犬鳴村のレビュー・感想・評価
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邦画ホラーが好きな人にはオススメ
久々に生まれた邦画ホラーの力作。
(ただし、ホラー映画として面白いという意味ではない)
歴史的背景や風習を用いた展開は邦画ホラーの良さとして残りつつ、現代らしさを上手く取り入れていた。
どことなく漂う不穏な空気に対して、恐怖展開のチープさは邦画ホラー好きには堪らない。
ラストの展開は過去作品を彷彿とさせ、邦画ホラーの原点回帰を感じさせる。
トンネル、橋、公衆電話、送電塔などの人工物を積極的に用いているのは、現実と非現実の境目を曖昧にするためだろうか。
怖くて叫んだり、思わず身が竦む体験をしたい人には物足りなさや苦笑してしまうようなシーンもあるが、ジメッとした空気感が好きな人にはオススメできる良作。
オモシロこわい!
犬が白けりゃ尾も白い。
ストーリーは正直、流れを整理するためだけのものであんまり深く考えずに雰囲気とか演出を楽しむといいと思います。
実際の怪談や都市伝説もそこ突っ込んだら白けるっていうのがいくつもあるように
これもいくつかスルーするといい具合に楽しめます。
前半はじんわりびっくりゾワワっていい感じにホラーで後半はスリルショックサスペンスです。急にダンスパート(嘘)とかがはじまるので、シニカルコメディだと思ってもいいかもしれません。
結構こわい内容のはずなんですが後半から犬鳴村の正体がわかってホラー要素が薄くなっていくので特に後をひかない怖さの映画でした。
ホラー映画恒例の飛び降りが何度かあるんですが、本当ゾワワってしましたし
お母さん役の高島礼子さんのとあるシーンの演技に痺れました。
見所の多い映画だと思います。
慣れてくる
32本目。
急いで仕事終わらして8時35分からの作品を観ようと思ったけど間に合わず。
犬鳴村はYouTubeで観てるから、ある程度は知ってる。
最初はヤベッとビビると思い、薄目モード。
中盤位からは慣れてきて、ビビり度プラマイ0かな。
なんか思ったけど、ホラーとファンタジーって紙一重だな。
これも作り様によっちゃファンタジーでもおかしくないもんな。
くそ怖くない
久しぶりの清水崇監督のホラー映画なので超期待してワクワク楽しみに待っていたのに。
のっけから、こりゃダメだ!のクソ映画でした。
ビデオ版呪怨のあの強烈な怖さは何処いっちゃったんでしょうか!
マジつまらなかった!ヒロイン泣いてばっかりでイライラでした!金返せ!レベルですな。
これじゃあ二回目のパラサイト観た方がよっぽど良かったです。清水監督ももう引退したほうが良いのでは?ホントに日本のホラーつまらなくなりました。
普通のつまんねえDVD鑑賞気分に映画終わりました。
清水崇監督らしいと言えるが・・・
呪怨シリーズの清水監督。例によって、劣化版のゾンビとでも言うべき軟体動物のようにクネクネした動きの怪物が登場する。
犬の怨霊ならば動きも犬を模した方が分かり易いのになぁ、というのがまず一点。
それと日本的ホラーに狼男のようなモンスターは馴染まないというのがもう一点。
ストーリーに関して言えば、犬鳴村の案内人・成宮の登場の仕方が唐突過ぎ。もう少し、伏線を張ってからの方が見ている側もストーリーに入り込めるのに・・・
森田家の主人(高嶋政伸)が犬鳴村伝説の詳細を知るキーパーソンであるにも関わらず、どのようにして知ることになったかの経緯が描かれていないのもどうなのか?
