「日本も大差はない」第三夫人と髪飾り ウィリーさんの映画レビュー(感想・評価)
日本も大差はない
この映画は観てはいけない。
支配する者に支配される者。
男尊女卑に一夫多妻制度。
そこにある社会は支配する者が他人の生死さえ決めてしまう。
日本の家父長制を超煮詰めて映画にした様な作品なので、多妻以外は日本も大差はない。
生産性の無き者は生きる価値も資格もないのだから、死んでもいとわぬという価値観の最終型。
これがベトナムの実話というのだから…。
日本政治を動かす自民党の思想にとても近く、煮詰めると維新の会みたいな世界観が繰り広げられる…。
まさか日本とは違うとは決して言いきれない社会が官能と共に描かれている。
こういう世界観が日本に浸透していたという過去から、繰り返してはならないという反面教師的な作品であれば良いのだが…。
当たり前の様に受け入れる人間も一定数いるのも事実。なので、後者に続けと意気込む者達に観て欲しくはない。
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