ミュウツーの逆襲 EVOLUTIONのレビュー・感想・評価
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山済みの問題点を改善することなく、何の意味も無く再度叩き付ける固い3DCG。
原作は、まだ2次元のアニメだからこそ、子供向けとして雑な部分も許容出来た。
しかし何故か同じ子供向けのこの映画では、3DCGだからなのか、2019年現在だからなのか、何もかもがやたら硬質で、より雑に、適当に見えた。
元々ファンの間では名作とか言われている原作だが、そも問題点は腐るほどある。
どの部分がどうだとかは、ここでは割愛するが、特に脚本で言えば、それは作品の対象が児童ゆえに致し方ない要素ではある。
ただ、新たにリメイクした本作で、独自の解釈や改変をすることなく、雑になぞっただけのプロットは、より顕著になった演出でそれらが著しく歪に見える。
いや、もしかしたら児童向けとして徹底したのかも知れない。
原作をリアタイで見ていたファンは、とっくにオッサンであり、そんな古参に向けたアプローチは考えていないのかも知れない。
「リメイクしてくれただけでもありがたい」と崇拝する信者には、これで十分な出来なのだろうか。
この映画の前には「キミにきめた」があり「みんなの物語」があった。どちらもリブート作としてそれなりの意味があった作品である。
そして「名探偵ピカチュウ」という、間違いなく比較される作品がある。
正直、このリメイクには、何の意味も込められてないと思う。
完全に児童向けと割り切れば、こんなもんなのかも知れない。しかして新作ではない、リメイクである。
あれだけボロカスに叩かれ爆死した「DRAGON BALL EVOLUTION」の方が、EVOLUTIONシリーズとしては全然マシで、意義があった。
ピカチュウがふさふさ
映像が3Dでリアリティがあった
ピカチュウってイメージ勝手につるつるだと思ってたけど
毛がふさふさしてた!
とゆうように、内容と関係ない所に目が
いって感心する部分があった
ピカチュウがさとしを思って
さとしがピカチュウを思う
そんな純粋で心が綺麗になった気が
あっとゆう間に終わった
海外向けCGミュウツー
博士の娘アイちゃんの部分も含め完全版をリメイクしてくれると思っていたのに残念です。
当たり前ですが、原作と違って海外を意識した演出になってしまっていて
キャラクターの仕草が少しくさかったり、間の取り方が雑になっていたり、
原作の方はここ音楽がなかったから良かったのに~…なシーンが多くて
古参ファンである自分はおとなしく原作を見ているのが正解だったみたいです。
あとは同じく今年公開された名探偵ピカチュウのCGクオリティと比べてしまいます。
ハリウッドと比べるのは酷ですが、物足りなさが半端ないです。
ただ20年も前の映画を、メインキャラの声優はそのままリメイクされたミュウツーを映画で楽しむことができたことには感謝しかありません。
やっぱりミュウツーの逆襲はいい映画です。
ラストに感動
ラストの固まってしまったサトシを起こそうと何度も電撃を浴びせるピカチュウが健気で悲しくて自然と涙が出てきて、本気で号泣しそうになりました。ところどころ、子供向けなシーンもありましたが、全体的に大人も一緒に楽しめる作品ではないでしょうか。
大事なシーンは省いてあとはそのままCG化
ミュウツーの逆襲 EVOLUTION
鑑賞日 2019 7/13
原作の「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」は小学生の頃から大好きな作品で、とても感動したのをよく覚えており、本作を鑑賞する数時間前にこちらも鑑賞。16歳の今でもとても心に響くテーマで、再び感動した。今作はこの原作をセリフをそのままにし、最初の数分を省き、若干のデザインを変え、CG化したものだった。1998ポケモンのCG化ははあまり違和感が無かったが(最近ハリウッドでポケモンが実写化された「名探偵ピカチュウ」が公開されたこともあり)、サトシやカスミ、タケシなどの人のCG化の動きにとても違和感を感じた。また、全体的にCGが安っぽかった。1番今作で気に入らないのは、原作にはあった最初のミュウツーとアイの会話のシーンとアイが消えてしまうシーン、博士がなぜコピーポケモンの研究にそこまで執着するかがわかるシーンが全てカットされてしまっていることだ。同じようなシーンが続くので少し退屈ではあるが絶対に必要なシーンだと思う。さらに、今更カスミやタケシを登場させても今の子供達はそんな昔のキャラクターを知らないので今作を見にこないと思う。あまり映画ビジネスとしては向いていない作品なのではと思った。色々と不満点はあるが、感動することには変わりはないし、「ミュウツーの逆襲」は不朽の名作であると改めて感じた。
オリジナルの問題点もそのままリメイク?!!
