「豪運と悪運は紙一重」AI崩壊 massiさんの映画レビュー(感想・評価)
豪運と悪運は紙一重
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邦画の超大作でオリジナル、ベテラン俳優を主役に起用、という現在の邦画では中々ない要素満載で挑戦的な作品だと思い、昨年からとても期待して待っていました。
酷評の方がやや多いと感じますが、私は楽しめた人間です。細かい粗やツッコミどころを酷評してしまう部分も分かります。そこを含めても楽しめるか、楽しめないかで評価は変わってくると思います。
主人公が豪運すぎるのはかなり気になりました。よくぞあの包囲網を逃げまくったなと。まぁ警察が異常なまでに無能だったからだと思います。あれだけ便利なAI「百眼」を駆使してるのに、現場の人間が何人いても捕まえられないのは、ここ最近の邦画でもトップクラスの無能っぷりですね。頂けない点です。
AI「のぞみ」のサーバシステムが巧妙に作られていて、近未来という設定にリアリティがありとても良かったです。「車の運転席に誰もいないのは不安ですよね」というセリフにとても共感でき、いつどんな時代でもなくなっては不安なものも健在するってのは現実味を帯びていて非常に良かったです。
粗も多い作品ですが、違う視点で楽しんだり、着目する点を絞って見るととても面白い作品に出来上がっています。こういう挑戦的な作品をどんどん増やしていってもらいたいです。
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