それから、特に気になったのは特殊効果が雑なのと映像そのものが粗いということ。まるで一昔前のテレビカメラで撮ったような画質。
ガラパゴス
怖いっていうか、気持ち悪いよなあ。
僕の田舎には、治水とか、水質改善とか、発電とかの多目的ダムが複数あって、中でも最大のものの底には集落がまるまる沈んでいます。
幼い頃、その集落の人達が、神社ごと町に越してきて、立退料が潤沢だったのか、皆、結構立派なお家を建てて住んでいました。
また、ダムの横には気持ちの良い道路が作られて、観光施設へのアクセスが便利になって、まあ、賑やかになった気もします。
ダムの放水を見にくる人もいるくらいです。
んで、湖底に沈んだ村の話とか云うと気になるのです。
ホラーは苦手なのですが、気になって、やっぱり観に行ってしまいました。
やっぱり、ダンスウィズミーとは違いましたね(笑)。
ただ、ホラーをあまり、観ないのであれこれ言うのは何かと思いましたが、これ、なんか構成や作り方に不文律があるようで、昔とあまり展開やら何やらが変わらないような気がするのです。
大人になると、注意されることが少なくなります。
巨匠になると、スポンサーも制作者も、誰も何も言わなくなるのでしょうか。
是枝裕和さんは、万引き家族の際、樹木希林さんに、ストーリーの違和感を指摘され、そこはなるほどと思い、手を加えたそうです。
こうして携帯に限らず、様々なものが日本はガラパゴス化したように感じるのです。
パラサイトがアメリカのアカデミー賞を取る時代です。
ホラーにも工夫が必要な気がします。
これは本当の恐怖
犬鳴村については11歳の頃から追い掛けてたが21歳になった今
この映画を見たら結局伝説と言われてるものでもとても悲しい土地の過去があったりする
でも、この村にはまだ他にも『決して起こしてはならない秘密』がある気がする
そう思いながら見ていた
ダムの為に殺された村人の物語は本当にあったのかも知れないし、他にもまだ別の真相があるのかも知れない
20年前なら優等生…だったかも
ストーリー、幽霊の表現、びっくらかし、時系列いじり、何もかもがどっかで見たことあるようなものばかり。
Jホラー黎明期なら怖がれたかも知れませんが…
せっかく有名な都市伝説をベースにしているのに、清水監督が「怪異をはっきり映す」タイプのせいで、「本当にあるのかも…」という怖さが全くないんですね。
あんなに幽霊バンバン出てきたら現実感湧きませんよそりゃあ。
全体的にホラーゲーム「零 紅い蝶」に似てて、しかも怖さはゲームの方が遥かに上なので、それも「今さらこんなかよ…」感が強い原因かもしれません(ゲームはPS2時代のもの)。
ただ、前に座ってた女子高生は「めっちゃ怖かった〜」と言ってたので、ホラー初心者なら楽しめるのかな?
これが ジャパニーズホラーか!
ウォーキングデッド+犬神家の一族っぽい ホラーでした。
演技力の高い俳優さんが多く出演しているので それで 成立している映画だと思います。
ストーリーは、イマイチ よく分からずじまいでしたが おどろおどろしい雰囲気で ホラーとしては 充分楽しめました。
が、お友達同士で来ている高校生?の男の子のウルサい事が!
映画ってのは 誰でも 大切なお金を払って わざわざ見に来ているのですから、自宅と同じように ワーワー 騒がないで下さい!
あまりのうるささに 席を二回変わりました!
☆☆☆★★ ノベライズ版読了済み。 ノベライズ版は、読んでいても「...
☆☆☆★★
ノベライズ版読了済み。
ノベライズ版は、読んでいても「え〜何これ!」…と思ってしまう出来だった気がしたので。初日に観た人の評価が低いのを見て、「あ?やっぱり!」…と思い、思いっきりハードルを低くしての鑑賞でした。
すると、それが功を奏したのか?意外と面白く観れたのが本音。
…とは言え、全然怖くはないし。ホラー映画としてのグロ描写はないし…で。ジャパニーズホラーの真髄を「観たい!」と思い、チケットを購入した人からすると…と言ったところでしようか。
ノベライズ版自体も、ホラー要素よりもミステリー要素が勝っていた気がします。ホラー的な導入部分から、どんどんとホラー要素が薄まって行き。途中から、唐突に描かれる過去に遡ってのグロ描写等は(映画版でチラッと映るだけだったのは、おそらくR指定を受けない為だったのだろうか?)読んでいても段々と興味がなくなって行った。
その辺りでは映画版は、観客側も「ん?これ今いつの頃の話になっているの?」…と。(多少は)興味が持続する演出になっていただけに、(この赤ん坊は誰?…と言った辺りの)観客をエンディングまで惹き付けていた様に感じます。
但しそれは。あくまでもこちらがノベライズ版を読んでいただけに、映画全体の流れを把握していたのが大きく。その辺りの意見は、完全なるホラー映画を期待して観に来た人との相違は間違いなくあるでしょうね。
清水崇監督だけに…との期待をしながら観に来た人には…と思うだけに。監督自身のプレッシャーも、おそらくはあるとは思います。これがまだ新人監督だったならば、「今後に期待します」…と言われるのでしょうが(u_u)
まあ、個人的にはまだまだ清水監督には期待をしてますよ…と言いつつ、幾度となく騙されてはいますが(ㆀ˘・з・˘)今後は多少なりともハードルは下げてはみますけどね(´-`)
(確かノベライズ版にはなかったと思いますが)呪いの公衆電話の惨劇場面等は、結構好きなんですよね〜!
