「メリーコルビンという生き方」プライベート・ウォー yukarinさんの映画レビュー(感想・評価)
メリーコルビンという生き方
戦場ジャーナリストのメリーコルビンの半生を通して、世界の紛争地帯の現実を描いた作品
彼女がPTSDを背負いながらも、なぜその生き方を選び続けるのか、私にはとうてい理解できない
彼女がなぜルールや上司の制止を振り切って、危険な戦地に足を踏み入れるのか、私にはとうてい理解できない
でも
その彼女の歩みこそが、私たちに、過去ではない今、まさに起きている出来事を伝えてくれる
私には遠いどこかで起きている出来事だと、目をそらすことが出来ない
もう撤退しようという仲間の言葉を聞き入れず、観ている私たちにもそれが命を落としかねないと分かる中、彼女は報道することを選ぶ
真実を伝えるために
そして伝えられた爆撃の続くシリアからの生の声
彼女の生き様に、世界のどこかで今も続く戦禍に、言葉が出て来ない
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