劇場公開日 2020年8月8日

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「被爆者や二世は放射能の影響や風評被害を恐れてる」おかあさんの被爆ピアノ りやのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0被爆者や二世は放射能の影響や風評被害を恐れてる

2021年1月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

萌える

大学で幼児教育を学んでる菜々子がお母さんに来てた被爆ピアノのコンサートを知り、聴きに行き、自分のルーツを探しに広島へ行く話。
おばあちゃんがピアノを弾いていて、原爆投下の時に比治山とピアノのおかげで命が助かった事。
その被爆ピアノをお母さんが調律師の矢川さん(佐野史郎)に寄贈した事などを知る。
お母さん(森口瑤子)が広島を避けていた理由、被爆者や被爆二世は放射能の影響が完全に解明されて無いので影響を恐れ、また風評被害も有る為、極力言わないようにしていたと聞く。結婚にも影響が有ったらしい。
そんな被爆者達の苦悩を知るきっかけになる作品です。
調律師矢川役の佐野史郎の広島弁は上手かった。
森口瑤子はお母さんの心境の変化を素晴らしく表現されてた。

りあの