犬鳴村のレビュー・感想・評価
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侮っていた。見応えかなりあり。
完全に侮っていた清水崇の新作、やはり清水崇は中田秀夫とは違う生粋のホラー監督だった。前日に『スケアリーストーリー』観ていたので余計面白さが際立つ。ホラー演出ってこうだよな、っていうJホラー表現のベスト版plus最新更新版。過去と現在入り乱れる説明的回想シーンのワンカットなど、過去にもやっていたかと思うけど、こういうひとつひとつが丁寧でいい。それと、映画の中に心霊動画や心霊写真の嫌〜な感じの歪み、色味、サイズのいびつさなどの特徴を入れ込んでいて嬉しい。
個人的好みでいうと、音楽、もうちょっと新しい何か欲しかった。音楽流れてるほうが怖くない。世界の最新ホラーの音楽はもっと不安になるの多い。
あと、作劇的にこの「わたしは誰」ってストーリーになるとどうしてもありがちなマンガみたいなドラマになってしまって驚きがない、失速する。更にこの映画ではクライマックスにむけて盛り上がってないのでカタルシスがない。
で、も、描写のひとつひとつが面白いので、失礼しました! という感じ
まさかの予想通り
日本有数の心霊スポットである犬鳴トンネルの向こう側にあると言われている
犬鳴村を舞台に、ある女性の血筋にまつわるホラー映画 だったら良かったのに........
良い点
初めの冒頭シーンの手持ちカメラによる撮影映像は、かなりリアルの心霊動画に見えて
鑑賞中はかなり緊張感を持ってみることができた
以上
悪い点
幽霊が出てきて、脅かすシーンはただの雑なCG(車に乗っているシーンは、普通にシュール過ぎる)
自分の息子が本当は自分の息子だと気づかない母親
逃げる気があるのかよくわかないヒロインの棒立ち
犬との混合血を受け継いでいるはずのヒロイン兄弟たちだが、他の兄弟はその変化一切見られない理由説明なし(おそらく女系しか発現しないのか?と思われるが最後に男の子も発現したので、その線は薄い)
そして、混合血は孕んだ子供達からのはずだが孕んだ母親の犬化を遂げるが理由説明なし
急に現れた説明役、案内役の幽霊
そして、なぜか時空を超えてしまうトンネルの向こう側
他にも不満点はいくつかあったが、刹那で忘れた
日本っぽい
簡潔に言うと、The 日本のホラー!って感じでした。
海外のホラー映画にはない なんとも言えない鬱感というか、なんか胸糞悪くなるというか、常に気を張る感じというか。(笑)
グロシーンもあるのですが、血しぶきブシャー!とかでなく、結構リアルなグロが多いです。飛び降りで指の骨が曲がってたりとか。溺死でのぐしゃっとした質感とか。
あまり日本のホラーを観たことはないけど、どこまでも邦画感を感じる。じめっとね。好きな人は結構好きだと思いますね。
ストーリーですが、この三兄弟が勇気ありすぎて恐ろしいです。自分がこの立場に置かれても、絶対にやり遂げられない🤣
設定はよく考えてしまうとおかしな点が多いですが、話の分かりやすさは◎です。
単純にスリルを味わいたいという人にはいいと思います。肝試しをして呪われたりならば、完全にそいつが悪いなってなるけど、だいぶ関係の無い、いい人たちが殺されてしまったり巻き込まれているので、やっぱり胸糞が悪い。(笑)
自分がその立場に立っても、血筋とか知らないよって思っちゃうかなぁ。やっぱり主人公すごいなぁ(笑)
実際に犬鳴村はあるけれど、フィクションだって考えて割り切って観た方がいいです。
あとは若干 大型犬嫌いになります。雨の日の電話ボックスも。(笑)
あまり怖くなくてよかった
公衆電話ボックスとか、トンネルとか、ちょっと昔のホラー感がありましたが、怖がりな私でもストーリーを楽しめる余裕がありました。ストーリー重視のミステリーっぽいホラー映画かな。心臓はバクバクしない。あまりグロくないから安心。怖〜いホラー映画好きな人にはあまりお勧めじゃないけど、普通に映画好きな人には普通に楽しめる映画と思いました。
ホラー初心者にしては満足できる作品
単にホラーかと思っていましたが、村にまつわる様々な背景があり、すごく切なかった。
最初は人が殺されるシーンで、とにかく怖かったけど、後半からはジーンと来るものがあった。
最後まで見たからこそもう一回見たくなる作品。
あと映画館で、エンドロールで立ち上がって帰る人がいるけどエンドロールは凄く良かったから見た方が良い。
