「『荒野の誓い』 『エンテベ空港の7日間』 『THE INFORME...」プライベート・ウォー ワイルドとみまるさんの映画レビュー(感想・評価)
『荒野の誓い』 『エンテベ空港の7日間』 『THE INFORME...
『荒野の誓い』
『エンテベ空港の7日間』
『THE INFORMER 三秒間の死角』
そして本作と
今年の下半期だけでロザムンドパイクが
出演している作品が4作品公開。
海外公開は2年前の作品もあり
今、何故パイク祭りなのかは謎ですが(笑)
自分がスクリーンで彼女に
お目にかかるのは
『ゴーン・ガール』以来
それまで彼女を知らなくて
失礼ながら覚えづらいお名前だなぁと😅
本作はパイク祭りのなかで、
唯一単独の主演作品。
アメリカのジャーナリスト、
メリー・コルビンを演じています
恥ずかしながらメリー・コルビンさんの
ことは本作を観るまで全く知らずでした。
監督はマシュー・ハイネマン
『カルテル・ランド』
『ラッカは静かに虐殺されている』の
ドキュメンタリーを手掛けてきた監督。
いわゆる戦場ジャーナリストや
カメラマンの方々は当然それぞれの使命を
持って現地に臨んでいるのだと思います。
多くのジャーナリストがいるなかで
コルビンが目指したことは
なんだったのか?
コルビンが苦しんだことは
なんだったのか?
彼女の生と動、彼女の光と影
少々単調さも感じる
ストーリー展開ではありますが、
彼女の使命がなんだったのかは
充分に伝わる作品でした
コルビンさんの数年間に
フォーカスしてるのですが、
ロザムンドパイクがコルビンさんの
特徴を良く掴んでいることは
作品を観ていただくと
後々わかると思います
また彼女の人生で関わる人物を
演じる役者さんの熱演も見所
特にトムホランダー演ずる
上席役の後半で放つセリフがとても印象的で
新聞社としての姿勢がわかるセリフでした
当時の現地の状況は
相当な激しさだったのだろうと
推測出来る描写が多々あり
満席の劇場のあちらこちらで
すすり泣きが耳に入ってきました。
そんな中で、あまりピンと来ずで
涙腺が緩みっぱなしの自分が珍しく
涙を流す事なくエンドロールを迎えて
しまったのは
激しい描写にも慣れきってしまったのか
なんなのか?
こうして考える機会に巡り合えただけで
この作品を観る価値があったのかも
しれません