「完成されたエンターテイメント…!」リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様 ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
完成されたエンターテイメント…!
まずめちゃくちゃ楽しかった…!!
テニスは置いといても、何よりエンターテイメントとしてこの映画は完成されていると思う…。
そう、宝塚のショーに近いものを感じる。
ミュージカルなんだけど、ミュージカルとくくってしまうのは違う、そんな感じ。
テニプリっていうコンテンツのすさまじさと、抑えきれない圧倒的パワーを見た。
序盤から歌って踊るたくさんのテニス部員たち。
アメリカに渡った主人公・リョーマくんと、ヒロイン・桜乃ちゃんの出会い。
突如始まるラップバトル。
そして2人でリョーマくんの父・南次郎さんが現役時代のアメリカへタイムスリップ(なぜか早々にその状況を受け入れる2人が適応能力高すぎる)。
南次郎さん宅へ行ったところ、彼の子どもと勘違いされてマフィアに連れ去られる桜乃ちゃん。
そして登場する女ボス・朴ろ美(中の人)さん。
逃亡中の教会でのデュエット(猫の演出!!)。
なぜか時空を超えて真田幸村さんや手塚部長に繋がる公衆電話。
リョーマくんとの対戦、足でテニスする朴ろ美さん。
リョーマくんの計略により、八百長テニスは阻止されリョーマくんの念願、現役の父・南次郎さんとの対戦。
そしてなぜかまた時空を超えて召喚される青学メンバーや他校のテニス部員たち。
もうとうに追いつかない細部へのツッコミなど忘れて、ただただ楽しんで観ている自分に気づく。
振り切ったエンタメってこんなにすごい。強い。
劇場出る時はもうなんだか楽しすぎてすごすぎて頭がボーッとしていた。
どんな映画?と聞かれたら「とにかくすごいから1回観て」と語彙力喪失するやつだこれは…。
無発声応援上映で劇場で観たんだけど、周りの皆さんの統一されたペンライトさばきも見ていて楽しかった…。