やっぱり契約破棄していいですか!?のレビュー・感想・評価
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YOUR DEATH
自殺に7回失敗した小説家志望の男が古参の殺し屋に自身の殺害を依頼し巻き起こる話。
中止を入れると10回も自殺しようとしたことがあるという本当に死にたいのか疑わしいネガティブな主人公。
一方殺し屋もピークを過ぎて組合のノルマ達成に苦労するネガティブな古参。
暗殺者組合とかカタログとか当たり前の様に話が進んでいき、面白そうな空気感だけど、淡々とし過ぎていて惹かれるものがない。
ネタは悪くないしつまらなくは無いんだけど、
もっとドタバタにするか、もっとシュールだったりブラックだったりにつくってくれるかすればねという感じかな。
イギリスのコメディに理解ある人なら.....
I could push you, if you want.
You should be careful. You could kill yourself.
Can I watch ?
-You can't stop me.
...................(略)
ハリウッドがもしこの映画を作ったとしたなら、殺し屋レスリー役をもっとひょうきんで軽妙な人選をしたかもしれないが、大英帝国の勲章をもらっているトム・ウィルキンソンでは、個人的な考えでは、話が暗くなりがちになるのは仕方ないかもしれない。イギリス自体も毎日がよどんだ、日中でも薄暗い重い雰囲気なのが笑えなくしている。しかも私自身、イギリスの代表とされるコメディグループ、モンティパイソンなんてクッスともできないし、けれども唯一出来たのが、パイソンズの一人ジョン・クリーズが主演のドタバタシットコム「Fawlty Towers」くらいかもしれない。お前は、イギリスの喜劇を見てないし、理解していないと言われれば、返す言葉はないかも......?
I wanted to show Harvey my cushion.
I won first prize in the Southern Counties.........
-Oh,yeah.....What are they supposed to be ?
They're turtle doves, a mating pair.
Interesting thing about turtle doves is they mate for life.
They stay together, grow old together and when one dies,
the other one tends to die soon after.
They absolutely need each other.
Sweet really.
ただ救いなのがレスリーの妻ペニー役のマリオン・ベイリーがラストで見せる演技がクッスとさせられたことが印象に残る。
イギリスらしい人を皮肉ったコメディが好きな方は必見かも知れない。
イギリスの大手新聞紙Guardianの記者このように述べている。「この映画は、悪意のある喜劇として変わった感傷的なものに仕上げようとしているが、それはかなわないようだ。」その一方では、アメリカの芸能週刊誌Hollywood Reporterの記者は、「トム・ウィルキンソンがいたおかげで彼のプロとしての演劇パフォーマンスが、この映画を成立させている。」とべた褒め状態。
時間とお金に余裕があり、しかもイギリスのコメディに理解のある方は、見る価値のある一本かもしれない。
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