テレビアニメの劇場版第1作『ミュウツーの逆襲』をCGリメイクした作品ではあるが、良くも悪くも元の作品に忠実となっている。
『ミュウツーの逆襲』はアニメシリーズの人気と比例しての大ヒットとなり、アメリカなど世界でも記録的ヒットとなったが、映画として腑に落ちない点がどうしてもあって、それはミュウツーが逆襲をやめるきっかけである。
ポケモンを守るために人間であるサトシが犠牲になったことで涙するポケモンたちの姿を見て、逆襲を唐突にやめるミュウツー。
当時からこの唐突さが腑に落ちなかった記憶がある。人間でもポケモンでもなく、作られた存在であるミュウツーが追い求める存在意義という言ってみれば哲学的な投げかけをしているわりには、ラストはあっさり終わってしまうという温度差が妙に違和感を残すのは今回も同じ。というかこの作品、新たな解釈を加えたリメイクではなく、単にCG化したに過ぎない作品なのだ。
そのため、作品自体の問題点についてもそのままリメイクしているのだ。
正直ひどい
まずアイ2達がいないからミュウツーの怒る理由が薄い。何故カットしたのか。
研究者たちのマッド感が足りないから、アイデンティティの悩みを抱えたミュウツーへのフォローを忘れたうっかり屋にしか見えない。
3DCGを使うのはいいが、カメラワークの悪さや描写のメリハリがないため単調に見える。
セリフの細かい表現が原作よりかなり劣る。はっきり言えばセンスがない。
ED曲のアレンジの質が低い。なんでもかんでも盛り上げとけばいいというわけではない。
と悪い点を挙げればキリがないにも関わらず、原作より23分長い(完全版と比較しても13分長い)。
ポケモンが好きじゃない人がテキトーに作ったかのようにみえた。
涙無しには観れなかった。
小学2年生の時に、『ミューツーの逆襲』を観に行きました。当時、サトシがポケモンどうしの争いに胸を締め付けられ、止めに入って石になってしまうシーンで、ピカチュウや他のポケモン達同様に涙を流したことを覚えていました。
そして今回、小学2年生になる娘を連れて映画館に行きました。
すると、例の同じシーンでまた涙を流してしまいました。
ふと、隣を見ると、娘も泣いていました。
時を経て、自分と同じ体験を娘もしたのだと思うと、感慨深いものがあり、さらに泣けてきました。
そして、エンディングの『風といっしょに』の歌詞の深さ、曲の重みを深々と感じました。
子どもの時には分からなかったことも、大人になってはっきり分かりました。
そんな、自分の成長にも気づかせてくれた作品でした。
次は孫とこの作品を観たいなと思いました。
子供向けにしては深い
私のポケモンとの接点はポケモンGOからで、それまではピカチュウくらいしか知りませんでしたので、当然1998年公開のオリジナルも観ていません。
ある意味新鮮な気持ちで鑑賞しましたが、人間は神ではないので、決して越えてはならない一線があること。命の尊さについて改めて考えさせられる、深い作品だったと思います。
泣いた
小学生の頃にオリジナルを観た記憶があって、
めちゃ気に入って小林幸子の『風といっしょに』のCDまで買ったのに、
オリジナルとコピーが戦うみたいな記憶しか無く、もう一回ちゃんと観ようと思って観にいきました
結果、あーこんなだったなーっていうのも思い出すことなく、初めて観る映画かのような気持ちで観ました
ストーリー性も良く、
子どもだけじゃなく、大人にまで訴えかけるものがあって、思わず泣きました
ミュウとミュウツーの攻撃を止めるために
『やめろーーー!!!』って言いながらお互いの攻撃の中に入ってモロダメージ受けて、
黒く焼け焦げて動かないサトシをピカチュウが必死に呼びかけるところとか
号泣した
何にせよ良い映画でした
余計な改変を加えず程よいアレンジであった
近年リメイクというと余計な展開を入れていたり、過激過ぎる描写を規制してたりが多いが、本作は近年珍しく「原作にほぼ忠実にリメイク」している作品で自分は好感が持てた。本当に原作通りのストーリー展開なので、原作を見ていた人から見たらつまらなく感じる人もいるかもしれないが、自分はやはり原作そのままのアレンジが好きだ。
特に当時のキャストをそのまま起用したのが好評価。レイモンドや小林幸子をまた呼んでくれて嬉しかった
いくつか入っているアレンジもストーリーに影響を与えない範囲でとても良かった。
・フシギバナ戦で「リーフストーム」など最近のポケモンの技を使う
