AI崩壊のレビュー・感想・評価
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AIの進化
PSYCHO-PASSの世界到来
責任を取ること
AIが人間を超える・選民思想、など現代社会にも起こり得そうな題材で楽しめました。
凄まじく無理矢理なテロ犯人確定、運の良すぎる逃亡、こころちゃんの凄まじい生命力、肝心の「のぞみ」の効力など、曖昧かつ大雑把な設定には突っ込まざるを得ませんでしたが。これが邦画のよくないところだよな、と、社会派のテーマを扱う作品だと必ず思うところです。
一方で、毎熊さん演じる記者や三浦智和さん演じるベテラン刑事など、端役のみなさんの存在感が抜群で、役者陣の演技は見応えがありました。西村演じる賀来賢人さんもとても素敵な役でした。
「親が子供を幸せにできるか。」
電子機器や人工知能など、便利なモノに自分の幸せを委ねる。そしてそれが崩れたときに、全てそのモノたちのせいにする。これは近未来のAIだけでなく、様々なことに当てはまる考え方なのかもしれません。
便利は不便
現代人は自分の個人情報を全て差し出して、その利益を享受しているが、それによって一部の人間に享受する以上の利益を差し出している。
まだ一部の人間がAIを管理しているうちは良いかもしれない。AIが管理する人間を超えた時それは起こるのかもしれない。
ただ仮にAIが命の選別をするようになったら人々は受け入れてしまうだろう。健常者や高額納税者は腹の中では、なぜ弱者の為に税金を払わなくてはいけないのだと思っている人も多いだろう。社会的弱者には劣等感や弱みもある。
世の中全てはお互い様なのだ。
強者いれば弱者もいる。天才もいれば阿呆もいる。高所得者もいれば働けない人間もいる。
社会的弱者を排除すれば世の中上手く行くと思っても、新たな弱者を作り出しこの現在の構図は変わらないだろう。
AIを活かすも殺すも全ては人間次第。
まずは人間の意識が変わらなければ。
それはさておき、
劇場オリジナル作品は今時珍しい。
ただ題名で損してると思うのは私だけでしょうか??
材料は一流、レシピが三流の映画
大作にしては物足りない。
スケールを無駄に大きくしてはならない
2023年12月2日生
もう既にやってるだろなっていうリアルな部分と、ガバガバな部分ところがあってアンバランス。対策が無さ過ぎるし。名刺だけで出来るか?とか。ここまで進んでたら逃げられっこないさ。
覗かれたらイヤだろ?とか個人情報的な面で警察側の最後の良心とでもいうべきアナログ刑事が物語にいい味を出していた。
この映画は一見荒唐無稽な感じはするけど、未来のAI社会を予想していてテーマ的に深いものがあると思う。
入江悠監督が好きなので見た。
オリジナル脚本らしいけど、入江監督のオリジナル脚本映画を劇場で見るのは『サイタマノラッパー3』以来かもしれない。
いつも思うけれど、入江監督は何がやりたいのかよくわからない。
オリジナル脚本ということは本当にやりたいのはこういうサスペンスアクション映画なのか?とも思うけれど、なんとなくヒット狙いで置きにいっているようにも見える。
ヒット狙って打てるんだからすごいバッターなのは間違いないのだけれど、これではホームランは打てないような気がする。
入江監督は『サイタマノラッパー』を見てからのファンで、テレビドラマも映画もちょっとした短編も見たりしているけど未だによくわからない。
だいたいこういうサスペンスアクションか、昔からやっているヒットしそうもないダメ男映画かどっちかで、こういう映画でいくのかなと思うと『ギャングース』みたいなダメ男映画を撮ったりする。
個人的にはどちらも好きだけど、どちらかといえばダメ男映画の方が好き。
できれば笑を入れて『サイタマノラッパー』みたいなダメ男映画か、テレビドラマでやってた『クローバー』みたいなダメ男アクション映画みたいなのを作ってほしいなと思っている。
この映画に出演している賀来賢人さんも、いまではすっかり福田組みたいになっているけど、初めて見たのはその『クローバー』だった。
また戻ってきたと思ったけど、作風も役も全然違っていてちぐはぐな感じは否めない。
AIはEテレの『AI入門』は見ていたけれど全くわかっていない。
『AI入門』で解説していた東大の松尾先生がチラッと出ていたので小ネタ的に面白かった。
『AI入門』見ながらいつも思っていたのはAIって安全なの?ということだった。
自律性が高まれば高まるほどどういうふうに動くかわからなくなって、ブラックボックスでチェックできないから安全かというとそうともいえない。
この映画では無駄な人間を殺してしまうプログラムを入れた犯人がいたけれど、そういうことでなくても、もしAIが故障でなく自動で変なことをやり始めたら、いったい誰が修正して誰が責任とるのかよくわからない。
それにここまで文明が発展してきたのは、たぶん人間の最も人間らしい部分である無駄や失敗の膨大な積み重ねのおかげだと思うんだけど、AI時代になってしまったら効率はよくなると思うけど、そういうのがなくなってこれ以上文明が発展しなくなると思う。
そうなってくるともう人間いらないよみたいになっていって、効率の悪い無駄な人間は殺してしまえみたいになるかもしれない。
だいたい効率を追求していったら、死ぬのが最も効率がいい。
何もする必要がないし、何も資源使わないので、これ以上効率がいいことはない。
そこで『ターミネーター』までいってしまうと本当に荒唐無稽な感じはするけど、この映画ではそこそこリアルに未来のAI社会を予想していてテーマ的に深いものがあると思う。
ちょっと期待しすぎたな☹️
なかなか面白かった
あなたは使う側?使われる側?
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