決算!忠臣蔵のレビュー・感想・評価
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もうちょっと振り切って欲しかった!!
若い人はほとんど知らないだろうけど 60代以上の人なら大抵知ってる忠臣蔵を お金から観た視点で再構築された今作。 「武士の家計簿」とか「殿、利息でござる」など お金というものを通して時代劇を描くことで リアルにその時代の人々の 悲喜こもごもが伝わってくるので 私は結構好きな分野の映画です。 吉本タレントも多数出ているので 忠臣蔵を知らなくても気楽に観られます。 で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては コメディー色を出すところがちょっとズレてる気がする。 ちょっと今回の大石蔵之助がボンクラ過ぎね? 重大事の討ち入りを決心する要因が まるで〇〇倶楽部の「聞いてないよ!」的な話になっていて ここまで気がつかないのはボンクラ過ぎて逆に笑えない〜 それと予告篇にあったお金が掛かる表現の時に 肝心のあの人がいないのは、 折角の笑いどころが半減してる気がするな〜 同じ中村義洋監督の「殿、利息でござる」は 泣かせどころもあってなかなか良い出来だったので 私的には今回は滑った感が強い。 この映画のキモである、 お金を使う側とお金を工面する側のお金に対する意識の差。 前面に出る武士の見栄やカッコ付けの無駄使いではなく、 ここぞというところで正しく使って欲しいと思っている いわゆる経理を担当する裏方の侍たち。 お互いのお金に使い方に対する意識差は 良く伝わったかな〜と思います。 「松の廊下の刃傷事件」の原因については 殿様が生真面目過ぎて賄賂を渡す事を嫌ったから。 賄賂も一つのお金の使い方として有りと言う時代、 賄賂は良く無いけど、そこでお金を使わずに 全藩士を路頭に迷わすこととは どっちが正しいお金の使い方なのか? 難しいところよね〜 @お勧めの鑑賞方法は? 今後の時代劇のためには映画館で見て欲しいけど〜〜
全体を通して、クスクス系の軽い笑い。 全てがお金に換算されて、現実...
全体を通して、クスクス系の軽い笑い。 全てがお金に換算されて、現実的。 大まかには、忠臣蔵のストーリーになっている。 まあ、これからの年末に向けての娯楽映画としては良いかもしれない。
新しい切り口
瑤泉院に送った「預置候金銀請払帳」から 忠臣蔵を紐解く作品。 主君への忠義とお金との間に揺れ動く 内蔵助の気持ちは案外、この作品のほうがリアルなのかも…。 赤穂の話でありながら、関西弁で作られた作品って 今までなかったのでは…。
斬新!忠臣蔵
あの忠臣蔵を、大胆にもお金の遣り繰りにクローズアップして描く斬新な切り口の痛快時代劇コメディ。なるほど、考えたことありませんでしたが討ち入りするにもお金はかかるから予算って必要ですもんね。 この映画、見事に共感できます。どこの会社にもある使う側(営業部)と管理する側(経理部)との攻めぎあいや会社役員や上層部の無駄遣い、資金繰りに困ったらリストラなど、見事に現代の会社経営にもリンクしているから観ながらニヤニヤしてしまいました。 面白かったです!
これやから番方はあかん。銭の使い方が分かっとらん。
浄瑠璃仮名手本忠臣蔵から古今東西、赤穂浪士事件にまつわる戯作は数あれど、これは異色。すでに数年前から世間では忠臣蔵物に飽きて、年末ドラマでもとんと見かけなくなった。たまにでてきた義士ものがこれ。まあ、監督の名前とキャスティングをみれば当然の内容。個人的には満足。なにせ、赤穂浪士たちに対する手放しの賞賛には眉をひそめる人間なので。浪士たちはけして潔癖でもなく、純粋な忠義のものばかりでもなく、そして事件のために振り回された人も多く、いろんな人がいたわけで。けっこう人間臭い演出が気に入りました。話の流れは忠実に、キャラはデフォルメし、いままで皆が見逃してた部分(特に金)をクローズアップ。内蔵助は女好きで妾を数人囲ってるとか、容姿よきと伝わる安兵衛を荒川良々が演じたり、監督の遊び心がふんだん。火消しの浅野と世に名だたるその姿もあり。お取り潰しに憤り籠城を騒ぐが、金の額を聞いて心が揺れる人の性。見事だと思う。 なお、お金にまつわる筋立てのこの映画、劇中、基本的に1文=30円で計算してました。個人的感覚は1文=20円、1両=8~10万円なので、現在の金額に直した際の額はやはりやや高いなあと感じます。 例) 1文=30円 1両=12万円 そば16文=480円 江戸⇔赤穂往復旅費 87万円/ひとり 大石内蔵助年俸1500石=6900万円/年 矢頭20石+アルファ=185万円/年
