「日本の貧しさ、個の弱さ。」美しすぎる議員 takechan369さんの映画レビュー(感想・評価)
日本の貧しさ、個の弱さ。
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いままでの五藤監督の作品とは違い、観ていると、いまの日本の国としての貧しさ、疲弊した地方の崩壊しそうな民主主義、個人の無力さがヒリヒリするくらいに伝わってくる。
主人公の「美しすぎる議員」も、政治家としての無力さに打ちひしがれ、その議員を執拗に追い続ける、弱小マスメディアのディレクターも、自分の作品の意図が打ち砕かれ途方に暮れる。
こんな展開でどうやってまとまるのかハラハラしながら観ていると、ちゃんと最後には小さな救いと和解があり、主人公ふたりの気持ちが通い合い、観終わったあと、なんか元気が出てくるという、不思議な作品でした。
でもおもしろかった!
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