もうこの村からは逃げても、逃げられない恐怖。
村に行ってから行方不明になった主人公の兄と息子が生きて帰れないと知りながら恐怖の村に行く姿を観たのですが、もう、恐怖シーンがやばすぎて見ちゃいけないとこもありましたが、ラストシーンが衝撃でした。
面白半分でこの村に行ってはいけない場所と知りました。
とりあえずJホラーっていっとけ
「Jホラーみがない」
ってレビューで書かれてるけど、
「リング」とか「仄暗き水の底で」のストーリーは
Jホラーの功績というより
小説家・鈴木光司さんの手腕なので
なんかそれも違うなあ、という気がした
ホラー映画に突っ込むのはナンセンス
私は面白かったです
すぅ〜
観た。ようやく。
皆さんが騒ぐほどの作品ではなかったかなぁという印象。
ホラー系って何を考えて観たらいいのかわからないので、あまり書きようがないが、
ひとつ言えるのは三吉彩花ちゃんの腕に包まれながら寝てみたい。
おやすみなさい。
細かなところの脚本がヒドい
アイデアいいと思うの。
ダムに沈んだ犬鳴村の人たちにいわば「末代まで祟ってやる」と言われた家系に主人公がいて、しかも母親は犬鳴村出身っていう。
時空を歪めて、お母さんを犬鳴村から救ったのは、実は、主人公でした!っていうSF設定も面白くて納得。
恐いシーンも画角やカメラアングルうまくて、しっかり恐いんだよね。
でも観てると単なるシュール展開にみえて寧ろ笑っちゃう。脚本の詰めが良くないと思う。
なんか色々考えて改稿してるうちに、ちょっとおかしいなって部分も出てきたんだけど、時間もないしまあいいかって踏み切った感じがするのね。
お兄ちゃんの友達がやられてくのは「なんで?」と思うしね。ホントなんでやられるんだろ、あれ。
そういう細かな点のおかしさは、見逃す度量を持てば、結構面白い作品だと思うよ。
過去と今を繋ぐ最恐の村
"実録!恐怖の村シリーズ" 第1作。
通常スクリーンで鑑賞(レイトショー)。
ノベライズは未読。
心霊スポットには詳しくないので、犬鳴村に関しては知識ゼロ。本作についてはノーマークだったので予告編さえ観ず、あらすじも調べないまま映画館へ足を運ぶことになりました。
正直、怖くなかったです。むしろ、本作とコラボしたお化け屋敷の方が怖かった(上映開始まで時間があったので先にお化け屋敷の方へ行ったのですが、本作を観たことでそこで起きた怪異の数々の答え合わせが出来ました)。
何故そんなに怖くなかったのか。オーソドックスな恐怖演出のために、アングルや展開から起こることが簡単に予測出来てしまい、事前に身構えられたからでした。
物語にのめり込めなかったのも原因じゃないかな、と…。と云うのも、犬鳴村の謎について、冒頭辺りで「なんだ、そう云うことか」と分かってしまったからです。
分かった時点で気持ちが冷めてしまいました。上記のように怖くはないし、どうしたらいいのかとなんだかぐったり…
その他、イマイチだと感じた点を徒然なるままに…
その1、奏が幽霊の腕を掴んで普通に会話を始めたこと。
その2、幽霊と行動を共にしたことで、奏がいとも簡単に犬鳴村の秘密に肉薄してしまったこと。
その3、亡霊たちがゾンビにしか見えなかったこと。
その4、奏の母親があっさり回復していたこと。…
ここまで、微妙だった点を書き連ねましたが、ここからはラストの、ある種ファンタジックな展開について観賞後に思ったり考えたことをつらつらと述べていきます。
これって最終的に、かなりえげつない呪いなんじゃないかなと思いました。己の中に流れる血からは、誰も逃れることが出来ません。「犬鳴村の血脈を絶やすな!」と言われ、生まれたばかりの赤ん坊を母親の元から無理矢理引き離す形で、自分たちの祖父になる男の子の家に届けてしまった奏たち。
そのせいで、忌まわしき「犬殺しの血」が森田家に混ざることになってしまいました。一度混ざってしまったら消し去ることは不可能。しかもそのことがあったおかげで、今の自分たちがいる。奏は感謝しているようでしたが「そんなにありがたいことではないんじゃないの?」と思いました。
森田家だけでなく、犬鳴村の血脈は密かにその種を撒いていたようですし。過去・現在・未来―全て呪ってやると云う凄まじき執念の業と考えると怖気が走りました。テクニック的な怖さじゃなくて、根底に潜んでいた恐怖に戦慄しました。
※修正(2024/06/28)
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