ちゃんとした忠臣蔵とセットでこれは観るべき
一応忠臣蔵だが1番の見せ場ともいえる松の廊下の件がほんのちょこっと しかもこの映画は吉良上野介が登場しない 浅野がとことん虐められるところをしっかり描かなけば本当の忠臣蔵とはいえない 討ち入りのシーンも前振りだけでメインディッシュはほとんど描かれていない そのくせ敵を欺くため大石内蔵助が遊ぶシーンはしっかり描いている コメディーとはいえ忠臣蔵ファンとしては物足りない オードブルの忠臣蔵だ 着眼点を変えればまだまだ掘れば出てくる忠臣蔵なのだがこれ正統派ではなく邪道だ 忠臣蔵が関西弁ではカッコ悪い たしかに赤穂藩は関西弁だろう だがそこをリアルにしては台無しだ 吉本芸人がたくさん出てくる 吉本以外に上島竜兵も出てくる でも笑い一つ無し コメディーなのに普通に役者している 大石内蔵助が堤真一なのはいい だが浅野内匠頭がなんで阿部サダヲなの? あのテンションが高いだけの雑な演技をする俳優がなぜ演じているの? 高田馬場の決闘でも有名な堀部安兵衛がなんで荒川良々なの? あんな間抜けづらが剣豪なわけないでしょ ギャグ漫画日和じゃあるまいし歴史上の人物をコケにするのもいい加減にしてほしい 堀部安兵衛に荒川良々は明らかに悪意を感じる お戯れが過ぎますぞ 自分のなかで浅野内匠頭といえば大川橋蔵 堀部安兵衛といえば大友柳太朗 吉良上野介といえば月形龍之介 それなのにそれなのにコメディーとはいえ日本人の魂を具現化した忠臣蔵を冒涜するとは不届き千万! でも作品としては面白かった それは間違いない 頭にはきたけどコメディーとしてはよくできてるしためにもなった 頭にきたからと言って星1つとか2つとかはありえない 1800円なら微妙だが1100円ならいいんじゃないか 娯楽作品としては佳作 劇場でお金を出してもう一度観たいかといえば絶対に観たくないが あと時代劇にピー音いらない
時代劇
時代劇は見ないし忠臣蔵は知らないが観賞。話についていくのが少々大変でした 有名な人がたくさん出演していたし、音楽も合っていた。クライマックスは面白かった 中盤が同じようなことをしていて間延びしていた気がするので、もっとテンポよく作って欲しかった もっとカッコいいシーンも観たかった
「忠臣蔵」の裏事情
いや~なかなか面白かった。 「忠臣蔵」の話だが、仇討ち(討ち入り)するまでの予算の話。限られた予算の中で仇討を果たそうとする赤穂浪士たちの苦労を描いた時代劇コメディ。なぜ討ち入りまでに時間がかかったのか?なぜ12月だったのか?という裏事情が良くわかる。 忠臣蔵といえば、12月14日に筆頭家老大石内蔵助を中心に赤穂浪士達が、藩主・浅野内匠頭の仇討ちのため、吉良上野介邸に討ち入り、見事に吉良を打ち取る!あっぱれ!という12月の人気風物詩だったが、この映画はそうではなかった。討ち入りシーンまでのお金の話で、浅野内匠頭の刃傷事件と赤穂浪士の討ち入りシーンはほぼ無し。 吉本興業が制作に参画し、お笑い芸人達が多数出演していて、討ち入りまでの裏事情を面白おかしく演出されている。 涙と笑いの予算達成エンターテイメント、こんな年末の楽しみ(忠臣蔵)もありだと思った。
久々に映画で涙が出るほど笑った
忠臣蔵の肝である、殿中でござるの部分と討ち入りの部分を削ぎ、お城引き渡し辺りから準備までを現代の感覚に合わせ描かれているところにセンスを感じた。 ホロリとさせられる部分もあったが八割笑っていた。 頭を空っぽにできる。 俳優陣が豪華すぎて、端役であろう人物が妻夫木だったり西川清だったりして驚く
切り口は面白いが…
吉本が関わっているのでお笑い芸人が多数出演しているので、全体的に軽くコメディではあるが、兎に角、登場人物が多いので忙しない感じ。 お家断絶時の財産整理から余剰金計算などは面白い切り口だが、最後に残金0になるように調整した感じは否めない。 赤穂から江戸に上京する際の旅費などをもう少し詳しく描写しても良かったのでは無いかと思う。
時代劇の中でのある意味のリアル
物語りにおいての人の生活に欠かせないお金 今作はソレをコミカルに表していて当時、人がどれくらいで生活をしていたのかと言うのかを考えました。 江戸に立ちで終わる話も一人、いくらかかるのかと、そして現代がどれほどありがたいのか改めて思います。
ちょっと違った忠臣蔵
勇ましい忠臣蔵を違った視点で見ることができました。岡村隆史を筆頭に普段の時代劇とは違う役者さんが多くいたので驚きました。 西川きよし師匠が短い時間でしたが出演していたのが嬉しいかった。
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