つの『復讐』が絡む。
ハラハラどきどきの展開とクライマックスのスローモーションはデ・パルマ・スタイル。シリアの内紛や宗教についての説明を一切省いた89分というコンパクトな尺も嬉しい。
しかしエモーションを排した淡々とした展開は好き嫌いが分かれるところ。私は下品なほど切ないデ・パルマが好きだ。
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