「まあ、そうだよねって展開」AI崩壊 まめこさんの映画レビュー(感想・評価)
まあ、そうだよねって展開
日本人の日本映画嫌いを、改善しなくては、パラサイトを超える映画は生まれない!と思っているので、日本映画を応援したい。いろんな分野の。
けど、なんかいろいろ突っ込みどころ多くて、いちいちひっかかる!大手を広げて、みんな観てみて!!って言えないのが寂しい。
この映画も、一言で言うと、新しい発見がない!好奇心を刺激したり、好奇心じゃなくたって興味だとか、なんか観たら勉強したくなってきたとかなんでもいいんだけど、欲求を刺激するような、あれ。あれがない!
AIの暴走なんて、マジで何十年も前から扱われているし、それの描き方も何十年も前の焼き直しでしかない!なんか現代美術的なスーパーコンピュータ(なぜかどれも白い)にぼんやり光るLEDライト。プログラミングはマトリックスの表現と同じだし、マトリックスの方がまだすごいし。街中の防犯カメラから携帯やらの端末を全部ハッキングするところとか踊る大捜査線から進歩なし。何年前の映画だよ!それでそれに対して一般人のプライベートはなしか!とかツッコミ入れる刑事とか、そういう議論はマジでやり尽くされてるから今更言われなくたって、日本全国民が周知の事実なんだって!その先の考え方とか行動を提示してよ!とか思ってしまって。
あとパニック感。なんなんですかね。日本人ってパニックになるとみんなプラカード掲げんですかね。ただワーワー言ってるだけで烏合の衆感がすごい。そんな馬鹿じゃないだろ。それからAI反対デモみたいなのも、ステレオタイプ丸出しでしたね。まあでもパニックってステレオタイプが一番わかりやすいんだろうか。いい加減見飽きたけど。
これは完全ネタバレですが、あの犯人って言い詰められて最後罪を自分から言うじゃないですか。なんで選別をしたかとか、あれ。あれってなんで自白したんですか?言わなきゃ真犯人ってわかんないですよね。だれか教えてください!
好きなジャンルであるから、言いたいことがいろいろありました。