「記憶…忘れるが幸か?残すが幸か?」記憶屋 あなたを忘れない しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
記憶…忘れるが幸か?残すが幸か?
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TELASAでレンタルして鑑賞。
原作は未読です。
ほぼ前半で記憶屋の正体が誰かと云う予想はついてしまうので、そこが主題では無く、人が生きていく上での記憶の価値や捉え方についての話なのかなと思いました。それにしたって、全てにおいて掘り下げ方が足りなかったなぁ、と云う印象。
全体的につくりが雑と云うか、無理して感動的なストーリーに仕立て上げようとしているような気がして、いまいち乗り切れませんでした。山田涼介の存在が、脇役の芳根京子に完全に食われてしまっていたのもいただけませんでした。
高原弁護士とそのアソシエイトの守秘義務意識が低過ぎるやろ! いくら関連している事件とは云え、そうやすやすと個人情報を開示してしまったらあかんやろ。そうしないことには話が前に進まないのは理解出来ますが、設定を工夫したりして、もうちょっとなんとかならなかったのかなと思いました。
最後の最後、「時代」に救われた感www
――
辛いことも悲しいこともあるからこそ、人生と云えるのかもしれない。記憶が自身をつくり上げていくし、関わり合った人たちの生きた証となる。愛する人が苦しんでいるとき、傍で寄り添って、人生ごと包み込んで支えることが出来るか? それが愛の正体なんだろうな、と思いました。
【余談】
宣伝文句が過剰の気味あり。
「映画史に残る感動大作」と云う触れ込みだったはず。
いやそこまでじゃないよ(笑)
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