お久しぶりのホラー女優(枠?)として、奥菜恵の起用も嬉しい限りでした。
『ダンス・ウィズ・ミー』で、見染めた三吉彩花嬢ですが。今回はホラー映画で、先祖の血の由来から。絶えず不安感が募り彼女が悩む役柄。
それだけに、明るい笑顔は封印。また物語の季節は冬の設定だけに、『ダンス…』の時の様なスタイルの良さがコートに隠れてしまい。彼女の脚線美を見たかった、こちらの思いが叶わなかったのは実に残念でした。
一部で噂のオシッコ場面はしっかりと把握したであります( ̄^ ̄)
とは言っても、ノベライズ版で描かれていたから分かってはいました。がしかし、その前に伏線を周到に貼っていたのは予想外だった( ´Д`)
タイトル自体は、犬に対しての呪われた歴史が関係してはいたのに。出来上がった内容からすると、かなり強引に繋げている様な気が…と言ったところ。
そして、気味の悪いわらべ歌が聞こえるのは、ノベライズ版でも全部で10回ぐらいは描かれていただろうか。読みながらメロディーを思い浮かべていたが、映画で聞かれたメロディーはまんまそのままだった。…って、そりゃあ!その歌詞ならばそのメロディーしか思い浮かばんよなあ〜(u_u)
最後の最後のラストカットはもう一つ工夫が欲しかったところでしようか。
2020年2月9日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン5
犬が鳴く、のか。
「ホラー」ではなく、どちらかと云えば「ミステリー」ぢゃないの?
有名な俳優さんたちの怪演はさすが!と思うけれど、あんまり怖くないし
なんせ主役が「カラダが勝手にミュージカル」
時系列が、とっ散らかってて「えーと?あの人は?」「あの子は?」「で、キミは?」
ホラー好きにはモノ足りなかったんじゃないかな
「ポスター画ヅラ詐欺」?最近ハヤリの「予告動画詐欺」?
アイドルも出てないのに、席が意外に埋まっててビックリ!それも若い子たちばかり
エンドロールで、とある女優の名があって、さらにビックリ
終演後、思わず隣席の女性に「カノジョ、どの場面に出てました?」
「わかりません」
「…えーと、あの女優さん、ご存知ですか?」
「知らないですー」
「…失礼しました」
怖くはなかったが設定の作り込みは良かった
都市伝説として有名な犬鳴村を訪れた女性が死亡した。同伴した恋人が犬鳴村を再訪し死者は次々と増えていく…。
都市伝説を基にしたホラー映画。個人的にあまり怖くなかったがびっくりさせる演出ではなく雰囲気重視であったり、呪いの起源や事象が繋がる設定の作り込みは好きでした。
期待してただけに。。
怖いシーンひとつもない
視界の端にチラッと見えた霊が
ちゃんと見たらいない。みたいなの使いすぎてこれしかないの?って思った
犬鳴村もちゃんと過去のエピソードがあるんですよっていうのも内容が薄くて取ってつけたようにしか感じなかった
高島礼子とか高嶋政伸のような豪華俳優の無駄遣い
日本国憲法は“國”じゃなくて“国”
POV映像から始まり、映像は全体的にしっかりした作りでした。やはりハリウッドを経験した監督は違うのかなぁ。ツッコミどころも少ないし、トンネルの出口(入口か)の風景が違ってたくらいしか思い当たりません。
想定外のところで幽霊が出てきたりして、Jホラーで鳥肌が立ったのも久しぶり。特に顔がでかくなった幽霊の場面では声が出そうになりました・・・「顔でかっ」と。
そんな予測不能なキャラの性格がとても良かったし、まさか犬鳴村の血を絶やさないようにしようとする基本線はわかりました。ただ、その血が女系であり、犬の血は女性のみに受け継がれるのか?男は殺されてもどうなってもいいのか?という意味はわからず。弟が犬鳴村のジオラマをどうやって作ったのかもわかりませんでした。また、そこまで家系にこだわるのなら、完全にタイムスリップものにしても良かったんじゃないかとも思う。
それにしても電力会社の横暴さという社会派メッセージまで込めてましたが、実際は人柱にするとかの犯罪はないだろうし、立退料が少なくても転居先が決まるまでは最低限の補償はあるだろう。また逆に、温暖化対策が叫ばれてる中、水力発電が現段階ではもっともいいのだろうなぁ・・・
ホラー好きには物足りない
冒頭がホラーとして一番怖かった。後半に行くにつれてSF要素が色濃くなってくる。朽ちた建物の雰囲気や唄は良かった。来ると思ったときに来る展開のため、ホラー好きとしては少し物足りなさを感じる。
ストーリーとしては、切って貼り付けたような、少し無理やりな感じがした。登場人物の行動の動機も薄い。現実としてはおかしな点もあったため、もっと『犬鳴村』要素を増やした作り込みが欲しかった。
本当は怖いのに
まだ学生の頃にバイクで犬鳴峠、旧道のトンネルに行きました。例の事件が起きる前です。昼なのに旧道トンネルは見ただけで背筋に寒気が走るくらい怖くて、とてもじゃ無いけど中には入れませんでした。
で、今回この映画を観たわけですが、本当の怖さ、近づくだけで感じた言い様のない絶望感、そもそも旧道入り口の人を拒む雰囲気が一切無くてがっかりです。
犬鳴峠は間違いなく最恐のスポットなのに、この映画でそれが表現されておらず、多分この映画を観た人は自分も行ってみようとか思うくらいですね。
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