「小説を馬鹿にした内容」記憶屋 あなたを忘れない noriさんの映画レビュー(感想・評価)
小説を馬鹿にした内容
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登場人物の設定が原作と全く違う!実写化に対して、時間の関係上内容を多少はしゃることはあるがそもそもの設定がここまで違うのは初めてでした。この内容では小説を実写化する必要があったのでしょうか?
1番納得いかない点として、杏子が昔被害にあい夜に外出できないので記憶屋を探しており、そこで遼一が一緒になり探します。記憶屋にあい記憶を消してもらえましたが被害事態の記憶をなくしてるので、その点で深く関わった遼一の記憶も無くなってしまうことになったというのが原作です。しかし、映画では真希が身勝手に消したことになっていました。映画の最後の方で謝っていましたが、そもそも謝らなければいけないストーリーにして視聴者になにを思って欲しかったのでしょうか?
あそこで、遼一が許して前に進むのもそもそもおかしいですし、普通なら怒るのが当たり前です!原作では、杏子の辛い記憶を消すことは関わった人の記憶もなくなるため仕方ないことですし、読者も共感できます。そこの遼一の記憶屋の気持ちもわかる反面、記憶を消すことは間違いだという葛藤するところが原作の良い点だと私は考えています。
小説の実写化ではなく、独自の映画ならわかりますが、小説となる元を実写化する以上小説の良さを読んでない方に知っていただく内容にして欲しかったと思います。
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