・海を渡る時のロケット団達の変装と船が違い、原作よりロケット団がハイテンション
・辿り着いた3人のトレーナーのうちの1人、女の子のトレーナーをタケシが口説くシーンがあった
ただ、以下の点で少し不満があった。それを加味して★3.5
・原作がアニメなので、3Dになって歯の描写があるのが妙に生々しくて気になってしまった。いわゆる不気味の谷現象
・全体的に動きがもっさり、というか、丁寧に描き過ぎて作品のテンポが少し悪くなっていた。これは本作に限らず、近年の旧作リメイクでよく見る現象
・風といっしょには申し訳ないが原曲の方が良かった。原曲は渋くて感動的な曲調だったのに、それが少し爽やかになってしまって余韻の感動が半減。
大人になってミュウツーの逆襲を観た。
久々にこんなにおもしろくない映画を観た。まったく、共感できなかった。人々は肉はなにをたべるのか。ケンタロスだろうか?ケンタロスは大人しかいないのか。 ギャラドスはなにを食べるのか。コイキングか?魚はコイキングだけか? こんなこんなつまらないことを考えてしまい、話がまったく、入ってこない。 子供のときは、あんなに面白く感じた「ミュウツーの逆襲」が糞映画に変わってしまった。
小2の息子と鑑賞。意外と難しいのかな
ポケカ好きの小2の息子と鑑賞。入場特典をもらった時点で半分くらい満足していました。
そして鑑賞後には、「楽しかった」と言っていました。表情からして、まずまず楽しめた様です。
ここからは、私の感想を。
今までは考えなかったのですがこの映画を観たら、ポケモンって生き物を娯楽に使ってるんだなと思っちゃいました。
勿論、ポケモンの作品自体は、絆がしっかり描かれているので良い作品だと思います。
だけど、この映画に限って言えば、「愛玩動物は幸せなのか?」という答の出しにくい疑問を投げ掛けられてる気がして。
その視点で観てみると、人間のエゴの部分と絆が美化された部分のバランスが良く感じられました。
また結末も、一方は人間と共に、一方は自分達だけの楽園にと、疑問をより難しくしていた気がします。
この映画が終わった時に、「ポケモン達は幸せなの?」ともし聞かれたら、大人の皆さんは自信を持って答えられますか?
ニュースタンダード
1998年公開の湯山邦彦監督作品「ミュウツーの逆襲」のリメイク版。
全編フルCGで作り直されているが、ストーリーリーラインはほとんど変更なし。
(ミュウツーが嵐を呼び起こす際にタクトを振るような手の動きをする場面、また、ミュウが風車で遊ぶ場面など、カットとしては微妙な変更点がある)
意外だったのは、今作のフルCG版より、アニメ版の方が背景や世界の広がりをより感じることができるという点だ。
これは、フルCG版の背景が丁寧すぎるという点にも関わってくるのかもしれない。
1998年公開の前作では(と言うよりあの頃のアニメは)背景が雑な場合が多々ある。
ただ色を塗ってるだけであったり、なんとなくボケてたり、縮尺がおかしかったり。
ところが、これがかえって、カメラで言うところの背景ぼかし(写真で言えばポートレート)的な要素を生んでいて、画面内に描ききらないことで画面外への広がりを感じさせる。
今作は背景にもピントが合っている場合も多く(最初の森のシーンなんかは良かった)、良くも悪くも、収まりのいい画面となっていた。
結果から言えば
「ミュウツーの逆襲」という物語を見るならアニメ版を見た方が良い。
しかし、今の子供達のスタンダードは、もうCGアニメだったりする。
過去の我々がそうだったように、古い映像というのはある程度大人になってから受け入れられるような気がする。(ドラえもんの第1話やサザエさんの第1話などは、子供の頃に見ても多分なにこれ状態だったと思う)
そういう意味で、今の子供達にミュウツーの逆襲を届けられたという功績は大きいだろう。
個人的に、だが、ピジョットのフォルムの丸さが非常に気になった。あんまりかっこよくないというか、、、猫用おもちゃ感満載で、画面に映るたびに違和感があり映画から心が離れた。
※レビューでたまに目にする「アイ・ツー」の物語は、確かコンプリート版で追加されたもので、当時もオリジナル版では組み込まれていなかったと思う。
もちろん、私もそこの内容ありきで今回の映画が作られたとばかり思っていたが、もしかしたら今後作られるのかもしれない。期待しよう。
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