「2000ポンド」やっぱり契約破棄していいですか!? ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
2000ポンド
「正常であろうとして多大なエネルギーを費やしている人が多くいることを、誰も理解していない」
多くの名言を残したと言われるカミュの、そして、劇中で引用される言葉だ。
確かに。
それにしても、暗殺の値段が、2000ポンドとは、いかにも安い(笑)。
どう考えても、イギリスみたいな物価の高い国では、件数をこなして、ノルマという目標でもない限り、やっていけそうな商売ではない。
正常であろうとして、エネルギーを費やして生きるより、死ぬのはチープで済みますよ、ということなのだろう。
まあ、生きていても努力が必ずしも報われなかったり、でも、生きている方が、良い友人や伴侶に巡り合えたり、何か楽しいことがあるような気がすると思わせる、暗殺者に支払うコストより、チープな映画だった(笑)。
コメントする