僕たちのラストステージのレビュー・感想・評価
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【相方を想い遣る優しさに溢れたヒューマン・ドラマの秀作】
1900年代中盤頃、全盛期を過ぎたアメリカの実在喜劇役者コンビの物語。
相方を観る優しさや時に寂しげな眼差しが良い。
相性が良すぎて、喧嘩をしても周囲はコントをやっているように見えてしまう程。
2人の夫人同士のやりとりも面白い。
当時、実際にやっていたのかは分からないが、劇中出てくるコント劇も(今でも大須演芸場でやっていそうな)べたなものだが、クスリと笑える。
お互いに敬意を持ち、それを様々な形で表現する2人の姿に胸打たれる。
最後に字幕で流れるテロップにも注目してもらいたい。
2人の関係性が良く分かる事実が書かれている。
観終わった後、爽やかな気持ちになれる作品である。
<2019年4月20日 劇場にて鑑賞>
小気味良いブロマンス映画
ローレル&ハーディとはまたシブい人選の映画だな、と思わずにはいられない。
感想を端的に言えば、トム&ジェリーの「仲良くケンカしな」。
マジケンカをしているのに、周囲からはコントをしている風に見られるという皮肉。
芸そのものは確実にウケるのに、寄る年波には勝てない辛さ。
そんなこんなでしょっちゅう衝突するも、根底には信頼があるというブロマンス映画となっている。
加えて2人の妻も、両極端でありながら夫を想う気持ちはありつつ、それでいてこちらもイイコンビとなっているのが可笑しい。
号泣必至の感動作!とまでは言えないが、小気味が良い作品。
どうせならキートンやロイド、アボット&コステロの伝記映画も観てみたい気もある(チャップリンは既にあるので除外)。
とても素敵
大作のような派手さはないけれど、じっくりしっかり関係を描いて。じんわりとした感動に包まれる愛しい映画でした。
可愛くて楽しくて、笑って泣いて。時に仲たがいもあるけどやさしい気持ちになりました。
とても素敵な二人。
昔の二人の映画を見返したくなりました。
名作落語みたいに笑って泣ける
日本でいうと「エンタツアチャコ」か?笑。
芸に向き合う真摯な姿と色々あってもお互いを必要とする友情を「さりげなく(熱くではなく!)」描いているのが素晴らしい。笑って泣ける名作落語みたいな作品でした。
2人のコンビは永遠に不滅!
ジョン・C・ライリーさん大好き!
あの、優しくて包容力のある、愛されキャラの彼だからこそ、この役はぴったり!
2人のコンビが見事にハマっていました。
相方のヒョロッとしたスティーヴ・クーガンさんと、クマさんのようなジョンさん。
本物の2人が蘇ったかのような、素晴らしいパフォーマンスに、感動の連続でした。
特に中盤のコントは最高!
息のあった2人は、長年連れ添った夫婦のよう…。
喧嘩もするし、暴言もたくさん吐くけれど、それは本気じゃないって本当はお互いわかり合っている。
語り合わなくても、感じあえる2人って良いですね。
2人のコンビ愛に感動の連続でした。
絶頂期の人気から16年経過して、人気が廃れてしまって、一時は解散の危機に追い込まれた2人。
このままではコンビ解消か?という状況の中、一つのきっかけが再び再結成の糸口に!?
初めは全然人気がなかったけど、2人の圧倒的なパフォーマンスによって、徐々に人気が回復していく様子がとても楽しい!
途中で無理がたたって病気になっても、コントだけはやめないという、その根性がさらに素晴らしい!
お客さんも2人の頑張りに答えてくれるかのように、温かい声援で2人の漫才に大爆笑する姿は、感動して涙が出そうになりました。
これが実話だというのですから、本当に凄い!
コンビの絆って、夫婦の絆とはまた違う、特別な運命の糸で結ばれているんだなと実感しました。
コンビを組むというこは、互いの人生を預けることと一緒。
その重みを感じているからこそ、簡単に解消できないのもコンビの宿命なのでしょう。
相方が亡くなっても、最後までコンビを組むことのないままこの世を去った漫才コンビ。
ローレル&ハーディの2人のコンビは、永遠に不滅なのですね!
深い友情に感動
見始めの第一印象は、ちょっと古いけどコント55号を思わせる。
うまくいっているときはいいが、互いの心のすれ違いが不仲を生む。でも互いを分かり合っているからすぐ仲直りできる。これが本当の友情。
ストーリーは単調、派手さもない、BGMも記憶に残らない、が感動できたのは演出が素晴らしいからと感じる。中高年の方にオススメです。
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