「表裏一体、白と黒の世界。」SHADOW 影武者 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
表裏一体、白と黒の世界。
痛快アクションを想像していたら、サスペンス仕立ての筋書きだった。最後の最後まで、どっちに転ぶのか読めない。そして、衣裳、風景、建築物、武器、、、そして雨と、すべてがモノクロの世界。モノクロと言えども水墨画のような濃淡に奥行きがあり、けして暗黒の印象はない。そこに、戦闘シーンでの血の赤が際立ってくる。
主人公の二役も見事。どっちも本人?それともよく似てるの?とずっとこちらさえも迷わされた。つまり「影」なのではないか、と。
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