「お父さん汗臭いです!デス!デス!デス!」AI崩壊 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
お父さん汗臭いです!デス!デス!デス!
AIに仕事を取られそうな職種はかなり多い。個人的には自動運転技術によって仕事が減りそうなのですが、映画でも見られるデモなんてやっても遅い!もっと早くから行動しないと歯止めが利かないだろう。AIとは関係ないけど、地元でいつも駐車場が満車状態だった書店兼ビデオ店がセルフレジを導入したためガラガラ状態が続いている・・・そこまでするんなら24時間営業にしてもらいたい。
医療AIが基本テーマとはなっているものの、個人情報保護の観点から年収や犯罪歴まではさすがにインプットすることは出来ないだろう。逆にそれを警察庁公安が「AIヒャクメ」に利用しようと企むというのもハテナマークが点灯してしまいます。また、防犯カメラやGPSでの追跡という展開も『踊る大捜査線』などの邦画で描かれているし、アメリカ映画ではもっと先に『エネミー・オブ・アメリカ』(1998)などでも監視国家が描かれていた。2030年だったら、もっとおぞましいシステムが開発されていることだろう。
真っ先に選別されて暗殺されそうなkossyが言うのもおかしな話ですが、『ソイレント・グリーン』(1973)でもそうして暗殺される人が描かれてました(金持ちも暗殺される)。生産性の無い人間は選別してしまえ!なんて今の政治家でも考えてる人は多いと思う。10年後には医療費がどれだけ高騰してるかわからないし、年金だって払いたくないはずだ。チラっと個人表記に映っていたけど、生涯賃金1億5千万でも生産性がないと判断されるようです・・・
設定部分ではまだまだだと思いますが、警察庁公安部の描き方はかなり切り込んだ内容でした。国家保安法に難色を示す現職総理大臣を、ペースメーカーを遠隔操作して暗殺したり、国家保安法を成立させようと政治家が公安に依頼するなんてのは考えられる話。警視庁の刑事とは別世界であることを再認識させられました。AIの暴走なんて絵空事のような気もしますが、一人の研究者が公安に暗殺されるなんてのはあり得る話です。ヒャクメの指示によって簡単に銃を撃つ姿は身の毛もよだつ光景でした。
ラストがちょっとわかりづらかったことは残念だったし、逃亡劇やヒャクメへのハッキングとかあり得ないシーンの連続でしたが、怖い部分はしっかりと描かれていました。今後もこうした映画が作られそうな予感がします。かつて手塚治虫や石ノ森章太郎が描いた作品のように・・・
賀来賢人の演技も良かったし、岩田剛典も良かった。ついでに主題歌がAIってのも洒落てて良かった。
公安キラーですか?w
処で話変わりますが、kossyさんを「おいちゃん」と呼んで良いですか?(コメの流れで)
年寄りとかの意味じゃないです💦
寅さんに出てくる様に、親しみ込めまして(私だけの呼び方ですので)