「「よくやった」といいたい。」AI崩壊 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
「よくやった」といいたい。
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①日本映画のSFものは外国製に比べてどうしてもチープ感が漂うし、この映画も例外とは言えないけれども、良く出来ているといってやりたい。廃墟となった大学内のセットはTV映画レベルのチープさではあったが。②かなり早い時点で犯人或いは陰謀の内容は予想出来てしまう。そういう場合、最後までどう観客をしらけさせず飽きさせず引っ張るか、どの時点で犯人が判明するないしは陰謀が露見するか期待させる、その点でもなかなか脚本も演出も頑張っていたと思う。③ストーリーはかなりご都合主義ではあるが、こういうエンターテイメント映画ではある意味お約束。それを説得力を持って引っ張っていくには大沢たかおは良いキャスティングだったように思う。木村拓哉や福山雅治ではこうは行かなかったであろう。④デジタル世代の主要キャストの中にアナログ世代の古参刑事を置く設定はありがちと言えばあなりがちだが、三浦友和の存在感が陳腐さに堕ちるのを救っている。若い世代は知らないだろうが、ただのイケメン⇒山口百恵の旦那だったのが、歳を取って本当に良い役者になった。⑤高嶋政宏は相変わらずウザい。⑥結局AIが勝手に暴走したのではなく、あくまで邪悪な人間たちがAIを利用したわけで、実は人間臭い話だったのです。チャンチャン…
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